久しぶりの一時帰国。子供が「日本って大変・・」と感じた6つのこと

更新 | 2019-02-25公開
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カナダ生活5年目の我が家ですが、先日、日本に一時帰国しました。しばらく帰ってなかったこともあり、家族みな、久しぶりの日本を満喫です!

中でも、息子8歳は日本の小学校を初体験したこともあり、想像以上に日本の生活を楽しんでいました。そして、カナダとの違いも色々感じたようです。

その違いのほとんどに、「日本最高!」と目をキラキラ輝かせる彼でしたが、時にはこんな弱音も───

日本の子供って大変・・・

今回は息子が感じた「日本の大変なところ、変だなと思うこと」を6つご紹介したいと思います。

ボール遊びする場所がない

日本は公園が多いのに、その多くが「球技禁止」。

友だちとサッカーするのが大好きな息子にとって、サッカーができる場所がないのは、とても残念そうでした。

  • 他の公園利用者に迷惑だから
  • 近隣住民に迷惑だから

そのような理由で、多くの市町村で公園の球技遊びを禁止している日本。

特に私の実家のある市では、公園という公園全てが「球技禁止」に。しかも、高いネットで囲まれた野球場が併設された公園ですら、野球場内も球技禁止となってるから驚きです。

ネットもあるし、安全だよ!なんでここでも遊べないの!?

そう言われると、なにも言えない・・。

どうやら、市内一律で「公園の球技禁止」措置を取ったことで、もともと野球場やサッカー場が付属している公園も関係ないんだそう。役所にとっては、苦情に対応するには禁止にするのが一番簡単な方法なんでしょうけど、さすがにこの措置は残念です。

「ゲームはほどほどに、外遊びしよう!」

「今の子供は貧弱だ。もっと体を動かそう!」

子供への風当たりこそ強いのに、肝心の遊ぶ環境がないというのは、子供が可哀そうですね。外に出なくなって当然かも・・。

特に、遊具で楽しめなくなった高学年の子供たちにとって、ボール禁止というのは死活問題。学校の校庭が放課後の遅い時間まで、そして土日も終日解放されていたら良いのですが、それも学校次第です。

10歳になる甥っ子も

学校のグラウンドはすぐ閉まるから、人がいない時は公園でこっそりサッカーしたりするよ。でも、怒られたり、学校に通報されるから、あんまりしなくなった。今は、サッカーする時は友だちんちの駐車場でしてる。

でも、足が絡み合って、激しくこけやすいサッカーです。アスファルトの上で遊ぶのはそれこそ危険。息子も、その駐車場で従弟や友人たちとサッカーをしていたのですが、見事、額を強打して惨事となりました。。。

カナダの公園は球技自由

住宅地の中にある小さな公園でも球技は禁止されていない

ちなみに、カナダの公園では「球技禁止」の看板は見たことがありません。芝生が敷かれた公園ばかりなので、転んでも安心。ズボンが緑に染まるくらいです。

また、サッカー場や野球場、テニスコートが併設されている公園も多く、いつでも無料で使えるので、子供たちは自由に球技遊びをしています。

と言っても、住宅地や街中には、こじまりした小さな公園も多いもの。そこでは、もちろん、周りへの配慮が求められます。

だだ、万一、誰かに怪我をさせたり、器物破損などがおきても、自治体への「球技禁止」の働きかけに繋がるわけではなく、当人同士で解決しているように思います。これは、個々の責任が求められる社会だからこそかもしれません。

学校の持ち物が多い

学校に持って行く毎日の持ち物の多さにも苦労していました。

  • 教科書、ノート
  • 体操着
  • 水筒
  • 給食用エプロン
  • 文房具一式
  • 書道セット
  • 縦笛
  • ハンカチ・ティッシュ・名札
  • マスク
  • 金曜は汚れた上履き・月曜は洗った上履き

これが、高学年はもちろん、1年生の小さい体であっても、この量の荷物を歩いて運んでいるんだから、凄いです。

また、親的にも、用品準備はもちろん、給食エプロンや体操着、上履きの洗濯など、日々の労力も多くて大変!

カナダの学校の持ち物は?

カナダの学校の持ち物はというと、基本、お弁当にウォーターボトルのみ。そこに、日によっては宿題や学校から借りた本を入れるくらいです。

  • 体育は普段着のまま体を動かすので、体操着はなし
  • 教科書・文房具は学校に置きっぱなし
  • トイレにはペーパータオルが、教室にはボックスティッシュが用意されているのでハンカチ・ティッシュ不要
  • 上履きは学校に年中置きっぱなし

こんな感じで、学校に行けば必要なものはそろっています。

また、インドアシューズと呼ばれる上履き的存在も、サイズが合わなくなったり、相当汚れたりしない限り、学校に置きっぱなし。

うちの息子は、1年間一度も持ち帰らず、年度終わりボロボロに崩壊したインドアシューズを持って帰ってきたことがありました。『靴って、ここまで壊れるんだなぁ』としみじみ感心するくらいにボロッボロ。。。(さすがに壊れたら持って帰ってこんかーーい!)

親的には、カナダは毎日のお弁当作りこそ大変ですが、その他の親の労力は最小限。そんなお弁当も海外のお母さんは手抜き?が上手です。

親子で必死の持ち物確認

そんなカナダの少ない持ち物に慣れていた息子には、重たい荷物を歩いて運ぶことを大変に感じたようです。なんたって、普段はスクールバスで楽々移動ですもんね。

そして、日々の準備も一苦労。自分で準備させても、「体育の授業があるから、体操着がいる」といった感覚が根付いてないので、抜けだらけ。

「体操着持った?」「名札付けた?」「ほら、ティッシュ、ポケットに!」「ちょっと、マスクしてない!」

登校前ともなると、私もマシンガン攻め。

───と、今書きながら思ったけど、、、息子が「持ち物が多くて大変だった」って言うのは、準備そのものの大変さよりも、私に朝から口うるさく言われるのが嫌だった、、、んじゃないかと思われます(笑)

宿題が多い

分かってはいたことですが、、、やっぱり日本の学校の宿題量は多いですね!

息子がお世話になったクラスでは、

  1. 日記、もしくは作文
  2. 計算ドリル
  3. 漢字ドリル
  4. 国語の教科書の朗読
  5. 算数などのプリント

このあたりが毎日の宿題でした。

時間にすると、集中しても1時間以上、注意散漫なうちの息子の場合、間違いなく2、3時間かかる量です。カナダでは低学年のうちは読書がメイン。宿題が出ても15分程度で終わる量なので、歴然の差!

これを毎日こなす日本の子供たちってすごい!しかも、放課後一人で留守番する子も多く、親が口酸っぱく言わずとも、自主的に宿題をする子だっています。本当に恐れ多い・・

幸い、息子は出来の良い従弟と一緒に過ごしていたので、彼の素晴らしき宿題習慣に引っ張っれ、日々なんとか宿題をこなすことが出来ました。従弟様様。

特に大変だった作文

それでも、日本語の作文が苦手な息子にとっては、日記や作文の宿題はかなり苦労していました。なんたって、カナダの日本語学校で週1回出される作文や日記ですら、3時間とかかけて、半泣きでやってますから。。。

でも、毎日の日記の宿題で鍛えられたおかげで、文章を書くことにすっかり抵抗がなくなっていった!カナダに戻った今では、日本語学校の作文の宿題も、1人でスイスイ書き進められるほどの激変ぶり。

本人にとっては大変な宿題だったようですが、大きく成長してくれて、私も大感激です。

全ての線は「定規」で

  • 筆算の横線
  • □を使った計算式の「□」
  • 連絡帳の区切り線

───などなど、線と言う線が全て、定規で書くことが求められるのも大変だったそう。

カナダの学校で定規を使うのは、長さを測ったり、図形を描いたりするときくらい。ぱぱっと手書きで線を書くことに慣れていた息子には、この律儀さはまさに「日本の洗礼」。なかなかのカルチャーショックだったみたいです。

先生から定規を使うよう指導があったものの、体験入学の短い期間じゃ、なかなかこの習慣は身につかない。というか、本人、定規の必要性を感じてすらいない

周りの子の算数ノートは整然と計算式が並んでいるのに、息子のノートは手書きのミミズが踊っていて、苦笑いでした。

下敷き必須

日本ではノートに何か書くとき、必ず下敷きを敷きますよね。というか、下敷きがないのに文字を書くなんて、下に文字の跡が写って嫌だわーという感覚です。

でも、カナダでは一切使わない。というか、そもそも、売ってるのすら見かけない

日本でカッコイイ下敷きを手に入れ、さらに先生にも注意していただいたおかげで、日本帰国中は下敷きを使っていたものの、カナダに戻るや否や、その存在すら忘れてる!相変わらずノートはボコボコです(笑)

マスク必須

最後の項目は息子以上に、私が感じたことなんですが───

帰国した時期にインフルエンザが流行中だったこともあり、息子が通っていた学校では、校内はもちろん、登下校時にも、毎日使い捨てマスクの着用が義務付けられていました。

ずっとマスクをつけているので、「耳が痛くなるからしんどい」と嘆いてた息子ですが、みんなの顔が常にマスク姿というのは、私もなんだか寂しいような気がしました。

子供たちもマスクをすることが当たり前になっているようで、息子のクラスメートには

カナダでは誰もマスクしないなんて信じられない!マスクしないと風邪が移るし、マスクはしたほうがいいよ!

そんな風に切実に訴えてくれる子も。

でも、アジア圏以外では、マスクはよっぽどの重症患者でなければ、着用しないもの。マスクをつけて街を歩けば、半径2メートル、人が寄り付かないと言っても過言ではないくらいど、超警戒されます。

マスクをしない代わりに、咳が出る人は、腕を曲げて、そこに咳き込むのがマナーです。欧米人がマスクをしないのには、「マスクで鼻と口を隠しても、結局は目の粘膜がむき出しのまま。目から感染するから、マスクは予防にならない」という理由もあります。

日本でも最近はマスクのウィルス予防効果は低いと指摘されていますし、全員がマスク着用するよりも、咳が出る時のマナーや、マスクは咳が出る人が着用することを徹底した方が良いのでは、と思いました。

それでも大好きな日本と日本の小学校

今回ご紹介した6つの項目は、慣れてしまえば、なんてことはない、当たり前のことが多いですが、久しぶりに日本で生活を送った息子にとっては、不便だな、大変だな、と感じたことだったようです。

でも、とにかく楽しかった日本!

どんなにサッカーする場所がなかろうが、持ち物がいっぱいで荷物が重かろうが、宿題が多かろうが、そして、私に口うるさく言われようが(笑)、日本、そして日本の小学校は「超最高」なんだそうです。

どれくらい大好きかって、高熱にうなされながらも、

氷枕を学校に持っていくから、学校に行ってもいい?

と、切実に訴えるくらい(笑)

本人にとって最高の経験が出来たみたいで、日本に一時帰国してみて本当に良かったなぁと思います。学校やクラスメートにも本当に感謝感謝です。