娘が生後4ヶ月になった頃から、布おむつを使い始めました。
息子は「日本」の布おむつで育ち、娘は「カナダ」の布おむつで育っています。日本とカナダ(実際はアメリカ製が多い)、両方の製品を使い比べてみて思うのは、カナダのほうが値段は高めだけど、便利だし、使いやすい!
ただ、布おむつの種類が日本とは違っていて、私自身、戸惑うことが多かったので、アメリカ・カナダの布おむつの種類や使い方、お手入れ方法などをまとめてみたいと思います。
なお、布おむつを使う良さなどは以前の記事に書いているので、よかったらこちらもご覧ください。
メリット色々!カナダで「布おむつ」と「おむつなし育児」のススメ。
この記事の目次
アメリカ・カナダの布おむつの種類
英語で布おむつは「Cloth Diapers(クローズダイパー)」。アメリカ・カナダの布おむつの種類はだいたい下記4つに分類されると思います。
- All in One
- Pocket Diaper
- All in Two
- Prefold
この4つのタイプを詳しく見ていくと・・。
①おむつも、カバーも一体型:「All in One」
出典元:GroVia
All in Oneは「AIO」とも略されます。このタイプは「おむつ」と「カバー」が一体化しているので、紙おむつと同じ感覚で使えます。
これはかなり手軽。ただ、おしっこの度に交換が必要なので、かなりの枚数を用意しておく必要があります。そして値段も高い。便利と言えど、コストパフォーマンスが悪いです。
また、お洗濯しても、中までしっかり乾きにくいのも難点。ただ、最近のAll in onesは、上記画像のように、乾きやすさを考慮して設計されているものが多いです。
【長所】一番手軽!
【短所】値段が高い、洗濯量が多い、物によっては乾きにくい
「Thirsties」というメーカーの商品も↓、おむつがカバー本体に縫い付けられているものの、片側しか縫われていないので、乾きやすいです。
②インサートをポケットの中に入れる:「Pocket Diaper」
背中側にポケットが付いているので、ここからインサートを中にいれて使います。アメリカやカナダでは、これが最も一般的な布おむつだと思います。販売数も多く、上記All in Oneに比べると、価格も低め。
また、カバーとおむつが分かれている分、洗濯しても乾きやすいです。おむつをポケットの中に入れるのが多少手間ではありますが、セットしてしまえば、ズレないし、紙おむつのように手軽に使えます。
しかし!
おむつを中に入れてしまうと、先ほどのAll in Oneタイプと同様に、おしっこの度に全交換となってしまうので、ある程度の枚数が必要に。そこで、おむつを中に入れるのではなく、カバーの上におむつを載せて使う人も多く、私もそうしてます。
おむつを上に載せて使う場合、セットで付いてくる成形おむつ以外にも、後ほど紹介する「Prefold」という、いわば、さらしで作られた日本の「輪おむつ」のようなものを載せて使うこともできます。
【長所】All in oneより安価、インサートだけ追加購入可能、好みの使い方ができる
【短所】おむつのセットが少し手間
通常、おむつカバーとインサート(成形おむつ)が下記のようにセットで販売されています。
Babygoal Adjustable Reuseable Pocket Cloth Diaper Nappy 6PCS + 6 Inserts 6BG09-CA
③インサートが固定できる:「All in two」
出典元:Diaper Junction
All in two(AI2)このタイプは、インサート(成形おむつ)を中に入れず、カバーの上に置いて使います。
おしっこをしても、おむつだけ交換すればよいので、洗濯物が減ります。「Pocket Diaper」でも、同じような使い方ができると紹介しましたが、違っている点は、「All in two」だと、おむつとカバーがスナップボタンなどでくっ付けられるようになっていること!そのため、激しく動いても、おむつがずれることがなくて安心です。
ただ、スナップボタンでくっ付けるためには、洗い替えの成形おむつは、専用のものを購入しなければなりません。専用おむつは通常のおむつより、多少値段が高くなるのがネックです。
【長所】洗濯量が減る、動いてもずれにくい
【短所】成型おむつは専用のものが必要、Pocket Diaperより値段が高め
下記の「Best Bottom」のTwo in Oneは簡単に取り付けられて、インサートの吸収性が良いと、評判が高いです。
④低価格で吸収性も高い:「Prefold」
これは、昔ながらの布おむつという感じ。
「Prefold(プレフォールド)」は、日本の輪おむつと似ていますが、名前の通り、「あらかじめ折りたたまれた状態」で縫合されています。輪おむつの使い方と同じように、おむつカバーの上にPrefoldを載せて使います。
Prefoldは、インサート(成形おむつ)より、比較的低価格なので、この種類でそろえるのが一番お手軽ともいえます。
機能的な面でいうと、成形おむつに比べるとPrefoldのほうが吸収力が高く、大量のおしっこでも割と安心です。
ただ、予め縫合されている分、洗濯しても乾きにくいのが難点ですし、成型おむつに比べると、おむつを付けるのが多少面倒です。また、インサートよりもかさばる分、ピッタリしたズボンなどは履かせにくくなります。。
【長所】安価、吸収力が高い
【短所】乾きにくい 、おむつを付けるのが面倒、腰回りが大きくなる