カナダの家賃はいくら?都市別賃貸住宅賃料(2018年11月発表分)

更新 | 2019-03-04公開
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カナダでアパートや家を借りるにはいくら必要?ワンルームでいくら?シェアしたら?家族で住むには??

カナダの住宅金融公社Canada Mortgage and Housing Corporation’s (CMHC)が毎年11月に発表している賃貸レポートより、2018年11月発表の最新版「都市別平均賃料」をご紹介です。

住宅市場が年々上昇しているカナダでは、契約更新の度に家賃が上がることも珍しくありません。今回は家賃の変動が分かるよう、前年の平均賃料も記載していますので、ご参考ください。

カナダ主要都市の賃貸住宅家賃

今回ご紹介するデータは、下記2つの住居タイプに分かれたデータです。

  1. 賃貸専用住宅
  2. コンドミニアムの賃貸物件

 

コンドミニアムというのは、日本の分譲マンションに相当し、分譲マンションがオーナーにより賃貸に出された物件です。賃貸専用住宅に比べると、仕様が高いことから、家賃も高くなりがちです。

この2つのタイプの賃貸住宅を、下記の部屋数別にご紹介します。

  • バチェラー:日本のワンルームに相当、一人暮らし向け
  • 1ベッドルーム(1BR):日本の1LDKに相当、一人暮らしやカップル向け
  • 2ベッドルーム(2BR):日本の2LDKに相当、ファミリーやルームシェア向け 
  • 3ベッドルーム(3BR):日本の3LDKに相当、ファミリーやルームシェア向け 

カナダ都市別平均家賃<賃貸専用住居>

<スマホの方は横にスクロールしてご覧ください>

Bachelor1BR2BR3BR
バンクーバー↗$1150
($1060)
$1307
($1223)
$1649
($1552)
$1921
($1801)
ヴィクトリア↗$926
($850)
$988
($1076)
$1406
($1288)
$1647
($1568)
ケロウナ↗$890
($859)
$1003
($937)
$1267
($1151)
$1397
($1269)
カルガリー↗$879
($825)
$1050
($1025)
$1272
($1247)
$1244
($1254)
エドモントン↗$860
($839)
$1017
($989)
$1246
($1215)
$1373
($1376)
サスカトゥーン↗$701
($684)
$912
($896)
$1110
($1082)
$1195
($1129)
レジャイナ➡$700
($710)
$935
($935)
$1130
($1116)
$1323
($1292)
ウィニペグ↗$697
($655)
$920
($880)
$1179
($1107)
$1446
($1390)
トロント↗$1080
($1013)
$1261
($1194)
$1467
($1401)
$1633
($1569)
ロンドン↗$669
($655)
$877
($840)
$1087
($1041)
$1240
($1190)
ハミルトン↗$806
($650)
$970
($905)
$1158
($1103)
$1373
($1345)
キッチナー↗$796
($736)
$1021
($917)
$1210
($1093)
$1254
($1291)
オタワ↗$881
($836)
$1088
($1023)
$1301
($1232)
$1584
($1568)
モントリオール↗$641
($597)
$720
($698)
$809
($782)
$1007
($965)
ケベックシティ↗$567
($549)
$720
($699)
$839
($820)
$998
($978)
セントジョン➡$526
($543)
$648
($623)
$755
($747)
$810
($781)
モンクトン↗$607
($584)
$698
($676)
$831
($803)
$929
($930)
ハリファックス↗$812
($780)
$904
($881)
$1156
($1109)
$1355
($1307)
シャーロットタウン➡$585
($576)
$755
($733)
$921
($901)
$1025
($1022)

※表内の表記は、都市名の横にある矢印は前年比の変動を、カッコ内の数字は前年度の平均賃料を表しています。また、家賃が高い都市は赤字に、安い都市は青字にしています。

カナダ都市別平均家賃<分譲マンション>

コンドミニアム(分譲マンション)の賃貸物件は、一部の都市のみデータが発表されています。

<スマホの方は横にスクロールしてご覧ください>

Bachelor1BR2BR3BR
バンクーバー↗$1582
($1406)
$2034
($1874)
$2767
($2716)
ヴィクトリア↗$1404
($912)
$1312
($1169)
$1665
($1544)
$1898
(-)
ケロウナ↘$1214
($1519)
カルガリー↗$1229
($1179)
$1533
($1512)
エドモントン➡$848
($840)
$1108
($1072)
$1392
($1346)
$1476
($1495)
サスカトゥーン↘$1073
($903)
$1200
($1263)
$1200
($1308)
レジャイナ↗$1397
($1350)
ウィニペグ↘$1079
($1084)
$1363
($1379)
トロント↗$1520
($1528)
$1910
($1803)
$2393
($2301)
$2982
($2607)
ロンドン↗$1200
($996)
ハミルトン↘$1358
($1493)
キッチナー↗$1382
($1065)
$1614
($1284)
$1594
($1496)
オタワ➡$1247
($1290)
$1579
($1566)
モントリオール↗$1143
($958)
$1028
($989)
$1208
($1180)
$1569
($1542)
ケベックシティ↗$949
($832)
$938
($892)
$1071
($1052)
$1231
($1222)
ハリファックス↘$1092
($1157)
$1385
($1512)

※表内の表記は、都市名の横にある矢印は前年比の変動を、カッコ内の数字は前年度の平均賃料を表しています。また、家賃が高い都市は赤字に、安い都市は青字にしています。

NOTE 今回のデータは、いずれの都市も「都市圏(CMA;Census metropolitan area、CA;census agglomeration CA)での統計結果です。例えば、トロントCMAにはミシサガなども含まれますし、バンクーバーCMAにはサレーなども含まれます。そのため、都市中心部の賃料は平均より高くなりがちです。

カナダ主要都市の賃料状況

以下、各都市の状況を見ていきます。

ブリティッシュコロンビア州

  • ケロウナ・ビクトリアで家賃高騰
  • バンクーバーは引き続き家賃上昇中
  • 賃貸住宅専用はカナダで最も高い

2018年にカナダで最も家賃が上昇したのがBC州内の都市でした。特にケロウナ、ビクトリアでは家賃上昇率が非常に高く、家賃が高騰しています。

また、バンクーバーエリアの賃料も相変わらず上昇の一途。賃貸専用住宅では、2ベッドルームは1649ドル、3ベッドルームは1921ドルと、いずれもカナダで最も高い賃料となっています。

BC州の家賃の上昇の大きな理由の一つに、人口増加が挙げられます。特に、賃貸住宅の主要層となる20~34歳と65歳以上の人口が増加しており、空室率が低下しています。これにより、貸主の立場が強くなり、より高い賃料を提示しているようです。

トロント周辺

  • 一時期ほどの高騰ではないものの、引き続き家賃上昇中
  • 特にコンドミニアムの賃貸物件が高騰

トロントエリアの家賃は、ここ数年のような異常な高騰ではないものの、相変わらず家賃は上昇を続けています。

賃貸専用住宅が高いのはもちろんですが、特にコンドミニアムの賃貸物件が上昇しており、2ベッドルームの平均賃料は2393ドルに。これはバンクーバーの2034ドルと比べても、ぶっちぎりの高さです。

この家賃上昇の背景には、やはりバンクーバー同様に人口増加が挙げられます。トロントエリアの場合、移民、留学生、外国人労働者などが集中するため、賃貸住宅の需要と供給が追い付かず、空室率が低くなっています。

モントリオール、ケベックシティ

  • 家賃上昇率が緩やかなケベック州だったが、2018年は上昇率がアップ
  • それでも家賃はカナダトップクラスで安い

カナダ第二の都市であるケベック州モントリオール。他都市に比べると家賃上昇率は低い水準を保っていましたが、2018年は空室率の低下に伴い、家賃上昇の幅が大きくなっています。

それでも、都市規模にしては住宅価格は非常にお手ごろ。家賃も2ベッドルームで809ドルなど、カナダ全土でもトップクラスの安さです。

同じく、ケベック州の州都ケベックシティも平均賃料は低めです。

オタワ

  • 家賃が高い都市の仲間入り
  • 一時期に比べると家賃上昇は落ち着く

カナダの首都オタワは、比較的家賃の安い都市として知られていましたが、トロントの住宅価格上昇の余波により、ここ数年オタワの家賃も一気に上昇しています。

2018年は上昇率は落ち着きを見せているものの、3ベッドルームは、バンクーバー、トロント、ビクトリアに次いで高く、1584ドルとなっています。

アルバータ州

  • 3年ぶりに家賃上昇
  • 他都市に比べるとまだまだ家賃は安い

以前はカナダの家賃が高い都市トップ5に入るほど家賃が高かったカルガリーとエドモントンですが、2015年から続く原油安による経済不調により、家賃も下落が続いていました。

しかし、2018年は雇用も回復し、州内からの移住者も増加していることから、3年ぶりに家賃が上昇しています。

それでも、他都市に比べると家賃水準はまだまだ低く、賃貸専用住宅の場合、3ベッドルームでも1244ドルです。トロントやバンクーバーと比べて家賃が400~700ドルも安くなる一方、都市の給与水準は高く、州税も安いため、収入に対する家賃の比率が低くなり、住みやすい街だと言えます。

東海岸

ニューブランズウィック、プリンスエドワート、ノバスコシアなどの東カナダでは、全体的に家賃の低さが目立ちます。また、家賃の上昇も他都市に比べると、緩やか。

ただし、唯一、ノバスコシア州ハリファックスだけは状況が異なり、3ベッドルームでも1355ドルと、東海岸の中では最も家賃が高い都市だと言えます。

シェアしたらいくら?

留学やワーホリで長期滞在する場合、バチェラー(ワンルーム)に1人暮らしするよりも、3ベッドルームなどをシェアして住むパターンも多いと思います。

シェアすることで家賃は実質いくらになるのか?家賃が高いバンクーバーと、家賃の安いモントリオールで計算してみると───

バンクーバー
バチェラー1人暮らし:1150ドル
シェア:640ドル

モントリオール
バチェラー1人暮らし:641ドル
シェア:336ドル

※シェア家賃は、3ベッドルーム賃料÷3人で計算

 

家賃が低いエリアだと、そこまで大きな差にはなりませんが、家賃が高いエリアほど、シェアすることで家賃が下がり、シェアハウスのメリットが大きくなりますね。希望エリアの家賃が高い場合、ルームシェアが生活費を抑える秘訣と言えます。

まとめ

以上、カナダの住宅公社が2018年11月に発表した最新の賃貸住宅レポートより、カナダの都市別賃料についてご紹介しました。

部屋数に応じて多少状況は異なるものの、総じて下記のような結果に。

  • 2018年はカナダ全土で家賃が上昇中
  • ケロウナ・ビクトリアで家賃高騰
  • バンクーバーは引き続き家賃上昇
  • トロントはコンドミニアムの賃貸物件がカナダで最も高い
  • モントリオール、ケベックシティはカナダ全土の中でも最安レベル
  • カルガリー、エドモントンは家賃が上昇するも、主要都市に比べて安い
  • オタワは家賃高騰が落ち着くものの、家賃が高い都市の仲間入り(特に3BR)
  • カナダ東海岸はハリファックスを除き、総じて安い

賃貸住宅の需要が高く、家賃が年々上昇しているカナダ。カナダ全土で見ても、今回の家賃上昇率は、インフレの水準を超えているそうです。特にバンクーバーやトロント周辺では、住宅価格の上昇に給与水準が追いついているとは思えないので、生活費は圧迫される一方ですね。

生活費の大部分を占める住宅費です。留学やワーホリ、移住の都市選びの際には、賃料も判断材料の一つとして、検討してみてくださいね。

なお、賃貸ではなく、販売住宅の都市別価格は下記記事をご参考ください。

 

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