おすすめ英語絵本16選!英語圏の子供が必ず読む定番から最新人気作まで!

更新 | 2016-08-14公開

子供に読み聞かせる絵本と言えば、絶対外せない「定番絵本」ってありますよね。松谷みよ子さんの「いないいないばあ」や、五味太郎さんの「きんぎょが にげた」。長年読み続けられている「からすのパンやさん」などなど・・。

英語圏で読まれている絵本にも、同じように大人気の定番絵本があります。

今回の記事では、世界最大の書評サイト「GoodRead」にて「Best Children’s Books」に選ばれている作品や、New York Public Libraryにて「100 Great Children’s Books」に選ばれている絵本から、特に人気が高いものや、個人的にも大のお気に入りの作品をブックレビューと共にご紹介です。

ロングセラーの定番絵本から、最近子供たちに大人気の絵本まで、これさえ読み聞かせておけば間違いなしの鉄板!子供たちが何度も読みたがってくれるような絵本ばかりなので、子供英語教育のお供に、ぜひぜひ読んでみてくださいね。

なお、今回ご紹介する絵本は、世界的な英文読解指数であり、Amazonの洋書の難易度表示でも使われている「Lexile指数」を元に、読解レベルが優しいものから順に紹介しています。

更新情報:
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There is a bird on your head (Lexile:60L)

このThe Elephant & Piggieは、英語圏では幼稚園~小学1年生くらいまでに大人気の絵本。全25冊あるシリーズの中でも、このThere is a bird on your headは評価が高く、ガイゼル賞(ドクタースース賞)受賞作品です。

ストーリーは、優しくて用心深いゾウのジェラルドが、自分の頭に止まった鳥を払いのけられず、親友のブタのピギーに「僕の頭に何かいる?」と、助けを求めるというもの。二人の掛け合いや頭の上の出来事はまるでコント!ユーモアのセンスが高くて、大人でも楽しめますよ。

Lexielレベルは60と、本の中の英語表現は非常にシンプルです。繰り返しも多いので、お子さんもすぐに英語表現を覚えられると思います。二人の会話をお子さんとパートを分けて読み進めても楽しいですよ。また、シンプルながらも、基礎の英文法がきちんと使われているので、中学生くらいのお子さんにもおすすめ。

この本が気に入ったお子さんには、ぜひ別のストーリーも試してみてくださいね。

Pete the cat (Lexile:240L)


小学校に通う猫、Peteのお話し。Peteは言葉数は少ないけど、何があってもとにかくポジティブ!主人公のキャラクターがとても魅力的な作品です。Pete the catはうちの息子が3~6歳頃まで絵本の中で一番好きな絵本でした。

どのストーリーも面白いのですが、特に上記写真でも紹介している「I Love My White Shoes」は一番のおすすめ。お気に入りの白い靴がイチゴやブルーベリーに染まって色が変わってしまうというものなのですが、ピートは悲しむどころが、楽しそうに歌いながら歩き続けます。そして最後に「No matter you step in, keep walking along and singing your song…..because it’s all good」というステキな教えで締めくくられます。

子供たちがはまるもう一つの理由が、本の中に何度も出てくる歌。簡単な歌詞なので、子供もすぐに覚えてしまい、一緒に歌いながら、楽しく読み進めることができます。歌やビデオはPet The Cat公式HPから視聴&無料ダウンロードできるのも嬉しいところ。

英文は簡単な表現が多く、繰り返しも多いので、まだ英語に慣れていないお子さんへの読み聞かせにピッタリ。歌と共に、楽しんで読み進められると思います。

上記以外にも、Peteシリーズでおすすめなのが、「Pete’s Big Lunch」という作品。Peteがサンドウィッチを作るストーリーなんですが、どんどん大きくなっていくサンドウィッチに、うちの息子は何度読んでもケタケタと大笑いしています。

この「Pete’s Big Lunch」はレベル別リーディングの初級レベルとして発売されているので、文字も大きく読みやすく、英語教材としてもピッタリですよ。

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Chicka Chicka Boom Boom (Lexile:250L)

後ほど紹介する「Brown Bear, Brown Bear, What Do You See?」の作者であるBill Martin Jrの作品です。

擬人化したアルファベットたちがヤシの木に登って遊ぶストーリーなのですが、この本、不思議なくらい子供たちが大好き。確かに、くすっと笑ってしまうところもあるし、韻を踏んだリズム感ある文章なので、読んでいて楽しいです。

そして、この本、歌にもなっています。YouTubeなどにも上がっているので、探してみてください。ノリノリで楽しい歌なので、本と一緒に歌を聞くのもおすすめです。

The Cat in the Hat (Lexile:260L)

Dr.Seuss(ドクタースース)はアメリカやカナダなどの英語圏では、とても有名な絵本作家です。本屋さんに行けば、必ずDr.Seussのコーナーがあるくらい。

そんなドクタースースの代表作「Cat in the Hat」は、初版から60年近くたった今も大人気の作品です。その理由は、ハラハラドキドキ、奇想天外で子供が大好きなストーリーと、韻を踏んだ言葉遊びがいっぱいの文章。

小さな子供たちに読書を楽しんでもらうためにと、重要単語220語だけを使って書かれている本なので、英語のレベル自体は簡単です。アメリカでは幼稚園や小学校の朗読練習にも使われるくらい、発音やフォニックスの練習教材としてもピッタリです。

ただ、ページ数が61ページと長めなので、低年齢のお子さんや英語に慣れていないお子さんだとちょっと飽きてしまうかも。ある程度英語に慣れているお子さんのほうが取っつきやすいかもしれません。

Olivia (Lexile:270L)

Oliviaは発売後すぐに人気に火が付き、数々の賞を受賞している作品です。

この本は、なんといっても主人公のこぶたのオリビアが可愛い!天真爛漫で、ユーモアに溢れていて、子供ならではの考え方や行動が生き生きと描かれています。ストーリーも子供の日常生活そのものなので、子供たちは自分のことのように同感しながらストーリーに引き付けられるようです。

シリーズ化されて、現在も続編が色々出版されていますが、うちの息子も、まだ読んだことのないオリビアシリーズを見つける度に読みたがっています。

とてもシンプルな英文が使われているので、読み聞かせやお子さんと一緒に読む練習にもちょうどよいと思います。ただ、続編のシリーズの中には、下記のように長い英文のものも出てくるので、ご注意を。

ちなみに上記にある「OLIVIA Helps the Tooth Fairy」という作品は、歯の妖精Tooth Fairyを待ちわびる弟のために、オリビアがある作戦を実行するお話。乳歯が抜けそうなお子さんに読み聞かせて読んであげると喜ばれると思います。Tooth Fairyについては下記記事をご参考ください。

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Don’t Let The Pigeon Drive The Bus (Lexile:280L)

先ほど紹介したThe Elephant & Piggieのシリーズと同じ作者であるMo Willems(モー・ウィレムズ)の作品です。彼の作品で最も人気があると言えるのが、このDon’t let the pigeon drive the busです。アメリカでもっとも権威ある絵本の賞であるコールデコット賞も受賞しています。

ストーリーは、どうしてもバスを運転してみたい鳩が、読者に向かって、手を変え品を変え、運転させてくれと頼むというものなのですが、Elephant and Piggieシリーズ同様、この作品もとにかく面白い!ユーモアタップりで、子供もケタケタ大笑い間違いないしですよ。

英文もシンプルで短めの文章になっていますが、基本的な英文が使われているので英語教材としてもピッタリです。

Joseph Had a Little Overcoat (Lexile:330L)


絵本作品で最も名誉ある賞の一つ、コールデコット金賞受賞作品です。

ボロボロになったコートを次々に別の物へと作り替えていく、物を大切にするヨセフの物語は、ぜひとも子供に読ませたいストーリー。「You can always make something out of nothing」という格言のようなセリフも印象的です。

穴あきの仕掛け絵本になっているので、次は何に作り替えられるのかワクワク!同じ表現の繰り返しなので、一緒に読んで楽しめますよ。素晴らしいストーリーはもちろんなのですが、絵がとても可愛いくて、個人的にはとても好きな一冊。見ているだけでほのぼのします。

There was an old lady who swallowed a shell!(Lexile:390)

この本はBest Children’s bookのランキング100位以内には入っていないのですが、繰り返しと韻を踏んだリズムの良い英文で構成されているので、英語学習にもってこい!筆者のおすすめとしてご紹介です。

ストーリーは、There was an old lady who swallowed a flyというマザーグースの歌を元に作られています。おばあさんが、貝殻やカニ、カモメなどを次々に飲み込んでいくのですが、貝殻を飲み込んだ理由は分からないまま。最後に「そうだったのか―!!」という面白い種明かしが。かなり奇想天外で、子供は夢中になって聞いてくれると思います。

英語圏の子供たちに人気が高く、同シリーズの作品がたくさん発売されています。

Curious George (Lexile:90-790L)

日本でも「おさるのジョージ」としてアニメ化もされているので、ご存知の方も多いと思いますが、英語圏でも超定番の絵本の一つです。たくさんのストーリーがありますが、どれを読んでも、優しい気持ちになれる話しが多く、ぜひとも読み聞かせたい本です。

なお、Curious Georgeの英文レベルは、Lexile90L~800L程度と、ストーリーによって大きく異なります。手に取って中身を見れないときは、Lexileのレベルを考慮するとよいと思います。

この「A Treasury of Curious George」は8話のストーリーが入っていてとてもお得。カナダの書店でもオススメの一冊として並べられているのをよく見かけます。

Brown Bear, Brown Bear, What Do You See?(Lexile:440L)

世界的に有名な絵本作家エリックカールがイラストを描いた超有名作品ですね。リズム感のある文章で、リピートも多いので、英語に馴染みのない子供でもすぐに覚えて一緒に読めるようになる魔法のような一冊です。

シンプルな英語で簡単ではありますが、小さなお子さんだけでなく、英語に初めて触れる小学生にもおすすめ!

この本、Brown Bear・・・の他にも、「Panda Bear, Panda Bear, What Do You See?」や、「Baby Bear, Baby Bear, What do you See?」などなど、同じシリーズとして出版されています。Brown Bearの本が好きなお子さんには、これらの本もおすすめです。ただ、出てくる単語のバリエーションが増えて、Brown Bearに比べると少し難しくなります。

 

The Kissing Hand (Lexile:520L)

これもとても有名な一冊。英語圏のお子さんは、学校などでも必ず読んだことがあると思います。

学校に通い始めなければいけないけれど、お母さんとずっと一緒にいたいアライグマくんとお母さんのお話しで、幼稚園や学校に通い始める年齢のお子さんにぴったりのストーリーです。最後に、アライグマくんがお母さんにおまじないをしてくれるシーンには、お母さんお父さんもジーンとなるはず。優しい絵と、心が優しくなれるストーリーで、とてもオススメ!

英文は、少し長めの文章になりますが、語彙はさほど難しくはないので、中学校レベルの英語で読めると思います。

Scaredy Squirrel (Lexile:560L)

毎日同じことを繰り返して、平凡ながらも平和に生きていた臆病なリスに、突如緊急事態が発生し、人生に大きな変化が現れるというストーリー。

ストーリーや文章の書き方がユーモアたっぷりで、とても面白い本なのですが、それでいて、未知の世界は不安がいっぱいだけど、勇気を出して飛び込むと、こんな素敵なことがあるんだ!という人生の教訓すらも教えてくれるという奥の深さ!

絵本というより、アクティビティブックのような構成で描かれた部分も多くなっています。そのため、一方通行の読み聞かせではなく、親子で一緒に考えたり、話したり、対話を楽しみながら読み進めることができます。例えば、下記ページなども、時間やその時にやることなどをお子さんに質問していくと、より楽しめますよ。

Corduroy (Lexile:600L)

1968年に出版されて以来、世界中で愛されている絵本です。日本でも「くまのコールテンくん」と翻訳されて発売されているので、ご存知の方も多いと思います。

くまのぬいぐるみのCorduroyがすごく愛らしくて、心が温まるストーリが大人にもたまりません。女の子向きかと思いきや、うちの息子は一度読んで以来、すっかりお気に入りに。Corduroyの続編も何冊か出ているので、少しづつ揃えている最中です。

英文レベルは上がりますが、全体的に簡単な英文で書かれていますし、繰り返しのフレーズも多いので、読み聞かせとしてのハードルは低いと思います。

The Day the Crayons Quit (Lexile:730L)

2013年に発売されて以降、数々の賞を受賞していて、今、大人気の絵本です。

雑に扱われたり、失くされたりした各色クレヨンたちが、持ち主に宛てた文句いっぱいの手紙を紹介するという、とてもユニークな本なのですが、さらに面白いのがその手紙の内容!何かと使われてばかりで疲れ果てた赤、輪郭にしか使ってもらえず不満な黒、オレンジと黄色の太陽の色の攻防などなど、子供以上に大人が笑ってしまうような面白い内容になっています。

続編「The Day the Crayons Came Home」も人気が高く、2015年のThe Best Picture Bookアワードでは、見事1位に選ばれています。

英文自体はシンプルですが、文字数が多く、字も小さめなので、お子さんの読書練習用としては難しいですが、親子で一緒に読んで、お話しを楽しむ本としてオススメです。

Where the Wild Things Are(Lexile:740L)

1964年のコールデコット金賞受賞以来、世界中で傑作絵本として愛されている本です。日本語翻訳版の「かいじゅうたちのいるところ」も有名ですよね。GoodReadsのBest Children’s Bookランキングでも常に1位になっているくらい、人気の高い作品です。

主人公の男の子MAXは、乱暴しすぎて、夕飯も抜きに部屋に閉じ込められてしまうのですが、反省なんてすることなく、さらに空想の世界へ冒険して、やりたい放題!でも、最後にはMAXも一番大切なものに気付き、母の愛へと戻ってくる。

くすっと笑えるような面白さではなく、好奇心や冒険心が刺激される、ワクワクが詰まった一冊です。子供たちにとってはこの世界観がたまらないみたいです。

Lexile740Lと、読解レベルは今回ご紹介した本の中では一番難しい本です。文章も長めですし、難しいボキャブラリーもあったりするので、お子さんが自分で読む本としては少しハードルが高いかもしれません。でも、何度も読んでもあきない素晴らしいストーリーなので、読み聞かせ用としておすすめです。

Someday

英語難易度Lexileに関係なく、最後にご紹介したのが、子供ではなく、お母さんにぜひ読んでもらいたい一冊、Somedayです。日本語版「Someday ちいさなあなたへ」も有名ですよね。

女の子を生んだお母さんの視点から描かれた絵本で、一ページ、一ページ、すべての文章に心が動かされます。子供を持つ親は、自分の子供と重なり、涙せずには読めないのではないでしょうか・・。この文章を書きながらも、本を思い出すと涙が出てしょうがないくらい。

正直、今回ご紹介した他の本に比べると、子供の反応はイマイチかもしれません。でも、親にとっては、絵本の域をはるかに超えて、子供が大きくなるまで大切にしておきたい宝物になること間違いなし。

子育てに疲れてしまった時に読み返すと、子供への愛情が溢れて、今の時間を大切にしなくては、と思わされます。私にとっては、どんな育児本よりも励まされる一冊です。

まとめ

以上、昔からの定番ものから、最近大人気の絵本まで、英語圏で有名な絵本をご紹介しました。先日立ち寄った本屋さんでも、「先生のおすすめ」として、選ばれているものが多かったです。

英語教材としての魅力はもちろんですが、どれもストーリーが楽しいものばかり。お気に入りのストーリーなら、子供たちも何度も読んでも飽きないですし、繰り返し読み聞かせることで、表現を覚えて自分で読み進めていくこともできます。

また、いずれも有名な本だけに、YouTubeなどで、誰かの読み聞かせ動画がアップロードされているのも嬉しいところです。「読み聞かせしてあげたいけど、発音が気になる」と言う方には、YouTubeを活用されるのもお勧めですよ。我が家もよく活用しています!

お子さんのお気に入りの一冊が見つかりますように♪

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