【2020年版】カナダの大学・大学院「州別」平均学費|州によって学費は3倍違う!

更新 | 2017-05-11公開
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私立大学/大学院がほとんど無く、州政府が運営している公立大学/大学院ばかりのカナダ。

日本の国公立大は全国ほぼ一律の学費であるのに対し、カナダでは同じ公立でも、州によって学費が大きく異なります。特に、海外からの留学生ともなると、州によって年間で190万円も異なるケースもあり、予算によって留学先の州を変える必要も出てくるかもしれません。

今回の記事では、カナダ統計局が発表している2020年最新データを元に、カナダの公立大学/大学院の州別学費をご紹介したいと思います。なお、授業料は留学生とカナダ人とで異なることから、それぞれ項目を分けてご紹介します。

※記事内の日本円は全て、1CAD=82円で計算しています。

留学生向け・大学の州別学費

まずは、留学生向けの費用から。カナダ全土の平均年間授業料は29,714ドル(約245万円)となっていますが、州毎に見てみると、かなり大きな差が見られます。

2017 / 20182018 / 20192019 / 2020
カナダ平均25,54927,61329,714
ニューファンドランドラブラドール9,24112,04212,042
プリンスエドワード島21,18420,98721,628
ノバスコシア16,71717,71918,504
ニューブランズウィック13,87214,65716,059
ケベック21,18222,61823,711
オンタリオ32,38035,02938,276
マニトバ14,61615,54616,295
サスカチュワン19,17620,16720,756
アルバータ21,04321,49121,925
ブリティッシュコロンビア24,26125,71727,705

 

学費が一番高いオンタリオ州

最も学費が高いのが、カナダ最大都市トロントのあるオンタリオ州です。

有名どころだと、トロント大学、ウォータールー大学、クイーンズ大学などがあり、カナダの中で最も大学数が多い州でもあります。

オンタリオ州内にある大学の2020年の授業料は年間38,276ドル(約315万円)。4年間大学に通うことを考えると、その費用は本当に莫大です。

学費が高騰しているブリティッシュコロンビア州

ブリティッシュコロンビア州の学費は、カナダ平均とほぼ同じで、留学しやすい州でした。

しかし、ここ数年で学費が高騰。2020年の年間平均授業料は27,705ドル(約228万円)と、オンタリオに続いて学費が高い州となっています。

バンクーバーやビクトリアなど、温暖な気候と住みやすい環境が魅力的な州ですが、住居費だけでなく、留学費用も覚悟したほうが良さそうです。

日本の私立大学並みに学費が安くなる州も

その一方、ニューファンドランド・ラブラドール州の学費は驚きの安さ。年間12,035ドル(約99万円)です。オンタリオ州の約1/3、金額にして216万円の差です。

留学生向けでこの授業料は、アメリカやオーストラリア、イギリスなどの大学留学と比べても、超破格値と言えます。

その他にも、ノバスコシア州、ニューブランズウィック州、マニトバ州は学費が安く、約17,000ドル前後(約140万円)です。この額であれば、日本の私立大学の費用と大差がなくなるので、留学も検討しやすくなるのではないでしょうか。

POINT 州によっては学費は大きく異なるカナダ。留学先の州を変えることで、学費は1/2~1/3まで抑えられることに。

留学生向け・大学院の州別学費

続いて、留学生向けの大学院の費用を見ていきます。大学に比べると、大学院の学費はぐっと下がります。カナダ全土平均でも年間17,744ドル(約146万円)です。

2017 / 20182018 / 20192019 / 2020
カナダ平均16,32616,99517,744
ニューファンドランドラブラドール3,1794,0814,081
プリンスエドワード島11,77912,04810,224
ノバスコシア18,34819,28120,401
ニューブランズウィック11,24511,64212,012
ケベック14,95615,32415,974
オンタリオ22,22622,52723,770
マニトバ10,31510,58211,040
サスカチュワン5,6156,2806,516
アルバータ11,65513,41513,607
ブリティッシュコロンビア16,18617,24317,808

 

ずば抜けて高額な州は、大学同様にオンタリオ州で、年間23,770ドル(約196万円)。一番学費が低い州はニューファンドランド・ラブラドール州で、年間4,087ドル(約34万円)と格安。

サスカチュワン、マニトバ、アルバータ、プリンスエドワード、ニューブランズウィックの5州も、他州に比べると大学院の費用は低く、留学のハードルが低いと言えると思います。

一方、大学費用は安かったノバスコシア州ですが、大学院の学費ともなると、オンタリオに続いて2番目に高額な州となり、年間20,401ドル(約168万円)かかります。

カナダ人向け・大学の授業料

次に、カナダ国籍&永住権保持者向けの学費です。

年間授業料はカナダ全土平均で6,463ドル(約53万円)。日本の2019年度の国公立大学の平均授業料が約54万円なので、進学費用は日本の国公立とほぼ同じと言えます。

2017 / 20182018 / 20192019 / 2020
カナダ平均6,6186,8226,463
ニューファンドランドラブラドール2,8212,9713,038
プリンスエドワード島6,4856,6326,762
ノバスコシア7,7188,0868,368
ニューブランズウィック6,9087,1087,628
ケベック2,8802,9563,065
オンタリオ8,5198,7937,922
マニトバ4,2274,4624,698
サスカチュワン7,2577,5117,756
アルバータ5,7365,7135,714
ブリティッシュコロンビア5,6695,8065,924
ユーコン..3,5103,810

 

学費が高いことで有名なオンタリオ州は、2019年に州政府がカナダ人向けの授業料の10%値下げを実施しました。これにより、オンタリオ州の学費は前年より1000ドルほど値下がりし、カナダ人向けの大学授業料が最も高額な州は、オンタリオではなく、ノバスコシア州となりました。

一方、学費が安いのは、ニューファンドランド・ラブラドールやケベック。約3,000ドル(約25万円以下)まで下がります。(ただし、ケベック州は州内在住者、州外在住者で学費が異なるのでご注意を)

留学生向けの学費に比べると、カナダ人向けの学費はずいぶん安いですよね。半額~1/4程度。この学費はカナダ国籍者(市民権保持者)だけでなく、永住権保持者にも適用されるため、永住権取得により、大学の費用は大幅に抑えられることになります。

カナダ人向け・大学院の授業料

次に、カナダ国籍&永住権保持者向けの大学院の費用です。

留学生向け授業料では、大学に比べて大学院の学費はかなり低めに設定されていますが、カナダ人向けでは、大学と大学院の費用にはあまり差はありません。

年間授業料はカナダ平均で7,086ドル(約59万円)。日本の国公立大学院の授業料が約53万円なので、日本より多少高め。

2017 / 20182018 / 20192019 / 2020
カナダ平均6,9207,3887,056
ニューファンドランドラブラドール2,7762,9502,950
プリンスエドワード島4,9184,8974,994
ノバスコシア8,9559,1799,448
ニューブランズウィック6,0896,2626,479
ケベック2,9763,0603,175
オンタリオ9,78510,4549,507
マニトバ4,7804,7764,950
サスカチュワン3,5274,2904,466
アルバータ5,7456,2486,456
ブリティッシュコロンビア8,5578,8318,943

 

学費が高い州は、オンタリオで9,507ドル(約78万円)。ノバスコシアも高く、9,448ドル(約78万円)です。オンタリオ州政府がカナダ人向けの授業料を10%値下げした影響で、オンタリオとノバスコシアの学費はほぼ同じとなりました。

一方、学費が安い州は、ニューファンドランドで2,950ドル(約24万円)。続いて、ケベックで3,175ドル(約26万円)です。

まとめ

以上、カナダの公立大学/公立大学院の州別の授業料について、ご紹介しました。

同じ公立なのに、州によっては全く学費が異なるというのは驚きですね。ここまでの内容をまとめると、留学生向け、カナダ人向けいずれも───

  • バンクーバーのあるブリティッシュコロンビア州は学費が高め
  • 最も学費が高いのは、トロントのあるオンタリオ州
  • オンタリオ州のカナダ人向けの学費は2019年から値下がり
  • 最も学費が安いのはニューファンドランド・ラブラドール州
  • ノバスコシア州は大学の学費は安いが、大学院は高い
  • ニューブランズウィック州、マニトバ州は学費が安め

留学先として人気のバンクーバーがあるBC州、カナダ最大都市トロントがあるオンタリオ州は、いずれも学費の高い留学・進学先となっており、生活費の高さを考慮しても、金銭的な余裕がなければ厳しい州だと言えます。

 

しかも、この高い学費も、年々さらに上昇しています。

学費の推移が分かるよう、過去3年分の学費を表示していますが、ほとんどの州で学費が上昇していることがお分かりいただけると思います。下記記事でもご紹介していますが、カナダは年々着実に物価が上昇しているので、学費も今後さらに上昇することが見込まれます。

そのため、学費を工面するためにも、『住みたい州』というより、『学費が安い州』を選ぶ、というのも進学・留学先の決めての一つかもしれません。

 

そして、州を選ぶ以外にも、まだ注意いただきたい点もあります。

それは、「学部選び」。日本の国公立大学/大学院は、どの学部であっても学費はほぼ一律である一方、カナダでは学部により授業料が異なるのです。

長くなるので、学部別の平均授業料は、また別記事「【2020年版】カナダの大学進学・留学 学部別学費一覧」にてご紹介したいと思います。

カナダ留学&移住を考えている方へ

最後に。私自身、大きな不安を抱えて飛び込んだカナダ。同じようにカナダへの移住や留学を考えている方に、何か役立てることがあれば、とても嬉しいです。質問やご相談などあれば、お気軽に問い合わフォームもしくはLINEでご連絡くださいね。

実経験と現地在住者の目線で、できるだけ疑問や不安が解消するよう、お答えさせていただきます。皆さまからのご相談がブログ記事のアイデアにもなっています!

ただ、私の方でお答えできるのは、あくまで「自身の経験に基づくこと」や「カナダ生活の一般的なこと」。留学や永住権に関して「確実なアドバイス」が必要な方は、専門家に相談することをおすすめします。

エージェントがたくさんいて悩みますが、私の知り合いが移住・留学エージェントをやっているので、よかったら一度相談してみてください。私も留学事情などアドバイスを求めることがありますが、裏話を含め、カナダ事情に熟知しているので、答えも的確ですし、とても親身になってくれる方です。「ハピバナのブログを見た」と伝えいただくと、良いことがあるかも、です!

 

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