干満差世界一の驚異!カナダ東部「ホープウェルロック」は絶対訪れたい観光スポット

更新 | 2017-04-13公開

カナダ東部ニューブランズウィック州には、干満差世界一の激しい潮の満ち引きがもたらす絶景スポット「ホープウェルロック」があります。

昨年夏、家族で訪れてみましたが、絶景を楽しめるだけでなく、触って、歩いて自然の不思議や驚異を体感できる、とっても面白いスポットでした!

ホープウェルロックはこんな場所

 

ホープウェルロック(Hopewell Rocks)はカナダ東海岸のニューブランズウィック州にあります。

モンクトンからは車で35分、お隣ノバスコシア州ハリファックスからは車で約3時間半です。残念ながら公共交通機関はないため、車で行くか、ツアーなどに参加して向かうしかありません。

 

ファンディ湾は世界一の干満差!

一般的に、干潮・満潮での潮位の差は1~2m程度ですが、世界一を誇るBay of Fundy、ファンディ湾はと言うと、最大で16m!ビルにしておよそ5階分の高さにもなります。

12時間ごとの干潮・満潮のサイクルで、1100億トンもの海水が流れ込み、そして、また引いていくのだそうです。この水量は、世界中の川の一日分の総水量に匹敵するとのこと。ファンディ湾の潮の満ち引きがいかに激しいかが分かりますね!

なぜここまでの干満差が出来るのかと言うと、湾の独特の形、大きさによって、海水が大きく共鳴しているためだとされています。

波が湾の入り口から端まで移動する時間が12時間。潮の満ち引きもちょうど12時間。もともと揺れているブランコが、大西洋から入ってくる海水によって、さらに大きく揺れているようなもの、だそうですよ。(参照情報:Why Bay of Fundy Hides so High? – BayFundy.net

このファンディ湾には、激しい潮の満ち引きが岸壁を浸食し、無数の化石が露出している「ジョギンズ化石断崖」もあり、こちらも必見スポット。

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ではいざ、激しい潮の満ち引きがもたらす絶景、ホープウェルロックに行ってみます!

まずは入場料を払って・・

まずは入口で入場料を払います。入場料は2017年現在、大人10ドル、子供7.25ドルです。家族連れなら、4人家族用チケット25.5ドルがお得。

入口の看板には、その日の満潮時刻、干潮時刻が掲示されているので、要チェック。この日、私が訪れた時間は11時半頃。満潮時刻を過ぎ、徐々に海水が引き始めている時でした。

なお、チケットは2日間有効です。まず1日目に満潮のホープウェルロックを見て、翌日干潮時刻にまた見に行く、ということが可能ですよ。

満潮時のホープウェルロック

まずは満潮の海の様子を見に行くと、やっぱり多少水が引いているかな?でも、まだまだ海に降りられる様子ではありません。

ここでランチ休憩

ここで海の水が引くまで、少し休憩します。ちょうどお昼を挟むので、ホテルの人から聞いた、おすすめのお店「Log Cabin」に向かいました。

Hopewell Rocksに向かう道は一本道なので、簡単に見つかると思います。

──と言うか、付近にはここくらいしかお店がない(笑)

 

フィッシュアンドチップスを頼んでみましたが、サクサクで美味しかったです。タルタルソースもたっぷり。お値段11.99ドルなり。

 

また、このお店のおすすめポイントは、併設しているお土産屋さん。ホープウェルロックのビジターセンターにあるお土産屋さんと比べても、良心的な値段で販売されています。

また、ホープウェル「ロック」にちなんでか、きれいな石も色々売られています。息子はゴールドに光るピカピカの石をゲット。これは、今も彼の宝物コレクション。

お店の詳細は下記からどうぞ。
The Log Cabin Restaurant レビュー by Trip Advisor

また、ホープウェルロックを後に10分ほど道を戻ると、「Momma T’s Ice Cream Stand」と言うアイスクリーム屋さんもあります。

 

カナダサイズの大きなアイスクリームが嬉しい!これでLargeサイズ。3.5ドルなり。Babyサイズ1ドル、Smallサイズ2ドルでも十分かも。

干潮になると・・

ゆっくりめに休憩を取ったら、いよいよ観光の大目玉!干潮になったホープウェルロックに戻ります。

この日の干潮時刻は16時43分でしたが、15時過ぎに先ほどと同じ場所に行くと──

すっかりお水が引いています!下を歩いている人もいますね。

 

この写真は1番の場所。海岸に降りられる2番の場所まで、トレイルを15分ほど歩いて向かいます。

 

階段のある場所まで来ると、つい3時間前まで海底に沈んでいた場所が、すっかり干上がっています。まるでモアイ像のような奇岩がゴロゴロ!ではでは、いよいよ、海底(?)に降りて散策開始です。

 

近くで見ると、本当に巨大!激しい潮の動きによって、岩の下の方がかなり削られています。そのうち、折れそう!

岩の上の方には植物が生えて、「フラワーポット(植木鉢」)とも呼ばれる岩たち。でも、髪の生えたモアイ像のように見えてしょうがない。

 

 

巨大な岩が転がっていたり──

 

岩と岩の間を探検したり──

 

岩を押し上げたり。自然を大いに体感できます!

 

こちらは、なんだか閲覧注意画像のようになっていますが、、、これは岩にびっしりと生えた海藻!潮が来ると、ここは海の中なんだなぁと改めて感じさせられます。

 

ファンディ湾の海水はこのように茶色。激しい潮流が海底の泥を巻き上げて、茶色くなるんだそうです。自然の偉大さをあちこちに感じられる場所です。

行く前には必ず潮汐時間をチェック!

ホープウェルロック攻略の大前提は、訪問前に干潮・満潮の時間を確認すること。時間を外すと、海岸に降りられません!

公式HPには、このような潮見表(Tide Table)が掲載されていますので、訪れる予定の日の潮汐をご確認くださいね。満潮は日に2回。干潮時刻の前後3時間が、海岸に降りられるようになっているようです。

2017年営業期間

2017年の営業期間は、5/19から10/9まで。

営業時間は日によって下記のようになっています。

  • May 19 – June 23 – 9:00 am – 5:00 pm
  • June 24 – August 18 – 8:00 am – 8:00 pm
  • August 19 – September 04 – 9:00 am – 7:00 pm
  • September 05 – October 09 – 9:00 am – 5:00 pm

営業時間外も訪問可能

蒸気の営業時間以外、ホープウェルロックは見えないのか?

実は、営業期間外、営業時間外でも海岸に降りることはできます。つまり、無料です。

ただし、その場合は、海岸に係員がいないので、くれぐれも、くれぐれも、満潮時刻にはお気をつけ下さい。ファンディ湾の海流は非常に早く、あっという間に潮が満ちてきます。時間には十分余裕をもって、海岸から戻りましょう。


以上、カナダ東海岸、ニューブランズウィック州のHopewell rocksのご紹介でした。カナダ東海岸に訪れた時には、ぜひぜひ世界一の干満差の絶景を見に行ってみてくださいね!



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