先週から、夫&ときどき息子がコツコツと作っているもの・・・
それは、ミニ四駆の手作りコース!!
ミニ四駆って、タミヤから発売されているこんなやつ。
タミヤ ミニ四駆REVシリーズ No.07 ラウディーブル FM-Aシャーシ 18707
日本に住んでいる頃は、夫と息子がハマっていたミニ四駆ですが、カナダに移住してからは、タミヤ公式のミニ四駆大会もなければ、常設コースを置いているようなお店もない。せっかく日本から持ってきたミニ四駆たちも、カナダに来て以来、走らせることも出来ずじまいでホコリを被っている状態で・・・。
そこで、息子のために、いや、正確には自分の為にだな、夫がミニ四駆のコースを自作しました!!今回の記事では、どんな風に作ったのか、そして、ミニ四駆はちゃんと走るのか、などなどをご紹介したいと思います。
2018年2月更新本記事で紹介しているのは、「プラスチック段ボール」を使ったミニ四駆コースの作り方ですが、紙のダンボールでもコースを作ってみました。こちらではさらに詳しい作り方の解説、レイアウト案、設計図などを図解しているので、良かったら合わせてご覧ください。
この記事の目次
ミニ四駆コースに必要な材料&工具
材料:
- 荷造り用ビニールテープ
- プラスチックダンボール(サイズ 121.9cmx243.8cm)
荷造り用テープはコースの仮止め用に使います。仮止めなので、剥がしやすさを考慮すると、透明のビニールテープがよいと思います。
また、プラスチックダンボールはカナダのホームセンターにて購入しました。値段が意外に高くて、なんと30ドル!レジに並んだ時、正直、私の心の中は「もったいない」が延々と駆け巡っていました・・・。
でも、大丈夫。日本だと、これは激安で売っています。アマゾンでも一枚数百円からあります。
工具類:
- グルーガン
- テープ
- ハサミ
- カッター
- ペン
- ひも
- メジャー
グルーガンが、今回の自作コースの要です。強力に接着できるので、欠かせません。
作り方①コース資料を入手する
まず、タミヤの公式ページから設計図をダウンロードしましょう。ジャパンカップ ジュニアサーキット&オーバルホーム コースレイアウト作成用データ(2008年6月) を開くとコース設計図が確認できます。
作り方②プラチックダンボールを切断
3レーンは作成するのが大変&材料費がさらにかかるので、今回は2レーンのオーバルホームサーキットの設計図を参考にします。
なお、タミヤ公式規格では、レーンの幅は11.5cm、壁の高さは5cmなので、出来るだけこの規定に従って作成しましょう。
例えば上記設計図のストレートのコース。設計図には縦の長さが48cm(480mm)と記載されていますが、横幅についてはレーン数に応じて変更します。私のように2レーンで作る場合は11.5cm×2レーンで、横幅は23cmです。正確に作る場合は、ここにレーンのフェンスの厚みを適宜追加します。また、レーンのフェンスは、5cmx48cmとなります。
今回のコースではこのストレートコースを2セット作ったので、カットするプラダンを図で示すと、こんな感じ。
難しいのが、コーナー部分です。
コーナー部分の作り方は、まず、一番外側になるレーンまでの半径のサイズ(設計図に従って、598mm)の長さの紐を用意します。そして、紐を中心点で固定して少しづつ回転させながらマーキングすると簡単です。同様に、内側のレーンもマーキングしていきます。
この写真のような感じです。
また、コーナー部分のレーンの壁の長さは、正確に長さを図りたければ、半径の長さと円周率を使えば外周の長さを求めることができますが、少し長めの壁を用意して、後で余分な分をカットするのが簡単です。
マーキングが完了したら、カッターで切り込みを入れた後、ハサミで切断していきます。
作り方③コースをテープで仮止め
透明テープを使って、コースの地面に壁部分を仮止めしていきます。
一応、ミニ四駆を置き、壁に沿って動かしてみたりしてローラーとの接触部分など、大丈夫そうかも確認します。
2レーンを交差させる部分の作成が大変でした。壁は高さ5cmですが、車高の高いミニ四駆も想定して、交差部分だけ7cmとしています。
購入したプラスチックダンボールが足りなかったため、交差部分は上り部分は坂を作りましたが、下りはジャンプする形としました。
作り方④グルーガンで固定する
テープ以外の部分をグルーガンで接着させていきます。グルーガンは結構すぐ乾きます。10分くらい待って、乾いたところでテープをはがし、テープを張ってあった部分にもグルーガンで接着させます。
完成!!
テープ部分のグルーガン接着も乾けば、コース完成です。コースの切れ目はグルーガンでは接着しておらず、テープ止めとしているため、テープを剥がせばコンパクトに片付けられるようにもなっています。
ちなみに、どれくらいの大きさまで小さくたためるかというと、こんな感じ。当初の大きさから考えると、確かにコンパクト?でも、まぁ、それなりに・・・。
走行動画:ちゃんとミニ四駆は走るのか?
いよいよ完成したコースでミニ四駆を走らせてみました。動画にてどうぞ。
ちゃんと走りましたよ!!!ジャンプもして、なかなか面白いコースになっています。
そして、肝心の強度はというと、想像以上にプラスチックダンボールは丈夫だし、グルーガンでしっかりと接着しているので、壊れる気配はありません。
所要時間と製作費
制作時間は4-5時間、製作費は約33ドルでした。
ご存じの通り、ミニ四駆はパーツ代も高ければ、コース代も高い訳ですが、これでしばらく遊べるなら、コストパフォーマンスもまぁ良い方かな・・。日本だったらプラスチックダンボールが激安で手に入るので、コストは500円程度に抑えられると思います。
ところがです!
市販品はちなみにいくらなんだろう?と気になって調べてみたら・・・、下記のタミヤ公式の製品でも2レーンだと送料込みでなんと約6000円!割と安く買えるんだと、ちょっとショック。作業時間を考えると、断然、購入したほうがよか───いや、作る楽しみってものを味わいましょうか。
タミヤ ミニ四駆限定シリーズ オーバルホーム立体レーンチェンジ (トリコロール) 94893
ちなみに、3レーンともなると、値段は高く1万円超えですので、作る醍醐味も大きいかもしれませんね。
タミヤ ミニ四駆限定シリーズ ジャパンカップ ジュニア サーキット (トリコロール) 94892
まとめ
以上、プラスチックダンボールでミニ四駆コースを手作りする方法をご紹介しました。
夫曰く、「自作は少し大変ですが、DIY気分が味わえて楽しいものです。プラスチックダンボールを追加で買ってくればコースを延長・改造することも可能です」とのこと。ミニ四駆を自宅でも走らせたいという方がいらっしゃったら、自作することもおススメですよ!
2018年2月更新紙のダンボールでジャパンカップJrサーキットの3レーン・オーバルコース(+α)を作ってみました。こちらではさらに詳しい作り方の解説、レイアウト案、設計図などを公開しているので、良かったら合わせてご覧ください。