カナダでは日本語の学習教材なんて買えないだろうし、と、日本を離れる前に息子の日本語学習をどうするか、いろいろ悩みました。結局、今は、「こどもちゃれんじ」と「七田式プリント」を使用しているのですが、そこまでに至った経緯や、日本語学習への取り組み方法をご紹介したいと思います。
この記事の目次
海外から通信教育を受講してみる?
日本にいる時はしまじろうが大好きだったこともあり、ベネッセのこどもちゃれんじをやっていました。でも、海外から受講しようと思うと、送料がすごく高いんですよね・・。息子が受講していたコースは毎月2000円位の受講費ですしたが、海外からだと毎月4600円!その差、2倍以上です。海外と言っても、その居住エリアによって送料に違いがあるのですが、アジア圏だとまだ送料は低め。やっぱり日本から離れるほど送料も高くなっています。
他にもZ会の通信教育も内容が工夫されていて、とても良かったのですが、やっぱり海外受講となると送料が高い。そのため、あらかじめ教材を数年分買い込んで、カナダに持って行くことにしました。
こどもちゃれんじと進研ゼミをオークションでゲット
ヤフオクなどには、こどもちゃれんじや、進研ゼミの毎月の教材を一年分をまとめ売りしている方も多いです。中にはほとんど未使用の状態だったりも。
数年に一回ほど、教材の内容が変更されているようですが、多少古くたって同じ年齢の子どもを対象に作られた教材です。最新版じゃなくても別にいいかなと思いました。
渡航2か月前くらいから、ヤフオクをチェックして、こどもちゃれんじ&小学生になってからの進研ゼミの教材を数年分を落札しました。正規受講よりもずいぶん安く買えてラッキー!
ワークやドリルは?市販のワークブックか、添削無し通信販売の教材か
でも、「こどもちゃれんじ」や「進研ゼミ」教材だけじゃなく、毎日取り組めるようなワークやドリルも欲しい・・。そこでまた悩んだのが教材選びです。
最初は本屋さんなどで売られている学研などの教科ごとのワークブック、↓こんなやつを買おうかと思いました。
でも、1つの教科にこの1冊だけ。しかも、一冊30ページ程度と、あっという間にやり終わってしまいます。。カナダに行ってからじゃ、学習状況に応じて買い足していけるわけでもないので、毎日の学習にこれを使うのは無理があると判断して、却下しました。
各社のプリント教材比較。一番良かったのは七田式
次に調べたのが、通信教育でも一年分をまとめて発送してくれる「がんばる舎」のプリント教材、「すくすくどんどん」、「七田式プリント」あたり。年間分をまとめて入手することができるし、添削サービスが無い分、毎月の送料もかからない。低学年までの勉強なら、親でも添削できると思うので、添削サービスが無くてもいいかなと思いました。
いろいろ比較したのですが、結局、一番内容が充実していて、コストパフォーマンスもいいなと思ったのが七田式プリントでした。全ページカラー印刷なのも惹かれたポイントです。小さなうちは、目で見て楽しい方がやる気も出そうかなと思ったので。
七田式教育には賛否両論もありますが、この教材であればフラッシュカードを使うような学習ではないです。プリントだけ使用する分には、使い勝手もいいし、内容も繰り返し学習が出来るようになっていたり、右脳左脳の両方が鍛えられるようになっていたりと、さすが七田です。
小学生用プリントは科目ごとに分かれています。幼児期用のプリントは、もじ・かず・ちえの3科目がセットになっていて、それぞれの科目を1日1枚、合計3枚を学習していくようになっています。「かず」の勉強って、カナダ現地の教材で事足りるかも、と、ちょっと引っかかりもしたのですが、、、算数の問題文を日本語で読むのも、国語力の一つかなと思い、良しとしました。
プリントの量はいずれも10か月分。そしてお値段が13000円~16000円です。10か月分と思えば、通信教育に比べると断然安いです。
七田式プリントを安く手に入れるには?
でも、幼児期用の七田プリントを買うには、「夢そだて友の会」の会員にならないといけないのです。会員になるのももちろん有料で、年会費4000円。教材とセットで買えば3000円に割引されるものの、やっぱり高い・・。
なので、またヤフオクのお世話になりました。
七田の教材は人気なだけあって、ヤフオクで1万円前後でたくさん出品されてます。どうやら、皆さん、自分の家庭で使用する分のプリントをコピーしておき、ヤフオクで再販しているみたい。そのため、中古品と言えど、完全に未記入!!全く問題なく使えます。
七田式プリントB、C、そして、小学生になってからの日本語の学習用に、小学生用プリントの国語を落札しました。よし、これで数年間は大丈夫~♪
習慣化とやる気UP作戦で毎日コツコツお勉強
教材が揃えば、あとは毎日コツコツがんばるのみ!
でも、、、特に小さな子どもの勉強って、親がちゃんと勉強の時間を作って、付き添ってあげたりしないといけないから、親のやる気次第だったりもします。しかもドーンと一気に揃った教材を目の前にして、ちゃんとこなしていけるかどうか・・。
私にはこれがすごく心配だったんですが、今のところ、意外になんとかなっています。プリントをやる時間を決めて、毎日の習慣にしてしまえば、案外大丈夫でした。
我が家の場合、朝食後の30分を勉強時間にしていて、七田のプリントと、息子の好きな迷路やこどもちゃれんじのワークなどをやるようにしています。そしてちゃんと勉強が出来た日はカレンダーにスタンプ!毎日のがんばりがちゃんと目に見えるから、息子も私も励みになります。
もちろん、やる気のない日もあるけど、そんなとき、レゴマスタービルダーを夢見る息子にかける言葉は「レゴの天才は頭も良い!」。この魔法の言葉で、割と頑張ってます。レゴ様様ですね。
だって、本当にレゴの天才たちって秀才揃い!日本で唯一のレゴ認定プロビルダーの三井さんも、灘中・灘高・東京大学・東京大学大学院と、輝かしい学歴の持ち主です。やっぱり、飛び抜けて頭が良いからこそ、あんなすばらしい作品作りが出来るのでしょうね。
勉強習慣を身に付けてほしい
習慣化すること、カレンダーの「良く出来ました」スタンプ、そしてレゴの天才を目指す息子ならでは励ましの言葉で、今のところは本人も楽しみながら勉強出来ていると思いますが、小学生になって宿題も増えてきたら、どうなることやら?!特に息子の場合は英語の問題もあるし、きっと最初の頃は大変なんだろうな・・
でも、短い時間であっても、毎日ちゃんと机で勉強する習慣が付いていれば、なんとか乗り切っていってくれると思うので、これからも継続して習慣化していければと思います。そう、これは自分への戒め、言い聞かせでもあるのです!
2019年4月追記:当初、継続できるか不安もありましたが、この記事から5年たった今も、七田式プリントは愛用しています。
当時4歳だった息子は今はもう小学4年生!七田式プリントB→Cと進んだのち、小学生プリント算数を学年毎に進めてきました。
(海外にいても、なぜ「算数」なのかというと、一番の理由は、国語や理科まで手が回らないから。。。でも、現地校より日本の算数のレベルの方が格段に高いですし、七田式プリントの算数問題を読み解きすること自体も、とても良い日本語学習になっているので、良しとしています)
このプリントのおかげで、「やるのが当たり前」の勉強習慣が身につきましたし、本人なりに算数には得意意識を持ってくれています。5年前、この教材を選んでおいて本当に良かったとしみじみ思います。