スターウォーズ好きにはたまらないレゴのスターウォーズシリーズ。
中でも、UCSと呼ばれるアルティメットコレクターシリーズは、超大型、且つ、細部まで作りこまれたデザインが特徴で、コレクションとしても最適です。
今回は、UCSの中でも、2017年に発売された「スノースピーダー」を作ってみたので、レビューしたいと思います。
また、海外限定などの入手困難なレゴセットをAmazonなどより安く購入する方法も併せてご紹介したいと思います!
レゴ スノースピーダーの新旧比較
スノースピーダーこと、T-47エアースピーダーはエピソード5「帝国の逆襲」で、ルークスカイウォーカーが搭乗した乗り物です。
実はレゴスターウォーズシリーズからスノースピーダーが発売されるのは、今回で2回目。2003年に発売された10129スノースピーダーから14年が経過し、満を持してリニューアル発売されています。
両者の違いをまとめると、このように。
10129 | 75144 |
発売:2003年 | 発売:2017年 |
価格:$130(USD) | 価格:$199.99(USD) |
ピース数:1457 | ピース数:1695 |
重量:2555g | 重量: 2530g |
サイズ:57.5 x 38.3 x 9.3 cm | サイズ: 58 x 37.3 x 8.3 cm |
ミニフィグ無し | ミニフィグ2体 |
ピース数が250ピースほど増えた割には、サイズ感や重量はほぼ変わりません。つまり、今回のものが、より細部まで忠実に作りこまれているというわけです。
実際、レゴマニアの間では、75144のほうがデザイン性や細部の作り込みが素晴らしいと評判で、ここ数年のスターウォーズUCSモデルの中で最高傑作だとする声もあるくらいです。
確かに、本物のスノースピーダーと、新旧スノースピーダーの比較動画を見比べても、今回のデザインのほうがフロント部分などの再現性が高く、よりリアルになっているのがお分かりいただけるかと思います。
ちなみに、レゴの大型セット、特にUCSモデルは、生産終了後に値段が高騰することでも有名です。
2003年に発売された旧商品10129の現在の取引価格をeBay見てみると、なんと8万~20万円ほど!当初1万5千円ほどで販売されていたことを考えると、すごい高騰ぶりですよね。
数年後を夢見つつ、我が家にも3つ、レゴスターウォーズのUCSモデルを未開封のまま眠らせていますが、評価の高さを考えると、今回のスノースピーダーも『レゴ投資』として有力候補かもしれません。
レゴ UCS スノースピーダー 75144レビュー
では、ここからは実際に完成した75144スノースピーダーをご紹介したいと思います。
説明書
通常、レゴ作品の説明書と言えば、作り方のステップと完成写真が掲載されているだけなんですが、さすがUCSモデルとなると、説明書ですらコレクションとして永久保存しておきたくなる内容になっています。
というのも、ページをめくると、こんな感じに。
レゴのスターウォーズデザインチームや、スノースピーダーについての紹介、設計したデザイナーたちのコメントなどが掲載されています。
完成までの苦労話や設計方法などが書かれていて面白いのですが、特に、モデル設計したデザイナーのコメントはとても興味深いです。
例えば、
一番気に入っている細部のデザインは、裏側の冷却ファンにミニフィグのアイススケートのブレード(刃)を使ったところ。
これ、どんな箇所かというと───
本体裏側をのぞき込んで、ようやく存在に気付くような部分なのです!
こんな見えない細部までこだわっているのが、すごいですよね。しかも、使用したアイテムが、アイススケートのブレードというアイデアにも唸ってしまいます。
完成作品
組み立てはレゴマニアな息子担当。1日約1時間、6日間で完成しました。
全長約40センチあるので、通常のレゴセットに比べると本当に大きくて重いです。
とてもカッコよいデザインです。ちなみに、コックピットのキャノピーは、今回のスノースピーダーセットのために新しく作られたパーツだそうですよ。この新パーツのおかげで、角度が付いて、よりリアルな仕上がりになっています。
コックピットは内部は狭いのですが、フロント・両サイド共に、かなり細かく設計されています。これはモデル設計したデザイナーのこだわりポイントだそうです。
ターボレーザーを回すと、エアブレーキが開きます。内部メカもとても細かい!
コックピット内の操縦かんで、後方のハープーンガンを動かせるようになっています。芸が細かくてビックリです。
こちらはバック部分。後方エアブレーキは手動で開閉できます。
また、個人的に面白い作り方だなと思ったのが、クーリングファン部分。縦に並んでいるプレートは、ミニフィグのスタンドとして使われるスタッドタイルです。見た目だけでは、一体どのように組み立てられているかが分からないのですが───
こんな風に、まず側面にもポッチがあるブラケットに、ピンが付いたタイルを載せ、テクニック用の穴が空いたブロックに固定する、という方法で作られています。
また、UCSモデルなので、本体を載せられるスタンド付き。スタンドに立てて飾れば、コレクションの風格が漂います!ただ、本体が重いせいか、ちょっとした拍子にぐらっと動くので、倒れるんじゃないかと冷や汗が。。。でも、今のところ、実際に倒れることはありません。
スタンドにはT-47エアスピーダーの概要が書かれたプレートと、セットのミニフィグを一緒に飾れるようになっています。
左がゼヴ・セネスカ、右がキット・ヴァレントです。
スターウォーズファンにとっては、この黒いヘルメットだけピンとくる伝説の人物らしいのですが、私は今一つなので、、、スターウォーズWikiより詳しい経歴を引用させていただきます。
ゼヴ・セネスカ(Zev Senesca)は人間の男性で、反乱同盟のローグ中隊に所属したスターファイター・パイロットである。惑星ホスに配属されていた頃、セネスカは“ローグ2”のコールサインを使ってスノースピーダーに搭乗した。3 ABY、セネスカはホスの雪原で行方不明になったハン・ソロ船長とルーク・スカイウォーカー中佐の捜索を行い、その直後にはホスの戦いに参加した。しかしセネスカと彼の砲手を務めるキット・ヴァレントは帝国軍のAT-ATウォーカーの銃撃でスノースピーダーを撃墜され、命を落とした。
全体的に素晴らしいデザインですし、かなり細部までこだわって作られていますね!エアブレーキや操縦かんの操作などのギミックも多いので、お気に入りのシーンごとに再現して遊べると思います。
でも、やっぱり残念なのが、デコレーションパーツがプリントではなく、シールを貼らないといけないこと。
ここ最近のレゴは、コスト削減なのか、シールばかり。プリントに比べると、やっぱりチープさが漂います。しかも、貼り方を失敗すると、見た目も悪い・・。せっかくのUCSモデルくらい、プリントにしてほしいものです。
レゴ海外限定品・レアセットを安く購入する方法
さて、今回ご紹介した商品はレゴショップ、クリックブリック店舗でのみ販売されていますが、取り扱っていない店舗も多く、入手困難品となっています。Amazonなどで取り扱っている並行輸入品を購入するのが確実ですが、値段が高いのがネック。
そこで、おすすめな方法が、アメリカのebayで購入すること。
入手困難品や海外限定物の商品の場合、eBayで購入すると、送料や関税を加味しても、Amazonなどより安く購入できる可能性が高いです。私もカナダ在住ではありますが、今回このスノースピーダーはeBayにて購入しました。
ただ、eBayの手続きは全て英語。金額もドル表記。さらに個人輸入なので、日本までの送料や関税なども厄介です。この点で、購入を諦めている方も多いのではないでしょうか。
でも、今は、完全日本語対応・日本円対応したeBay公式サイトの「セカイモン」があります。
セカイモンの取り扱い商品は、ほぼeBayと同じ。セカイモンを通じて購入することで、出品者とのやりとりや、煩わしい通関作業も代行してもらえますし、価格が日本円表示になり、日本までの送料もその場ですぐに自動計算されるので、合計いくらで入手できるのかが、非常に明確です。
もちろんeBayで自分で個人輸入して購入するよりも、手数料が加算される分、高くはなります。ただ、セカイモンで注文した場合、日本までの配送料は大口価格で安め。eBayで個人間で手配するよりも安く配送できることも多く、結局のところ、そこまで大きな差にはならないようです。
ちなみに、この75144スノースピーダーは2018年7月現在、Amazonでは3万2000円、楽天では4万円以上するのですが、セカイモンですと、送料込みで2万8千円程度から出品されています。セカイモンの75144スノースピーダーの検索結果はこちら。
特に、海外限定商品などのレアセットを入手する時は、Amazonなどに加えて、ebayもしくはセカイモンも比較サイトの一つとして、ぜひチェックしてみてください!
セカイモン公式ページ↓
以上、2017年に発売されたUCSのレゴスターウォーズ「スノースピーダー」の商品レビューと、レアなレゴ商品を安く購入する方法のご紹介でした。
スターウォーズが好きな方はもちろんですが、レゴマニアな方にも、細部の作り込的にはかなりおすすめな商品です。ぜひコレクターの一つに追加してみてくださいね!