「ピニャータ」ってご存知ですか?
子供の誕生日などのお祝いイベントを盛り上げるために使われるアイテムなのですが、発祥地メキシコだけでなく、今やアメリカやカナダ、イギリス、フィリピンなど、世界中で大人気!子供の誕生日パーティなどを盛り上げる必須アイテムとも言える存在です。
先日、手作りのピニャータを用意してみたのですが、いざ作ってみると、身近な材料で簡単に作れる上に、子供と一緒に楽しめる製作プロジェクト!
今回は、ピニャータの遊び方や、簡単な作り方などをご紹介したいと思います。
【2018年3月追記】
翌年は、お花紙を使って数字のピニャータを作ってみました!詳しくは下記記事にてどうぞ~
この記事の目次
ピニャータとは?
Photo credit: peasap via VisualHunt / CC BY
ピニャータ(Piñata)とは、カラフルに装飾された箱や人形のようなもの。棒などで叩いて、中に入ったお菓子やおもちゃを取り出す遊びです。ピニャータを叩く際には、目隠しをすることもあり、まるで、日本のスイカ割りのような感じです。
もともとのピニャータはメキシコで始まり、悪魔払いに使われていたそうです。現在では、誕生日などのお祝いごとや、子供のイベントなどで楽しまれていて、そのエンターテインメント性の高さから、今や世界中に広がっています。
私が住んでいるカナダでも、ピニャータは大人気!子供のバースデーパーティなどで欠かせないアイテムになっていますし、最近では、日本でも、子供向けの英会話教室などではピニャータを使ったイベントが行われていたり、テレビ番組でも紹介されたり、人気は徐々に広まっています。
ピニャータの形ですが、発祥地メキシコでは、カラフルな星形や、動物の形をしたものが一般的でしたが、今時はもう何でもあり!バットマンやスターウォーズ、ミニオンズなどなど、子供たちに人気のキャラクターの形をしたものが多くなっています。
子供たちが可愛いキャラクターを叩くシーンを見ていると、なんだか残酷に思えてしまうのですが、、、キャラクターに化けた悪魔を倒す、厄除けという意味があるので、ここは思いっきりいきましょう。ハロウィンイベントなどで使う際には、お化けの形をしたピニャータにすると、思う存分退治できますね!
ピニャータの遊び方
Photo credit: stevendepolo via VisualHunt / CC BY
ピニャータの遊び方は空中でのスイカ割りと言った感じ。
ピニャータを天井に吊り下げたり、釣り竿のようなもので持ち上げ、1人づつ順番にバットなどで叩いていきます。ちなみに、カナダではアイスホッケーのスティックを使うことも多く、お国柄が出ているなあと思います。また、キックやパンチで、ピニャータを壊すこともあります。
叩く際には、目隠しをして、クルクルと10回ほど回るという、スイカ割りそのもの。ただ、小さなお子さんだと目隠しは難しいので、そのまま叩くだけでも十分楽しめます。
そして、ピニャータが壊れて、お菓子が飛び出すと、子供たちは大興奮!一気にピニャータの周りに集まってきて、必死でお菓子を拾うのです。その光景はまるで日本の「餅拾い」?!
ピニャータを手作りしよう!
筆者の住むカナダでは、パーティグッズ売り場に行けば、必ずピニャータが売られています。発祥地メキシコで売られているような、カラフルなピニャータはごくわずかで、スーパーヒーロー、バットマン、カーズ、プリンセスのお城など、子供が好きなキャラクターものばかり。
どれにしようかな?と品定めしていたのですが、残念ながら息子の好きなキャラクターのピニャータが無い。しかも、どれもダンボールのような箱に、飾り付けの紙がフサフサと付いているだけ・・。
見れば見るほど、簡単に作れそう!!それでいて、一つ25ドル(約2000円)前後もします。もちろん、これはピニャータ本体だけの価格なので、中身のお菓子は入っていません。
これは作ってみるしかない!?
手作りのメリットは、子供の好きな形で作れることです。今回の誕生日会は、息子が大好きな「レゴ」がテーマなので、レゴブロックの形をしたピニャータを作ってみることにしました!
用意したもの
今回作ったピニャータは、ダンボールをもとにしました。やんちゃ盛りな小学1年生の男子たちが楽しめるよう、ある程度強度があったほうが良いかなと思い・・・
───というのは、ちゃんちゃら建前。「簡単だから」が一番の理由です(笑)
ダンボール以外に用意したものは、下記の通り。
- カラー用紙
- 飾り付け用リボン
- ハサミ
- カッター
- 木工ボンド
- ハケ
- 荷造りテープ
- グルーガン
どれも身近なものばかりですよね。
グルーガンは無くても大丈夫ですが、細部の補強が簡単且つ、強力にできるので、ぜひともおすすめ。
作り方
それでは、作り方をご紹介です。
ダンボールを好きな形に組み立てる
今回作ったのはレゴブロックの形のピニャータ。ダンボールのそのままの長方形でOKでしたが、よりリアルになるよう、ダンボールを少し浅め作り替えました。
背面上部には、お菓子を入れるための穴を用意しておきます。もしくは、段ボールの形を作る時点で、中身を入れておくのもあり。
カラー用紙を長細く切る
カラー用紙で飾り付け用のフサフサを作っていきます。まず、作りたいカラーの紙を細長く切ります。長さは適当で。
→追記:後から気付いたのですが、半紙やお花紙のような薄い紙を使ったほうが、仕上がりがよりピニャータっぽくなると思います。
2/3ほどの切込みを入れていく
先ほどの紙に切込みを入れていきます。切込みをいれたら、先端がくるっとカールするように軽く跡をつけておきます。
ダンボールに飾り紙を張り付けていく
飾り付け用のカラー用紙をダンボールの全ての面に張り付けていきます。貼り付けする際には、倍量の水で溶いた木工ボンドをハケで塗りつけていくと、とても簡単&きれいに張り付きますよ。
隙間から中身を詰めて、カバーする
背面などの隙間から、お菓子を入れ、残りの面も同様にカバーしていきます。
レゴのポチを作る
次に、レゴのポチを作っていきます。色々方法はあると思いますが、ここもダンボールで作ることにしました。
そして、LEGOのロゴを入れ、本物っぽくしていきます。より本格的に、印刷したロゴを使うと完成レベルが高くなりそう。ピニャータ本体にグルーガンを使って取り付ければ完成!
完成品
こちらが完成品!
なんだか・・・
毛の生えたレゴ(笑)
でも、まぁ、ピニャータっぽくはあるかなと思います。なかなかの大作が出来上がって、息子も私も大満足です!
ピニャータの中身
また、手作りしたピニャータの中に詰めていくものは、キャンディやラムネが中心のお菓子たちです。床にばらまけてもいいように、袋詰めのお菓子にしています。
お菓子を与えたくないという場合は、小さなおもちゃなどでも良いですよね。自由。なんでもありです。
所要時間と材料費
今回のピニャータのの製作時間は、約1時間半。
主に子供がメインで作ったのですが、それでも、さほど苦労せずに完成。シンプルな形だったので、ダンボールをそのまま活用できたおかげかな。複雑な形にすると、もう少し時間はかかると思います。
また、材料費は下記の通り。
カラー用紙15枚:約50円
中身のお菓子:約800円
———————–
合計:約850円
中身以外は、家にあるものだけで作れたので、ほとんどお金はかかっていません。
市販品だとピニャータだけでも25ドル前後。そこにお菓子も入れたら、35ドルくらいになるので、ずいぶん安上がりに。日本でもAmazonなどでは売られていますが、3000円はくだらない!でも、市販品のキレイさにはなかなか適いませんね。
手作り段ボールピニャータで遊んでみた
いざ、息子の誕生日パーティで、手作りピニャータで遊んでみました!
ピニャータは天井からぶら下げるのに、ちょうどよい場所がなかったので、掃除用のモップの棒にぶら下げました。段ボールの強度は強すぎるかな?!とちょっと不安でしたが───
さすが、男子が多いパーティです。ものの5分程度で、ピニャータ壊滅(笑)飛び出たお菓子にものすごい勢いで子供たちが飛びつきます。
いやはや、手作りピニャータ、大成功です!ホッとしましたー!
まとめ
以上、バースデーパーティやハロウィンイベントなどでも使えるピニャータ、そしてその作り方についてご紹介しました。
簡単に出来る上に、子供の好きな形に作れる手作りピニャータ。
思い入れのある作品ができましたし、パーティ当日も楽しめるだけでなく、製作時間そのものも、子供と一緒に楽しめる時間になり、大満足です。手作りしてみて良かった!
ぜひ皆さまも、お誕生日やハロウィン、子供行事などに、お好みの形のピニャータを作ってみてくださいね。
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