娘がシルバニアファミリーで遊ぶ年頃になり、「ドールハウス」にも興味が出てきた今日この頃。
AmazonやeBayでドールハウスを物色していると、可愛いものが多くてビックリ!そこら辺のおもちゃ屋さんでは見かけないような本格的なもの、精巧なものがたくさんあるんですね!
娘のため、というより、すっかり自分が欲しくなって、ポチってしまいました。
月光城堡───
そう、これ、名前からも分かるように、中国製なんです。
おそらく同じメーカーと思うのですが、海外市場のドールハウスのDIYキットは中国製ばかりで、私が欲しいなぁと思ったものも全て中国製でした。
可愛いデザインもさることながら、部屋の中にはLEDの照明が5つも付いていたり、細かい家具も10点以上入っていたり、かなり本格的な作りです。
この記事の目次
ドールハウスDIYキットの中身
ドールハウスを作るにあたり、必要な材料・道具は一通り揃っています。用意する必要があるのは、ハサミ、カッターくらい。
でも────
かなり細かいパーツ入ってますけど?!配線みたいなのもありますけど?!不器用な私にこんなの作れるか・・・?!
中身をみて怯んだ私でしたが、本当の衝撃は説明書を開いた時。例えばこのページ。
作り方を説明してくれているのですが、かなりの細かさ。ピンセットで取り扱っている辺りで、いかに小さいかがお分かりいただけるかと・・・。シャンデリアも、針金と極小ビーズで作ってるし。しかも、説明は中国語!
これまでドールハウスというと、小さな子供が遊ぶようものしか知らなかったので、あまりの細かさに自信と意欲を失いかけました(笑)
ドールハウスDIYキットの作り方
なんとか自分を鼓舞して、いざいざ、作っていくことに。
まずは中身の確認
まずは中身が揃っているかを簡単に確認して、作りやすいように仕分けていきます。
パーツは梱包物A・梱包物Bなどと、ABCで袋分けされていて、説明書にはどのような梱包物が入っているか写真付きで紹介してくれています。
小さなパーツが大量にあるので、稀に一部のパーツが入ってない、なんてこともあるようですが、今回届いたものは、全て揃ってそうでした。
パーツを無くさないよう、そして、探しやすいように、ABCごとにタッパーに仕分けておくと便利でした。
パーツの確認と仕分けができたところで、いざ、作っていきます!工程の一部をご紹介しますね。
キャビネット
キャビネットそのものを作り、極小ビーズで作ったフルーツバスケットや、ボトルなどを作っていきます。説明書は全て中国語ですが、写真で説明があるので、読めなくてもなんとかなりました。
針金で作った取っ手を取り付けるのに四苦八苦していたら、自称「器用」な夫が登場して、サクッとやってくれた。「いっそのこと全部作ってみる?」と聞いてみたが、軽く流されました(笑)男性が精巧なプラモデルを作る趣味と似ていると思ったんですが、残念。
サイドテーブル
本
本は紙を切って折り畳んで作っています。レゴのミニフィグと比べてもこんなに小さい!それでも、タイトルや絵がしっかりデザインされています。あと、本のタイトルは中国語。
シャンデリア
大変だったのがこのシャンデリア。
5つのライトの針金を一つにまとめないといけないのですが、付属のボンドではかなり厳しい戦いです。後述する速乾タイプの使いやすいボンドを用意したほうがいいと思います。
階段
ドールハウス本体
いよいよ本体の組み立て。バルコニーの組み立ては厄介でしたが、それ以外は、家具の製作作業に比べると簡単に感じました。どんどん完成図に近づいてくるのでテンションも上がります!
あと、このドールハウスは案外多くの場所で「紙」が使われています。部屋の壁、屋根、床、ドアなど、模様がある部分は、木材に紙を切って貼り付けています。
紙製というのが、見た目や耐久性の面で残念に思っていましたが、完成してみると、案外、紙というのは気になりません。他のドールハウスを見ても、紙を使うケースは多いようです。
家具の配置
この工程が一番楽しかった!作成したミニチュア家具たちを配置していきます。頑張って作った家具たちがようやく日の目を見る時がきたーー!
ちなみに、家具は床に固定して、動かせないにしています。本当は模様換えを楽しめるようにしたかったんですが、付属ボンドの接着が弱く、触ると簡単に壊れる家具が多くて・・。
壊れたら悲しいので、今回は眺めるだけのドールハウスにしました。
おすすめは速乾タイプの接着剤
接着剤といえば、セット付属のボンド。
付属ボンドは木工ボンドを水で薄めたような水溶性ボンドなんですが、完全に固まるまでに3時間くらいかります!
瞬間接着ではない分、何度も貼り直しができて便利なのですが、1つのパーツをくっ付けるたびに3時間待ちなので、なかなか次の工程に進めず、製作時間がかなりかかりました。
あと、接着力自体が弱いので、家具の強度も弱くなりますし、布の接着も出来ず、ソファやピアノの椅子カバーを作るのにかなり手こずりました。
同じ種類のドールハウスを作成するなら、付属ボンドよりも、木・布・紙などに使える速乾タイプの強力接着剤を使うことを強くお勧めします!
私は途中から速乾タイプの接着剤に切り替えたのですが、それまでの亀のようなスピードが嘘みたいに、サクサク作れるようになりましたし、製作途中で壊れることもなくなりました!
アルテコ パワーエース 速乾アクリア スティック 水性タイプ 20g A03
ドールハウスの製作にはこれが一番人気のようです。
電気の配線方法
作成方法で唯一分からなかったのが、照明の電気配線です。ここばかりは中国語の説明を見ても理解できず、苦戦しました。写真を見てもイマイチ分からないと思うので、図にしてみます。
今回のドールハウスはスイッチ付きなので、このような配線になります。
電球から伸びているグレーの線は電池ボックスの黒い線につなぎ、電球から伸びている白い線は一つにまとめて、スイッチを介してから電池ボックスの赤い線につないでいます。
屋根の中に電池ボックスと配線を隠しておくことができます。屋根の開閉にコードが邪魔にならないよう、マスキングテープで止めています。
これで屋根の裏側にあるスイッチを入り切りすることで、照明のオンオフができます!
完成作品
ようやく完成!
完成までに2か月近く、時間にすると50時間以上は費やしたと思うので、完成した時の喜びはひとしお。正直、細部は上手に出来ていませんが、不器用ものの初心者でもなんとかなりました!
久しぶりに作る楽しさも味わえて、大満足ですし、部屋に飾ってみても、なかなか可愛いくて気に入りました。
DIYセットの価格とおすすめの入手先
さて、今回のセットはeBayで送料込み4000円ほど。
安い値段なりの商品かと思っていましたが、家具の木材パーツも精密にカットされていますし、パーツの質も悪くありません。この値段でここまで完成度の高いドールハウスが作れるとは驚きました!趣味の時間として考えても、4000円でたっぷり遊べたなぁと思います。
海外のドールハウスDIYキットは、大手だとAmazonやeBayあたりで購入できますが、取り扱いデザインが豊富で、値段が安いのはeBayです。今回のセットも、Amazonでは1万5千円ですから!
ただ、数多く出回っているデザインはAmazonのほうが安い場合もあるので、よく比較してみてくださいね。
なお、eBayで購入する場合、英語のやり取りや日本までの送料や関税などが厄介ですが、日本語と日本円に対応したeBay公式サイトの「セカイモン」もあります。
多少の手数料は加算されるものの、Amazonとの価格差が大きい場合は、お得度は高いです。取り扱い商品はほぼeBayと同じなので、色んなデザインの中から選べますよ。
→セカイモンのDollhouse DIY kitの検索結果はこちら。
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