最安の海外転送会社「転送Japan」利用レビュー|評判、特徴、メリット、デメリットは?

更新 | 2021-08-04公開

海外在住者には欠かせない海外転送サービス。

これまで5社ほど利用してきましたが、私自身が一番よく利用しているのが、業界一手数料が安い「転送Japan」です。安くても、対応は大丈夫なのか?サポートの質は悪いのか?

実際に利用して感じた特徴や、メリット・デメリットをご紹介です。

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海外転送会社10社を比較した記事はこちら。利用条件毎に、料金・サービスを徹底比較してます。
2021年版おすすめ海外転送サービス10社徹底比較|一番安いのは?海外在住者必見!

転送ジャパンの特徴・メリット

転送Japanは、日本の通販サイトの商品を、自社の倉庫で代理で受け取り、海外の住所まで転送してくれる会社です。他社と比較してみて、私が感じた転送Japanの特徴は下記6つ。

転送手数料が超格安

ほとんどの会社が重量に応じて手数料が上がり、100~2000円ほどかかるのに対し、転送Japanの転送手数料は、重量100g以下は30円、それ以上の重量は一律150円と破格。(※2021年5月時点)転送Japanの最も優れたメリットと言えます。

たった150円の手数料で、荷物の重量計算、インボイス手続き、配送まで行ってくれるというのがすごいですよね。家族や友人に手間をかけさせる必要もありません。

MM2021/8/4より、コロナ対応手数料として、荷物1個につき150円が加算されています。コロナ感染拡大による暫定的な対応だとは思いますが、いつまで継続されるのかが不明です。最新情報を公式ウェブサイトにてご確認ください。

配送方法の選択肢は少なめ

  1. EMS(送料3-5%引き)
  2. 航空便
  3. SAL便
  4. 船便
  5. 【中国のみ】SF EXPRESS
  6. 【中国のみ】eCHINA便

転送Japanの配送方法は上記6つのみ。

残念ながら、送料格安な小型包装物(2㎏以下の小型物)や印刷物扱い(5㎏以下の書籍など)、国際eパケット配送(2㎏以下小型荷物で書留料込み)などには未対応です。小型物、印刷物で取り寄せたい場合、他社のほうがお得。詳しくは海外転送サービスの比較記事にて。

他社にない特徴として、EMSの送料は3~5%引き。EMSを利用する人には嬉しいメリットです。

MM2021年5月現在、コロナの影響で世界各国、配送手段が激減したことに伴い、暫定的に送料格安な「航空小型包装物」の取り扱いを開始しています。ただし、スタッフが直接郵便局窓口で手続きしているそうで、航空小型包装の送料に対して手数料20%が加算されています。

おまとめ梱包手数料が安い

複数のストアから買い物した商品を送付する場合、「おまとめ梱包」や「同梱サービス」を利用して、1個口にまとめたほうが、配送料は断然安くなります。

転送Japanの同梱手数料は、他社より安め。

同梱するには、同梱申込料150円と、荷物一つ追加毎に同梱手数料150円がかかります。つまり、その利用レビューや、特徴、3個同梱=450円、4個=600円、5個=750円、と手数料が増えていきます。

 

2個 3個
4個
5個 6個
同梱申込料
同梱手数料
150円
150円
150円
300円
150円
450円
150円
600円
150円
750円
同梱料の合計 300円  450円 600円   750円 900円 

 

ちなみに、私自身が同梱手数料を抑えるために行っているのが、送りたい物を極力Amazonで購入すること、さらに、Amazonが直接配送する商品を選ぶこと。同じ配送日にしておけば、基本的には一つの箱で配送されるので、同梱手数料を抑えることができます。

MM同梱手数料が無料の会社もあります。ただ、転送Japanは転送手数料自体が格安なため、比較計算したところ、同梱5個程度までは、転送Japanが一番安い結果でした。詳しくは、海外転送サービスの比較記事にて。

オプションサービスが格安

荷物撮影、不要なカタログ等の破棄、保護梱包、中身確認、商品保証───

海外転送サービスには、各社様々なオプションを提供していますが、転送Japanは、このようなサービスが無料、もしくは、他社よりも安めです。

  • 荷物写真撮影 180円
  • チラシ・カタログ・靴箱の廃棄 0円
  • CD/DVD廃棄 100円
  • 保護梱包 100円

配送手続きが簡単

配送手続きが簡単なのも特徴です。

他社のように、通販で購入した商品情報(発送主・荷物到着予定日・商品名など)を連絡する必要がなく、商品が倉庫に到着すると、転送Japanのほうから連絡があります。また、インボイスに記載する商品名も、転送Japanのほうで入力してくれているので、利用者が入力するのは商品金額のみ。非常に簡単です。

倉庫保管期間が6か月間

倉庫保管期間は、他社は1か月~2か月がほとんどですが、転送Japanは異例の半年間。同梱を希望する場合、ゆっくり買い物を進めることができますし、いざという時に、とても頼りになるメリットでもあります。

私自身、この保管期間の長さに助けられました。

というのも、先日のこと。合計25㎏もの商品を買物した直後に、まさかの船便停止。コロナ過で、カナダまで残された配送手段は「2kg以内の小型包装物」のみ、という事態に。取り急ぎ、必要な物だけ小型包装物で配送してもらい、残った大量の荷物23㎏は、特に急がないので、船便再開を待ちながら倉庫保管してもらうことにしました。

これがもし倉庫保管期間が1か月だったら??

転送Japanを利用しておいて良かったと、心底思う出来事でした。

私が転送Japanを利用する理由

私自身、海外転送サービスを利用する際は、毎回10社程度と比較検討した上で、利用しています。それでも、なんだかんだ、「転送Japan」を利用することが一番多いです。その理由は下記3つ。

  • 重量が重いものを取り寄せることが多く、送料格安の印刷物/小型物を利用することがない
  • 転送料が一番安い
  • 同梱荷物が5つ以内なら、一番お得
  • 送料が安いSAL便、船便に対応している

上記に当てはまらないような場合、例えば、軽いもの1点を急ぎで取寄せたい場合などは、他社を利用しています。

転送Japanで実際にかかる料金は?料金見積

転送Japanで商品を取り寄せると、実際にどれくらいの料金がかかるのか?3つの条件で、計算してみました。いずれも、転送料自体が安いので、支払う金額は「ほぼ送料実費」です。

荷物1つ(2.5kg)をアメリカまでEMSで送付
転送手数料 150円
送料(EMS) 4,992円
合計 5,142円

EMS送料4%割引が適用される

荷物2つ(合計3㎏)を中国までSAL便で送付
転送手数料 150円
同梱料 300円
送料(SAL) 3000円
合計 3450円

 

荷物3つ(合計5㎏)をイギリスまで船便で送付
転送手数料 150円
同梱料 450円
送料(船) 4000円
合計 4600円

 

サービス、カスタマーサポートの質が悪い?利用者の声

転送Japanは格安なだけに、サービスやカスタマーサポートの質は大丈夫なのでしょうか。

直近で転送Japanを利用した際には、郵便事情が急遽変更になり、カナダまでの配送手段が無くなるという事態に陥りました。その際には、カスタマーサポートからは迅速、かつ明確に代替手段を提示してもらい、手数料も最小限に抑えながら、無事に配送手配してもらうことができました。

その時の経験からは、サポートの質は満足いくものでした。

最低評価のレビューも

ただし、悪いレビューが無いわけではありません。例えば、ブログ読者の方からは、下記のような声も届いています。

特殊な対応になるため、事前に依頼作業の内容を細かく説明し、サイズや重量などの必要な情報も十分に提示していたにも関わらず、いざ荷物が倉庫に到着したら、正当な理由説明もなく、当初の見積から大幅に金額を吊り上げられた。理由を求めても、担当者の対応は横柄で、誠実さを全く感じられない。運営会社にクレームしても、状況が変わらない。

このような声もあることから、細かな要望をお願いしたい方や、トラブル時に十分なサポートを受けたい方は、ご注意を。カスタマーサポートに定評のある御用聞キ屋などのほうが安心かもしれません。

転送Japanの利用の流れとレビュー

総重量約6㎏の書籍を、SAL便で取り寄せた際のレビューを、実際の所要日数などと共にご紹介です。利用の流れは下記の3ステップ。全体を通じて、とても簡単です。

  1. 会員登録
  2. 通販サイトで買い物
  3. 発送処理&支払い

会員登録(身分証明書2点が必要)

転送Japanのユーザー登録内の身分証明書の登録画面
身分証明書2点の画像をアップロードする必要がある

まず必要なのが、会員登録。

個人情報の登録だけでなく、現住所・生年月日・名前を確認する証明書2点の提出が必要です。犯罪収益移転防止法により、海外転送サービスを行う業者はいずれも、本人確認が義務付けられています。他社を利用してもこの点は同じ。面倒ですが、しょうがないですね・・。

証明書の写真を撮ってアップロードするだけでOK。わざわざ書類を郵送する必要はありません。証明書の画像登録ができれば、即日、海外転送サービスの利用が可能でした。

自分専用住所が発行される

転送Japanの自分専用住所
自分専用住所が発行される。通販利用時にはこの住所宛に送付する

会員登録をすると、転送Japan倉庫の自分専用アドレスがもらえます。ネット通販で買い物する際には、この住所宛てに送付します。

ショッピング後は、転送Japanからの連絡を待つ

オンラインショッピングをした後は、転送Japanからの連絡を待つだけ。到着予定の荷物情報などを伝えるなど、こちらのアクションは不要です。

少し気になったのが、荷物到着と送料連絡が遅かったこと。

商品到着日から送料連絡が来るまでに要した日数は3日

 

ウェブサイト上には、「お客様の荷物が転送JAPANに届いたその日のうちに送料をお知らせ」と記載されていますが、この時は、実際の商品到着日から送料連絡まで、3日かかりました。ブログ読者の方からも、荷物到着連絡に数日要したという話も伺ったので、当日連絡というのはなかなか難しいのかもしれません。

MMその後利用した際には、荷物到着から5~10時間以内と、迅速に送料連絡が来るようになっていました。「当日連絡が基本だが、遅れることもある」、という感じでしょうか。

配送依頼&決済手続き

 

転送Japanのほうで重量と送料の確認が終わると、メールでお知らせが届きます。

マイページにて配達方法を選んで、決済を進めます。処理画面はとてもシンプルで、戸惑うこともなし。ちなみに、インボイスのための商品情報は、商品価格のみの入力でOKです。商品名や個数は転送Japanのほうで入力済みなので、楽ちん。

それにしても───

海外転送サービスを利用する度に、厄介だと感じるのが、倉庫に荷物が届くまで重量が分からないこと。つまり、送料が分からない!転送Japanは転送手数料が一律150円なので、まだマシですが、他社だと重量によって手数料も変わります。予想よりも高くなることもあり、毎回ハラハラです・・

支払った料金総額

転送Japanの支払い方法は、クレジットカード、Paypal、Alipayの3つ。いずれも決済手数料はかからないのが嬉しいところ。今回の荷物は、同梱サービスなども利用していないので、支払う料金は、純粋に「送料+転送料」のみ。

私が支払った金額
転送手数料 150円
送料(5.9㎏ SAL便) 8350円
合計 8500円

商品が到着するまでの所要日数

荷物が転送Japan倉庫に届いてから、実際に手元に届くまでの日数

 

今回の荷物は、転送Japan側の手続き/処理に6日間。SAL便配送に13日、合計19日間かかりました。EMSで送付していたとしても、倉庫到着から10日ほどかかっていたはず。手続きが土日にかからなければ、もう少し早かったかも??

海外転送でもう一社気に入ってよく利用しているのが、楽天公式の楽天グローバルエクスプレス。商品到着連絡も配送手続きも、数時間で対応してくれる驚きの速さが売りです。それに比べるとスピードは敵いませんが、今回はそこまで急いではなかったので、十分満足です。

RA楽天グローバルエクスプレスについては、下記のレビュー記事もご参考ください。
海外配送「楽天グローバルエクスプレス」利用レビュー|簡単手続&安心保障がおすすめ!

届いた荷物

転送Japanで海外転送して到着した荷物
国内配送された時と同じ箱で届いた
取寄せたのは子供用教材2つ

中身が書籍だったためか、国内配送された時と同じ箱のまま配送されました。外箱も、中身の荷物も、特に破損などはなかったです。転送Japan側で壊れやすいと判断された荷物は、緩衝材を追加したり補強梱包をしてくれるそうです。(1点につき100円の有料サービス)

RA取り寄せた荷物は「七田式小学生プリント」の算数です。七田プリントは、海外での日本語学習のために4歳の頃から愛用していますが、早7年目。本当にお気に入り学習教材です。詳しくは下記の記事にて。
海外生活、子どもの日本語教育どうする?私が比較検討して選んだ教材はコレ

関税対策は?

海外発送で商品を取り寄せるにあたり、関税がかかってしまったらショックですよね。転送Japanの対応は下記のようになっていました。

  • 配送ラベル&インボイスの依頼主名は自分自身
  • インボイスに商業目的ではなく、個人使用であることを明記

関税対策的にはスタッフなどの個人名で送付してほしいところですが、会社名になっているよりはマシですね。実際、今回の荷物は、合計金額30,800円と私にしては高額。ドキドキでしたが、関税は無事かからず、ホッ・・。

【総評】転送Japanはおすすめできる?私の評価

これまで転送Japanを利用してみて、他社に比べると、メリット、デメリットそれぞれあると感じました。それらを考慮した上での総評は───

メリット デメリット
手数料が最安
手続きが簡単
小型包装物、印刷物発送に対応してない
手続きに数日要することがある
土日にかかると手続きが遅れる
カスタマーサポートに不満を持つ声もある

 

 

── 転送Japanの総評 ──

2kgより重い商品、5kgより重い書籍を取り寄せるなら、1番おすすめの会社

 

手数料が安い分、対応はどうかな?と不安もありますが、手続きも簡単で分かりやすく、たった150円の手数料で、ここまで手配してくれることに、本当に驚きます。

送料連絡や荷物送付に、それぞれ2~3日要することがあること、土日は対応していないことを考慮すると、一刻も早く商品を入手したい方には向きませんが、他社より数日間遅くなる可能性があるとしても、お金をかけることなく商品を取り寄せたい方には、断然おすすめです。

ただし。

2kg以下の商品、5kg以下の書籍を取り寄せる場合は、他社を利用するほうが安くなる可能性が高いです。また、カスタマーサポートの質が良くないという声もあるので、細かな要望がある方は、ご注意を。他社と比較検討することをおすすめします。

 

IELTS受験者必見!