アメリカとカナダってこんなに違う!実際住んでみて感じた10の違い

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アメリカとカナダって、お隣同士、似ている国だと思いませんか?

私自身、カナダ移住前に、両国共に旅行で訪れたこともありますが、なんとなく違いを感じるものの、やはり「似ている国」という印象は残ったままでした。

でも、実際に住んでみると、やっぱり違う!全然違う!!

今回の記事ではアメリカとカナダで、こんなに違っている!と感じたことを個人の意見だけでなく、実際の統計なども元にしながら、ご紹介したいと思います。

これで、あなたもアメリカ人とカナダ人の違いに気付くかも?!

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肥満の割合

アメリカ 肥満度ランキング世界3位
平均体重81.93kg
カナダ 肥満度ランキング世界52位
平均体重69.77kg

下記の記事でも紹介しましたが、アメリカ人の平均体重は81.93kg、世界肥満度ランキングで第3位の肥満国です。

それに対してカナダは平均体重69.77kg、肥満度ランキングも52位と低く、肥満国とは言えません。

世界の肥満度ランキング発表!日本は痩せすぎ?カナダは本当に肥満国?
痩せすぎが問題になる日本ですが、世界的に見るとどうなのか?カナダはアメリカと同じく、やはり肥満国なのか?世界各国の肥満度ランキングを元に、気になるデータを見てみます。

謝るか、言い訳するか

アメリカ ぶつかっても、「Excuse me
カナダ ぶつかったら、「I’m sorry

アメリカでは、人の前を横切るときはもちろん、人にぶつかったとしても「Excuse me」です。言われないことすら多いくらい。アメリカに行くと、ここが異文化であることを強く感じます。

私自身、7年ほどアメリカ系の外資企業で働いていたのですが、アメリカ人上司によく注意されたことが、「謝るな!」ということ。

日本人の感覚で、自分が悪くないのに謝っていると、誤解されるからだそうです。「自分は正しい」ことを必ず主張するように言われましたし、自分に非があったとしても、謝るよりも、相手の理解を得られるよう正当な説明をするべきだそうで。。「認めたら負け」という感じですね。

一方、カナダでは、ぶつかった時、自分が悪くなくても、即座に謝ってくれる文化です。道を通せんぼしてしまった時も、「I’m sorry」と謝ってくれる人が多いです。カナダに住んでみると、カナダ人がよく謝ることにとても驚きました。まるで日本と同じ感覚!

スーパーなどで陳列棚を見ている時に、前を横切るときに「Sorry」と謝ってくれる人も多いです。

まるで日本人!謝罪文化の根付くカナダは、こんな場面でもSorryを言う?!
「日本人は謝りすぎ」なんて言われますが、カナダも負けてない!日本人もビックリのカナダのSorry文化とは?なぜそんなに謝るの?

レジ店員の接客態度

アメリカ 物の扱いが荒く、時に投げるように扱う・・
カナダ わりと丁寧に袋に入れてくれる

アメリカもカナダも、レジの人はとてもフレンドリー。気さくに話しかけてくれます。でも、そこにはやっぱり大きな違いが。

アメリカでは、買い物をするとレジ係の人の物の扱いが荒くて驚きます。特にスーパーなんかでは。バーコードを読み取った後、あまりに放り投げるように物を置くので、『え、怒ってるの?』と思いきや、フレンドリーに話してくれたりもするので、これが普通の扱いなのでしょうね。。。

支払いを済ませたらお客の所有物になるわけなのに、そんなドサッと置いたりしないでーーと顔がこわばります。特に野菜とかフルーツとか、丁寧に扱って欲しいものです。洋服も適当に袋に突っ込むし。

一方、カナダでは、基本的にレジの人は、物の扱いは丁寧だと思います。カナダに住んで約2年ですが、今のところ、ドサッと乱暴に物を置かれた経験はありません。洋服も、ただ袋に突っ込むのではなく、一応は、畳もうと努力してくれます。(でも、そんなに丁寧じゃないw)

英語のスペルと発音

アメリカ 言葉と言葉がつながった、流れるような英語
カナダ イギリスとアメリカの中間英語

綴りに関してはイギリス寄り、発音はアメリカ寄りと言われるカナダの英語。

個人的には、アメリカ英語は言葉と言葉をつなげて話すので聞き取りが難しく感じるのですが、カナダ英語のほうは、イギリス英語ほどではないものの、一つ一つの単語をはっきりと発音していて、聞きやすいように思います。

下記で紹介されていますが、オンタリオ州の英語は、北米アナウンサーが使う標準語なのだそう。

多くの移民を受け入れる他民族国家ならでは、誰にでもわかり易い癖のないニュートラルな英語が使われています。トロントのあるオンタリオ州の英語は、北米のアナウンサーの標準語にもなっているきれいな英語です。 外国人のつたない英語に対しても寛容です。

イギリス英語とアメリカ英語が混ざっており、center(米)をcentre(英), color(米)をcolour(英)とイギリス式に綴ります。逆に、tyer(英)をtire(米)とアメリカ式に綴るものもあります。

カナダ独特の表現もあり、eh?(*注1)が有名です。カナダはニューファンドランド州以外ほとんど訛りはありません。

出典:http://www.u23.net/canada/accent.html

また、下記のビデオでは、アメリカ人とカナダ人が、いくつかの単語を発音して、違いを紹介してくれています。これを見ると、同じ単語でも発音が違うのがよく分かりますね。

銃事件の死亡数

アメリカ 銃事件の死亡者数:100万中、31.2人
カナダ 銃事件の死亡者数:100万中、5.6人

州によって規制が異なるものの、銃規制はほとんどなく、多くの州で18歳以上であれば身分証明書さえ見せれば銃の購入が出来てしまうアメリカ

一方、カナダでは、銃は厳しく規制されており、銃の購入には許可証が必要です。日常生活においては、日本と同じく、銃を意識するようなこともありません。

実際、銃事件による死亡者数もアメリカとカナダでは大きく異なります。

【国別 銃による殺人事件・死亡事故が起こる確率】

エルサルバドル:「心臓発作」による死亡と同じ確率(100万人中446.3人

メキシコ:「すい臓ガン」による死亡と同じ確率(100万人中121.7人)

アメリカ:「乗用車事故」による死亡と同じ確率(100万人中31.2人)

イスラエル:「建物火災」による死亡と同じ確率(100万人中7.5人)

カナダ:「アルコール中毒死」と同じ確率(100万人中5.6人)

中略

日本:「落雷」による死亡と同じ確率(100万人中0.1人)

出典:rocketnews24.com

そもそもアメリカ・カナダの比較以前に、1位のエルサルバドルの446.3人という桁違いの多さに驚きますが、、、アメリカの銃による死亡は、100万人中31.2人であるのに対し、カナダでは5.6人と、約6倍の違いがあります。

この結果からもカナダの治安の良さが伺えますね。

それでも、日本の100万人中0.1人に比べると、カナダもずいぶん銃事件の数が多いと感じます。厳しい銃規制を弾いているにも関わらず、日本より銃犯罪が多い理由は、アメリカから銃が密輸入されてしまうためと言われています。

確かに、アメリカとカナダの国境を車で何度か通ったことがありますが、いずれも荷物検査は一切もなく、簡単に入国出来ました。銃を違法に持ち込むことも、さほど難しくないのかもしれません。

関連記事新年6日間だけで銃事件の死亡・負傷者数が650人?!銃社会アメリカが凄すぎる・・

車のボロボロさ

アメリカ 超ボロボロの車が走っている
カナダ 割りと手入れされている

アメリカ、カナダ両国ともに、日本のような車検制度はありません。そのため、メンテナンスは自己責任となります。

ただし、走っている車を見ると、アメリカのほうがボロボロな車が多いと感じます。

実際、アメリカとカナダでは、車に期待する走行年数が異なるようで、アメリカ人は一つの車に15.36年は乗り続けたいと思う一方、カナダ人は12.88年もてば良いのだそうです。アメリカとカナダでは、平均で3年もの開きがあれば、ボロボロ具合も異なるわけですね。

それにしても、15年以上も車に乗り続ける感覚・・・、日本ではまず考えられないですよね。

The average expected life of a vehicle in the United States is 15.36, versus 12.88 years in Canada. Our weather plays a part, but so does psychology – many Americans are happy to drive a beater into the ground.

出典:www.theglobeandmail.com

カナダ人のほうが状態の良い車に乗っているのには、冬の厳しい寒さが影響しているのかもしれません。マイナス20度を超えるような寒さの時に、人気のないところで車が壊れたりしたら、カーサービスを待っている間に凍死しかねません。。。

そうならないためにも、日ごろから車のメンテナンスはしっかりとしているのかな、とも思います。

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冬のカナダでは、こんな車をよく見かける

とは言え、カナダでも冬になると、路面に凍結防止剤が撒かれるため、まるで車全体で泥をかぶったかのように、見た目が本当ーーーに汚い車も走っていますが。

靴を脱ぐ習慣

アメリ 靴は脱がない。床は汚れるものだし、掃除すればよい!
カナダ 汚れるのは嫌なので、靴は脱ぐ。

アメリカでは多くの人が靴を脱ぎません。人の家に入るときなども、脱がないそう。

それに対して、カナダではほとんどの人が玄関で靴を脱ぎます。カナダの家には、玄関の段差がなく、靴を脱く明確な境界がないことが多いのですが、多くの人が入口周辺にシューラックを設置して、靴を脱いでいます。私の周りのカナダ人に聞いても、自宅はもちろん、他人の家に入る時なども、礼儀として靴を脱ぐ、と皆口をそろえて言います。

アメリカとカナダの靴の文化について、Yahoo Answerに面白い質問が載っていました。カナダ人がアメリカ人に向けて質問した内容なのですが、簡単に訳してみると――

アメリカ人たちよ、家の中でも靴を履くのかい?

僕はカナダ人だけど、僕たちは家の中では必ず靴を脱ぐよ。たとえ、初めて会った人の家でも、家を汚さないよう、礼儀として靴を脱ぐのは当然!
でも、この前、親戚の住むフロリダに遊びに行ったとき、誰も靴を脱がず、外を歩いたままの靴で家の中を歩き回るから、本当にびっくりした!
自分で自分の床を汚すなんて、僕にはまったく理解できない。特にカーペットなんて最悪。靴を脱ぐか脱がないか、君たちアメリカ人の意見を聞かせてくれ。

出典:https://ca.answers.yahoo.com/question(訳ハピバナ)

これに対する、アメリカ人たちの回答はとても面白かったです。

床は汚れて当然!汚れたら掃除すればいい。

掃除機とモップがあるから、汚れるなんてことは大したことじゃない。あまりに靴が汚れているときは、玄関マットで汚れを落とせばいい。それが玄関マットの役割さ。

人前で靴を脱ぐのをためらう人もいる。足が臭うから

床が汚れることを気にしていない回答が多くてびっくりでした。異文化ですね・・・。足が臭うから、他人の前では靴を脱がないというのも、なるほどです(笑)これもある意味、アメリカ人にとっては、エチケットなのかもしれませんね。

また、カナダの多くの人が靴を脱ぐ理由には、車同様、冬の寒さも影響しているのではないかと思います。

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こんな雪まみれの靴で、家に入られたら困る

冬なんて、皆、ごっついスノーシューズを履いて出かけます。スノーシューズで暖かい家の中に入るなんて居心地が悪いですし、そもそも靴は雪だらけなので、こんな靴で家の中を歩いたら、床が濡れてしょうがないです。。。

紙幣の状態

アメリカ 古くて、しわくちゃ
カナダ 新しくて、プラスチック製で綺麗

アメリカの紙幣って、やけにしわくちゃですよね。

しわくしゃ紙幣は長年流通してきた実績とみられ、偽札の心配がないため、新札よりも好まれるのだそうです。また、ポケットにそのままお金を入れる習慣がないため、お札がくしゃくしゃになりがちだとも言われています。

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新札のような紙幣もたくさん

一方、カナダのお札はプラスチック製のポリマー紙幣です。そのため、しわがあまり入りません。また、このポリマー紙幣は2011年より順次導入されたばかりなので、まだまだ新札のように綺麗な紙幣が多くなっています。

また、カナダのお札は、5ドル札が青、10ドル札は紫、20ドル札は緑、50ドル札は赤、100ドル札は茶色と、カラフルで、金額が分かりやすいのも特徴です。

国民性の違い

アメリカ 純粋で無邪気、勝敗には厳しく、性格も激しい
カナダ 温和でおっとり、大雑把で時間やお金にルーズ

世界各国の人々の性格と心理の違いというページで紹介されている国民性の内容がとても面白かったのでご紹介させていただきます。

まずはアメリカ人の気質から。

アメリカ人は、
歴史からしましても、
侵略の文化であり、
インディアン達の住む
アメリカ大陸を侵略してきた
過去があるくらいですから、
非常に勝敗にこだわり、
性格も激しいです。

テンションも高くて、
パーティー好きで、
スーパーヒーローに憧れ、
感情をストレートに表現して、
身振り手振りを使って、
大げさな感情表現をします。

また、アメリカ人は、
基本的に子供のような
無邪気な性格
持っていますし、
正義感も強いです。

一方、カナダ人の気質はと言うと。

カナダ人は、大自然に囲まれて
生活しておりますので、
温和で人懐っこくく、
優しくて、おっとりしていて、
繊細な感性を持っています。

外見も質素で素朴であり、
流行には流されないけれども、
自分独自のシンプルな生き方を
持っています。

ただし、大自然の影響からか、
時間に対しては、非常にルーズです。
でも、ほとんど犯罪も起きず、
治安もとても良い国です。

中略

あまりに大雑把なため、
細かいところには
目が届きません。

中略

細かいことで悩んだり、
ケチなことは一切言いません
ただし、そのせいなのか、
貯蓄する感覚はなく、
お金が入れば、
すぐに使ってしまいます。

個人の性格次第で、まったく異なるものですので、決して一概には言えないですが、大体の国民性として考えると、当たっているのではないかと思います。

ちなみにこのサイトで紹介されている日本人の特徴は

礼儀正しく、挨拶を欠かさず、集団行動と秩序にこだわる。綺麗好き、時間や約束を守り、仕事も非常に丁寧。自己主張や自己表現が下手。貯蓄精神が旺盛

だそうですよ。うん、納得(笑)

自己主張の強さと、他者への寛容さ

アメリカ 押しが強く、自己主張が強め
カナダ 自己主張が穏やかで、他者に寛容

これも国民性の一つでもありますが、長くなるので別項目にしました。

アメリカもカナダも、意見をきちんと述べながらも、相手を傷つけないような表現を好んで使う文化があると思います。大したことでなくても大げさに褒めてくれたり、「Please do it」というよりも「I was wondering if you could do it」のように、自分を主語にした婉曲表現を使ったり。

それでもやはり、アメリカの国民性のほうが自己主張が強いように思います。謝罪するよりも、自分の正当性を主張する文化だからこそ、カナダよりも自己主張が強いと感じてしまうのかもしれません。

「英語系カナダ人のコミュニケーションスタイルとその文化的要因 」という明治大学教授の論文でも、下記のように「カナダ人のほうが自己主張が穏当であり、他者に寛容だ」と書かれています。

筆者の知人のカナダ人男性が,日本の大学の教員であるアメリカ人女性に,「日本人はアメリカ人よりカナダ人のほうが好きだそうだよ。なぜならカナダ人はアメリカ人ほど押しが強くない(pushyではない)からさ」とからかったところ,そのアメリカ人女性は「私たちアメリカ人は押しが強いことに誇りを持っているのよ(We are proud of being pushy.)」と答えたというのである。この「押しの強さ」は自己主張の強い形である。

~中略~

カナダ人はアメリカ 人よりも自己主張の度合いが穏当であり,また他者に対してより寛容な傾向を示す

出典:英語系カナダ人のコミュニケーションスタイルとその文化的要因

周りのカナダ人たちを見ても、オブラートに包んだ表現で話す人が多いと思いますし、反対意見を述べる時も、真っ向からは決して否定せず、婉曲表現を選んで自分の意見を述べています。

以前、カナダの新移民向けの講習を受けた時に、講師から言われたことがあります。

カナダは移民国家。人それぞれ文化や興味、好みが違って当たり前だから、相手を否定するようなことは言うべきではない。

他者を否定せず、多様性として受け入れることが大事だと教わりました。

例えば、ポットラックパーティで、ある国の出身の人が自国の食べ物を作ってきてくれたとします。それが自分の口には合わなかったとしても、「I don’t like it so much」などとは決して言わず、「It’s interesting」などと言うべきだそうです。

ESLの先生からも、似たようなことを教わりましたし、その表現は強すぎるからやめたほうが良いという指摘もよく受けました。カナダに来てみると、自分が抱いていた「ストレートに物申す英語社会」のイメージとは意外なまでに違っていて、驚きました。

アメリカは建前ではなく本音でぶつかり合い、カナダはお世辞が多い建前社会だとも言えると思います。どちらが良いと思うかは、人それぞれ好みが分かれるところですよね。

まとめ

以上、私が実際に住んでみて感じたアメリカとカナダの違いをご紹介しました。

お隣の国でありながら、似ているようで、いろいろ違ったところがありますよね。カナダには謝罪の文化があったり、靴を脱ぐ習慣があったり、日本に似ている面が多いので、日本人にはより馴染みやすい国なのではないかと思います。

ただ、今回の内容には個人的に感じた意見も多く含まれているので、違った印象を抱いている方もいるかもしれません。あくまで一個人の意見として、受け止めていただけたらと思います。