アメリカとカナダってこんなに違う!実際住んでみて感じた11の違い

更新 | 2016-09-23公開
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アメリカとカナダって、お隣同士、似ている国だと思いませんか?

私自身、カナダ移住前に、両国共に旅行で訪れたこともありますが、なんとなく違いを感じるものの、やはり「似ている国」という印象は残ったままでした。

でも、実際に住んでみると、やっぱり違う!全然違う!!

今回の記事ではアメリカとカナダで、こんなに違っている!と感じたことを個人の意見だけでなく、実際の統計なども元にしながら、ご紹介したいと思います。これで、あなたもアメリカ人とカナダ人の違いに気付くかも?!

肥満の割合

アメリカ人の平均体重は81.93kg、世界肥満度ランキングで第3位の肥満国です。それに対してカナダは平均体重69.77kg、肥満度ランキングも52位と低く、肥満国とは言えません。

詳しくは下記の記事でもご紹介しています。

 関連記事 

世界の肥満度ランキング発表!日本は痩せすぎ?カナダは本当に肥満国?

謝罪の文化


アメリカでは、人の前を横切るときはもちろん、人にぶつかったとしても「Excuse me」です。言われないことすら多いくらい。アメリカに行くと、ここが異文化であることを強く感じます。

私自身、7年ほどアメリカ系の外資企業で働いていたのですが、アメリカ人上司によく注意されたことが、「謝るな!」ということ。

日本人の感覚で、自分が悪くないのに謝っていると、誤解されるからだそうです。「自分は正しい」ことを必ず主張するように言われましたし、自分に非があったとしても、謝るよりも、相手の理解を得られるよう正当な説明をするべきだそうで。。「認めたら負け」という感じですね。

一方、カナダでは、ぶつかった時、自分が悪くなくても、即座に謝ってくれる文化です。

道を通せんぼしてしまった時も、「I’m sorry」と謝ってくれる人が多いです。カナダに住んでみると、カナダ人がよく謝ることにとても驚きました。まるで日本と同じ感覚!スーパーなどで陳列棚を見ている時に、前を横切るときに「Sorry」と謝ってくれる人も多いです。

カナダの謝罪文化については、下記の記事でも詳しく紹介していますので、合わせてご覧ください。

 関連記事 

まるで日本人!?謝罪文化の根付くカナダでは、こんな場面でもSorryを言う!

レジ店員の接客態度


アメリカもカナダも、レジの人はとてもフレンドリー。気さくに話しかけてくれます。でも、そこにはやっぱり大きな違いが。

アメリカでは、買い物をするとレジ係の人の物の扱いが荒くて驚きます。

特にスーパーなんかでは。バーコードを読み取った後、あまりに放り投げるように物を置くので、『え、怒ってるの?』と思いきや、フレンドリーに話してくれたりもするので、これが普通の扱いなのでしょうね。。。

支払いを済ませたらお客の所有物になるわけなのに、そんなドサッと置いたりしないでーーと顔がこわばります。特に野菜とかフルーツとか、丁寧に扱って欲しいものです。洋服も適当に袋に突っ込むし。

一方、カナダでは、基本的にレジの人は、物の扱いは丁寧だと思います。

カナダに住んで約2年ですが、今のところ、ドサッと乱暴に物を置かれた経験はありません。洋服も、ただ袋に突っ込むのではなく、一応は、畳もうと努力してくれます。(でも、そんなに丁寧じゃないw)

英語のスペルと発音


綴りに関してはイギリス寄り、発音はアメリカ寄りと言われるカナダの英語。

個人的には、アメリカ英語は単語同士をつなげて話すので、聞き取りが難しく感じるのですが、カナダ英語のほうは、イギリス英語ほどではないものの、一つ一つの単語をはっきりと発音していて、聞きやすいように思います。

癖のないニュートラルな英語なので、オンタリオ州の英語が北米アナウンサーが使う標準語なのだそうよ。

 参考記事 

U23.net 英語のなまり比較

また、下記のビデオでは、アメリカ人とカナダ人が、いくつかの単語を発音して、違いを紹介してくれています。これを見ると、同じ単語でも発音が違うのがよく分かりますね。

銃事件の死亡数


州によって規制が異なるものの、銃規制はほとんどなく、多くの州で18歳以上であれば身分証明書さえ見せれば銃の購入が出来てしまうアメリカ

一方、カナダでは、銃は厳しく規制されており、銃の購入には許可証が必要です。日常生活においては、日本と同じく、銃を意識するようなこともありません。

 

実際、銃事件による死亡者数もアメリカとカナダでは大きく異なります。

【国別 銃による殺人事件・死亡事故が起こる確率】

エルサルバドル:「心臓発作」による死亡と同じ確率(100万人中446.3人
メキシコ:「すい臓ガン」による死亡と同じ確率(100万人中121.7人)
アメリカ:「乗用車事故」による死亡と同じ確率(100万人中31.2人)
イスラエル:「建物火災」による死亡と同じ確率(100万人中7.5人)
カナダ:「アルコール中毒死」と同じ確率(100万人中5.6人)

~中略~

日本:「落雷」による死亡と同じ確率(100万人中0.1人)

出典:rocketnews24.com

そもそもアメリカ・カナダの比較以前に、1位のエルサルバドルの446.3人という桁違いの多さに驚きますが、、、

アメリカの銃による死亡は、100万人中31.2人であるのに対し、カナダでは5.6人と、約6倍の違いがあります。この結果からもカナダの治安の良さが伺えますね。

 

ただ、日本の100万人中0.1人に比べると、カナダも銃事件の数は多く感じますよね。

厳しい銃規制を弾いているにも関わらず、日本より銃犯罪が多い理由は、アメリカから銃が密輸入されてしまうためと言われています。

アメリカとカナダの国境を車で何度か通ったことがありますが、確かに、荷物検査は一切なく、簡単に入国出来ました。銃を違法に持ち込むことも、さほど難しくないのかもしれません。

車の状態


アメリカ、カナダ両国ともに、日本のような車検制度はありません。そのため、メンテナンスは自己責任となります。ただし、走っている車を見ると、アメリカのほうがボロボロな車が多いと感じます。

実際、アメリカとカナダでは、車に期待する走行年数が異なりで、アメリカ人は一つの車に15.36年は乗り続けたいと思う一方、カナダ人は12.88年だそうです。

アメリカとカナダでは、平均で3年もの開きがあれば、ボロボロ具合も異なるわけですね。(参考記事:The Globe and Mail “Canadians vs. Americans: Top 10 differences in auto ownership”

 

カナダ人のほうが状態の良い車に乗っている理由には、冬の厳しい寒さが影響しているのかもしれません。

マイナス20度を超えるような寒さの時に、人気のないところで車が壊れたりしたら、カーサービスを待っている間に凍死しかねません。。。そうならないためにも、日ごろから車のメンテナンスはしっかりとしているのかな、とも思います。

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冬のカナダでは、こんな車をよく見かける

とは言え、カナダでも冬になると、路面に凍結防止剤が撒かれるため、まるで車全体で泥をかぶったかのように、見た目が本当ーーーに汚い車も走っていますが。

 

それにしても、両国共に、10年以上も車に乗り続けるという感覚・・。

走行距離も10万キロなんて、まだまだ現役バリバリ。20万キロが近づいて、そろそろ替え時かな?という感じです。日本とは道路状況も異なるとは言え、日本人にとっては、アメリカもカナダも驚くばかりですね。

靴をぬぐ習慣


アメリカでは多くの人が靴を脱ぎません。人の家に入るときなども、脱がないそう。それに対して、カナダではほとんどの人が玄関で靴を脱ぎます。

カナダの家には、玄関の段差がなく、靴を脱く明確な境界がないことが多いのですが、多くの人が入口周辺にシューラックを設置して、靴を脱いでいます。私の周りのカナダ人に聞いても、自宅はもちろん、他人の家に入る時なども「礼儀として靴を脱ぐ」と、みな口をそろえて言います。

 

アメリカとカナダの靴の文化について、Yahoo Answerに面白い質問が載っていました。カナダ人がアメリカ人に向けて質問した内容なのですが、簡単に訳してみると───

アメリカ人たちよ、家の中でも靴を履くのかい?

僕はカナダ人だけど、僕たちは家の中では必ず靴を脱ぐよ。たとえ、初めて会った人の家でも、家を汚さないよう、礼儀として靴を脱ぐのは当然。

でも、この前、親戚の住むフロリダに遊びに行ったとき、誰も靴を脱がず、外を歩いた靴のままで家の中を歩き回るから、本当にびっくりしたよ。自分で家の床を汚すなんて、僕にはまったく理解できない。特にカーペットなんて最悪。

靴を脱ぐか脱がないか、君たちアメリカ人の意見を聞かせてくれ。

出典:https://ca.answers.yahoo.com/question(訳ハピバナ)

 

これに対する、アメリカ人たちの回答がとても面白かったです。

床は汚れて当然!汚れたら掃除すればいいだけ。

掃除機とモップがあるから、汚れるなんて大したことじゃない。靴が汚れている時は、玄関マットで汚れを落とせばいい。それが玄関マットの役割だ。

人前で靴を脱ぐのをためらう人もいるわ。足が臭ったら嫌だから。

このように、床が汚れることを気にしていない回答が多くてびっくりでした。異文化ですね・・・。

また、足が臭ったら嫌だから、他人の前で靴を脱がないというのも、なるほどです(笑)靴を脱がないことのほうが、アメリカ人にとってはエチケットにもなっているのですね。

 

カナダの多くの人が靴を脱ぐ理由には、車同様、冬の寒さも影響しているのではないかと思います。

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こんな雪まみれの靴で、家に入られたら困る

バンクーバーなどの一部地域を除いて、冬なんて、皆、ごっついスノーシューズを履いて出かけます。

スノーシューズで暖かい家の中に入るなんて居心地が悪いですし、そもそも靴は雪だらけなので、こんな靴で家の中を歩いたら、床が濡れてしょうがないです。。。

紙幣の状態


アメリカの紙幣って、やけにしわくちゃですよね。

しわくしゃ紙幣は長年流通してきた実績とみられ、偽札の心配がないため、新札よりも好まれるのだそうです。また、ポケットにそのままお金を入れる習慣があるため、お札がくしゃくしゃになりがちだとも言われています。

一方、カナダのお札はとてもきれい。

これは、プラスチック製のポリマー紙幣のため。しわがあまり入らないようになっています。また、このポリマー紙幣は2011年より順次導入されたばかりなので、まだまだ新札のように綺麗な紙幣が多くなっています。

 

また、カナダのお札は、5ドル札が青、10ドル札は紫、20ドル札は緑、50ドル札は赤、100ドル札は茶色と、カラフルで、金額が分かりやすいのも特徴です。

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新札のような紙幣もたくさん

国民性の違い

世界各国の人々の性格と心理の違い というページで紹介されている国民性の内容がとても面白かったのでご紹介させていただきます。

アメリカ人の気質

アメリカ人は、歴史からしましても、侵略の文化であり、インディアン達の住むアメリカ大陸を侵略してきた過去があるくらいですから、非常に勝敗にこだわり、性格も激しいです。

テンションも高くて、パーティー好きで、スーパーヒーローに憧れ、感情をストレートに表現して、身振り手振りを使って、大げさな感情表現をします。

また、アメリカ人は、基本的に子供のような無邪気な性格を持っていますし、正義感も強いです。

 

一方、カナダ人の気質はと言うと──

カナダ人の気質

カナダ人は、大自然に囲まれて生活しておりますので、温和で人懐っこくく、優しくて、おっとりしていて、繊細な感性を持っています。外見も質素で素朴であり、流行には流されないけれども、自分独自のシンプルな生き方を持っています。

ただし、大自然の影響からか、時間に対しては、非常にルーズです。でも、ほとんど犯罪も起きず、治安もとても良い国です。

中略

あまりに大雑把なため、細かいところには目が届きません。

中略

細かいことで悩んだり、ケチなことは一切言いません。ただし、そのせいなのか、貯蓄する感覚はなく、お金が入れば、すぐに使ってしまいます。

個人の性格によって全く異なるものですので、決して一概には言えないですが、大体の国民性として考えると、当たっているのではないかと思います。

 

ちなみに、このサイトで紹介されている日本人の特徴はこちら。

礼儀正しく、挨拶を欠かさず、集団行動と秩序にこだわる。綺麗好き、時間や約束を守り、仕事も非常に丁寧。自己主張や自己表現が下手。貯蓄精神が旺盛

だそうですよ。うん、納得(笑)

本音でぶつかるアメリカ人、感じ良さを心がけるカナダ人


これも国民性の一つでもありますが、長くなるので別項目にしました。

アメリカもカナダも、意見をきちんと述べながらも、相手を傷つけないような表現を好んで使う文化があると思います。大したことでなくても大げさに褒めてくれたり、「Please do it」というよりも「I was wondering if you could do it」のように、自分を主語にした婉曲表現を使ったり。

 

それでもやはり、アメリカ人のほうが自己主張が強く、ストレートに意見を述べるのに対し、カナダ人は本音を隠し、オブラートに包んだ「感じの良い」表現に留める人が多め。

私自身、実際にカナダに住んでみると、自分が抱いていた「ストレートに物申す英語社会」のイメージとは意外なまでに違っていて、驚きました。

これには、イギリスとフランスの2つの文化を持ち、さらには移民を多く受け入れているカナダが世界で初めて導入した「多文化主義」が背景にあるように思います。

多文化主義とは、民族や文化の多様性を尊重し、人種や民族に関わらず、全ての国民をカナダ国家の構成員として平等に評価するというものです。

そのため、小さなころからこのような教えが浸透しています。

『人それぞれ文化や興味、好みが違って当たり前。相手を否定するようなことは言うべきではない。』

 

例えば、食べ物を持ち寄るポットラックパーティで、ある国の出身の人が自国の食べ物を作ってきてくれたとします。それが自分の口には合わなかったとしても、「It’s interesting」と肯定的に言うことが社会のマナーです。

この点は、「建前ではなく本音でぶつかり合うアメリカ人、建前社会でお世辞が多いカナダ人」とも言えるのではないでしょうか。どちらが良いと思うかは、人それぞれ好みが分かれるところですよね。

人種差別


先ほども触れた、カナダの多文化主義と多様性の尊重。

この考えが深く浸透しているカナダでは、差別はほとんどありません。別の記事で、カナダの差別問題について、非白人系カナダ人の意見をご紹介していますが、ほとんどの人が差別を受けたことがないという人ばかりでした。

 関連記事 

カナダで人種差別を受けたことある?アジア人など有色人種側の意見まとめ|カナダの差別問題②

一方、アメリカでは差別がまだ残っています。警察による黒人射殺事件に代表されるように、言葉だけでなく、攻撃的な差別も残っています。

また、カナダでは差別に会ったことがない有色人種の人たちも、ひとたびアメリカに遊びに行くと、周囲から批判的な目で見られたり、レストランなどで差別を受けることがあると言います。

実際に日本人がアメリカで差別にあった体験をまとめた記事がとても参考になったので、リンクをご紹介させていただきますね。

 参考記事 

【対処法き】アメリカでの人種差別:日本人の壮絶体験まとめ

まとめ

以上、私が実際に住んでみて感じたアメリカとカナダの違いをご紹介しました。

お隣の国でありながら、似ているようで、いろいろ違ったところがありますよね。カナダには謝罪の文化があったり、靴を脱ぐ習慣があったり、建前社会だったりと、日本に似ている面が多いので、日本人にはより馴染みやすい国なのではないかと思います。

ただ、今回の内容には個人的に感じた意見も多く含まれているので、違った印象を抱いている方もいるかもしれません。あくまで一個人の意見として、受け止めていただけたらと思います。

 

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