世界は広し。世界の国々196ヵ国には、色んな文化や習慣があるものです。
今回は、意見交換サイトQuoraより、海外に住んでいる人たちが、他の国に行って驚いたこと、困ったことなど、色々なカルチャーショックをご紹介です。そこには、日本人が感じるカルチャーショックとはまた別の発見もありますよ。
フィンランド
バス停 by インド出身男性
フィンランドのバス停で待つ人の列の間隔が長い。屋根付きのバス停に待っていたら、例え雨が降っていても、誰も入ってこない。
@HaveTilFive @JoeBerridge96 it’s worse the deeper into Europe you go, this is a bus stop in Finland pic.twitter.com/6BRsxBMnUX
— Adam Rose (@ultimogaijin) 2016年4月24日
バスの座席 by インド出身男性
片側2列シートのどちらかに人が座っていたら、隣りに誰も座らない。例えバスが混雑していても。
イギリス
「See you in a bit」 by オランダ人女性
イギリス人のルームメイトたちとキッチンで立ち話をした後、彼らはよく「See you in a bit」と言って立ち去るんだけど、それって、すぐ戻ってくるんだと思ってた。
でも、しばらくキッチンで待っていても、戻ってこない。彼らの「少し」の感覚が私の「少し」の感覚よりも長いのかも、なんて思ったりもして。
後から、本当の意味を知って、戻ってくるのを待ってた自分が笑える。
ホットとコールドが分かれた蛇口 by 中国人女性
イギリスで手を洗おうと思っても、たいていの蛇口がこれ。左が熱湯で、右が氷のように冷たい水。
ちょうどよい温度で手を洗おうと思うと、シンクに水を貯めて洗わなきゃいけない。
アメリカ
自分以外の国に無関心 by アフリカ出身男性
「ライオンを狩りしたことある?」
「木の上で寝るの?」
「結婚してるの?だって、あなたの国では15歳とかで結婚するんでしょう?」
「アフリカにはテレビとか車とか、携帯電話はあるの?」
「君は西アフリカ出身なのか。そこの彼、タンザニア出身なんだけど、知ってる?」
これまで幾度となく、こんな質問を受けてきた。信じられないくらい、アメリカの人々は、諸外国、とりわけアフリカに関して無関心だ。
食べ残しの多さ by アフリカ出身男性
必要以上の量を注文し、そして、食べ残して捨てる人があまりに多いこと。高校のカフェテリアでは毎日この光景に心を痛めた。
病院の法外な請求 by ポルトガル人男性
アメリカ滞在中に、不運にも暴行事件に合い、頭を強打された。
救急車で病院に運ばれたが、医者は「家に帰って様子をみてください。3日以内に痛み出したら、また受診してください」とのこと。結局、病院には30分程度しかいなかった。
そして、後日届いた請求書の金額は、なんと20,000ドル。(日本円にして225万円!)
16,000ドルはER受診費用、そして4,000ドルは諸経費。アメリカ人の友人に相談すると、病院に行って交渉しろとのこと。
たった30分の病院受診で20,000ドルの費用が請求されたこと、そして、医療費が交渉できること、この2点はヨーロッパの友人たちに話しても、なかなか信じてもらえない。
フォーチュンクッキー by 中国系シンガポール人男性
アメリカのチャイニーズレストランに行くと、食後に出されるフォーチュンクッキー。アメリカ在住の中国人たちに、「これは日本のおみくじせんべいだ」と言うと、誰も信じない。
オレオクッキー by メキシコ人女性
アメリカに行ったら、誰かがオレオで作ったクッキーを置いてくれた。クッキーのオレオを混ぜて作ったクッキー。アメリカ人は、クッキーからクッキーを作る・・。
ドラッグストアのドライブスルー by ノルウェー人男性
「痔の薬を下さい」なんて声に出すの、気まずくない?
靴を脱ぐ習慣がない by カナダ人男性
カナダだと、人の家に入る時は靴を脱ぐか確認する。例え住人が靴を履いていたとしても。もしくは、確認するまでもなく、礼儀として靴は脱ぐ。
アメリカに引っ越して、家に人が遊びに来たとき、誰も靴を脱いでくれない、靴を脱ぐか聞いてきもしないことが衝撃だった。配管や電機工事の人ですら、靴を脱いでくれない。
アメリカとカナダはとても似た文化だと思い込んでいたので、この違いには本当に驚いた。
今は、玄関のドアに「靴を脱いでくれ」と張り紙をしているが、皆、文句を言ってきたり、何か言い訳して脱いでくれない。
健康診断 by フランス人女性
フランスだと、病院で診察を受ける時、さほど抵抗なく洋服を脱ぐ。
アメリカで初めて検査を受ける時、スリップ一枚の裸のような恰好で待っていたら、入ってきたドクターが目を覆いながら「ダメダメダメ、戻ってシャツを着て!!」と大慌て。60過ぎの私に対して。
確かに案内された更衣室には、紙製のシャツがあった。フランスでは決して見たことがなかったものだ。
フランス
街中いたる所に裸の銅像 by カナダ人女性
14歳の時、フランスに遊びに行ったら、街の至る所に裸の男性や女性の銅像があって、目のやり場に困り、驚いた。
裸は決して人に見せるものではない、隠すべきもの。特に18歳以下の子供には。そんな文化で育った私にとっては、フランスのアート文化は大きなカルチャーショックだった。
人が痩せてる by アメリカ人男性
ニューヨークからパリに遊びに行った時、飛行機を降りると、人が皆、スリムだった。本気で驚いた。
中国
外国人は有名人扱い by アメリカ人男性
中国の深圳市を訪れた際、子連れ家族に「うちの子供と写真を撮ってくれないか?」と尋ねられた。彼ら曰く、アメリカ人は見たことがなかったそうだ。
上海の中心地バンドに訪れた際にも、10代の女の子たちが身振り手振りで「一緒に写真を撮ってくれ」とお願いしてきた。
本場の中国料理 by アメリカ人男性
中国料理は大好きだ。Panda Express(北米の中華料理チェーン店)を始め、チャイニーズレストランにはよく行っている。
中国に旅行に行った際、知人の中国人が地元のチャイニーズレストランに連れて行ってくれた。大好きな中華料理の本場の味を楽しめると大いに期待していたが、出てきた料理はカエルやカメなどが入ったまさに「本場の味」だった。アメリカで食べなれたオレンジチキンなんかとは全く違う。
思い出すだけで鳥肌だ。レストランを空腹のまま後にするのは、人生であの時が初めてだ。本場料理をそのまま提供するのではなく、その土地の食文化に合わせて変化させることの意味がよく分かった。
私は中華料理が好きなのではなく、「Panda Expressが好き」だったのだ。
穴の開いた子供用パンツ by インド出身男性
なんて発明だ!
ナイジェリア
男性の脇毛 by アメリカ人男性
ほとんどの男性が腋毛を処理していること。腋毛があると汚いとバカにされる。
交通事故の対応 by アメリカ人男性
他の車が自分の車にぶつかった場合、車から出て、文句を少し言ったら、立ち去る。車の修理が必要なほどの事故だった時は、相手が持っているだけのお金をもらったらおしまい。
警察を呼ぶ?保険会社?そんなものはない。
窃盗に対する罰が重い by アメリカ人男性
窃盗罪を重罪とみなすナイジェリア。店の物を盗んだ人がいたら、死に至るまで暴行を加えて処罰を与える。女性であれ、子供であれ。
万一ナイジェリアで窃盗を犯した場合、最良の策は警察に助けを求めて逃げ込むことだ。
日本
女性専用車両 by イギリス人男性
知らずに乗ってしまった外国人男性にとっては、非常に恥ずかしい。
裏ピース by イギリス人男性
ピースの意味で、ピースサインを裏向きにする日本人。母国イギリスでこれをやると非常に無礼。
「いらっしゃいませ」 by イギリス人男性
お店に入ると必ず言われる「いらっしゃいませ」。話しかけられているにもかかわらず、返答もせず、無視してよいと言うのは驚きだ。
お釣り① by イギリス人男性
バーで4990円の代金だったので、5000円を席に置いて店を出たら、店員が10円を持って追いかけてきた。
お釣り② by ニュージーランド人女性
自動販売機で缶コーヒーを買って歩いていると、見知らぬ女性が丘を駆け上がって私を追いかけてきた。50円のお釣りを渡すために。
5分遅刻しただけで怒られる by ベネズエラ人出身男性
日本に旅行に行った際、現地の一日のバスツアーに参加した。観光地に到着すると、バスガイドが集合時間を告げていたが、そんなのは大体の目安だと思っていた。
でもそれは大きな間違いだった。いざ、集合場所に5分遅れで到着すると、全員から怒りの目線を浴びた。
秋葉原の電飾看板 by カナダ人男性
夜の東京を歩いていたら、秋葉原のものすごい電飾看板が目に飛び込んできた。私の人生でここまでたくさんの電球は見たことがない。ショックから回復するのに2分かかった。
マスクの用途 by エジプト出身男性
大学の健康診断の日に、他の女子学生がマスクを着けていた。なるほど、健康診断を受けにクリニックに行くのにあたり、感染防止のマスク着用が必要なのだなと思い、女性に尋ねると、
「今日はメイクをしてないの」
部落差別 by 日系カナダ人女性
英語教師として教えていた学校がやけに荒れていたが、後に部落地域にある学校だと知った。インドのような階級差別だ。
誰も表立っては言わないし、「そういう過去もあったが、今はそんな差別は存在しない」というが、それは嘘だ。実際に結婚相手や仕事探しで、差別が存在していた。
韓国
商品の広告写真 by イギリス人女性
なぜか商品に全く関係のない美男美女の写真が付いている広告。
間違いなく、この広告はイギリスでは通用しない。おそらく、イギリス人だと侮辱とも性差別とも捉えるだろう。でも、まぁ、私自身は、魅力的な人を見るのに文句をいうつもりはないけど。
修正や整形が当たり前 by イギリス人女性
韓国人の女友だちと写真を撮る時、完璧な写真を撮るのに15分もかけた後、さらに写真を修整するのに15~20分も費やしていたこと。
自慢げにその修正写真を見せてくれたけど、鼻は修正され、口は小さくなり、肌の色も明るくなって、彼女本人だとは分からないくらいだった。
イギリスでは、写真修正の行為はうぬぼれだと思われるし、ありのままの自分を受け入れることが良いとされている。でも、韓国では写真修正が完全に良しとされている。
さらにびっくりしたのが、彼女が周りから整形手術を勧められると言っていたこと。外見に手を加えることに全く躊躇が無い文化で本当に驚愕した。
ドイツ
年齢が若いと就職に不利 by ウクライナ出身男性
大学院生時代、パートタイムの学生向けの仕事に応募した。
スキルは仕事内容に適合しており、面接も好感触だったが、面接の最後に年齢のことを聞かれた。21歳だと答えたら、あきらかに面接者の表情が変わり、年齢が若すぎるから無理だと断られた。学生向けの仕事であるにも関わらず。
後に大学の仲間(その多くは20代後半)に聞くと、ドイツでは年齢が若いことが職探しのネックになるとのこと。確かに、ドイツ人は30歳ほどで仕事に就く人が多く、企業側もそれくらいの年齢を期待しているようだ。
相手の状況を考慮しない by インド人女性
こちらがどんなに忙しくしてようとも、お構いなしに話しかけたり、質問を聞いてくる。しかも、Excuse me、Hi、Sorry to disturb(邪魔してごめんね)などもなく。
女性が優先 by インド人女性
この国では女性が最優先。男性が握手して挨拶をするときも、まずその場にいる女性に挨拶してから、他の男性に挨拶をする。
ブータン
民家の壁 by シンガポール人男性
ブータンに旅行に行くと、民家の壁に男性器の絵が描かれているのを見かけた。ブータンは保守的な文化だと思っていたので、非常に驚いた。ただ、この絵には魔除けの意味があるらしい。
Phallus paintings in Bhutan – Wikipedia
カナダ
横断歩道 by ポーランド人男性
カナダ人の丁寧さはレジェンドなみ。特に、ドライバーたちの優しさは、もう頭がおかしいレベル。
道路を渡ろうとしている人がいたら、そこがたとえ横断歩道でなくても、必ず止まる。どんなに渋滞してようが、全ての車が止まる。逆に、車が一台しか通っていなくても、歩行者のために止まる。長距離トラックも、バスも、みんな止まる。
駐禁チケット by アメリカ人女性
カナダに行った時、車を停めていると、駐車禁止のチケットを切られそうになったので、職員に言い寄った。
「私がそこに立っていたの見てました?立ち去るところだったのに!見逃してくださいよ!お願いします!」
アメリカでは、いくら弁明してもチケットを切られるところだけど、カナダの職員は、怯えた表情で何度も私に謝りながら、
「次からは向こうに停めてくださいね」
と言ってチケットも切らずに走り去った。すごく罪悪感を感じた。
カナダを訪れた外国人が感じたカルチャーショックについては、下記の記事でも紹介していますので、良かったらあわせてご覧ください。
インド
お釣りが足りない時はお菓子をくれる by 中国人女性
インドのお店でお金を払う時、店側がお釣りがない時が多い。31ルピーの代金に、35ルピーを払ったら、2ルピーしかお釣りが返ってこなかったり。
でも、大丈夫。そんな時は、2ルピーと、キャンディ2つもらえばOK。レジ横にはたいてい、お釣り代わりのキャンディが置かれている。
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