念願だったTeepee Tentを作りました!
Teepeeは、もともとはアメリカインディアンの居住テントのなのですが、欧米では子供の遊び用のテントとしても大人気!インテリアの雑誌を見ていても、おしゃれなTeepeeテントがよく掲載されています。
「Tipi」や「Tepee」とも表記されることもありますが、日本語では「ティピー」とか「ティーピー」と言います。
部屋にテントだなんて、子供にとってはちょっとした秘密基地!いろいろ遊べて楽しいですよね。雑誌などで見かける度に憧れていたのですが、娘の1歳の誕生日が近いこともあり、誕生日のお祝いとして、一念発起して作ってみました。
不器用で裁縫が苦手な私でも、なんとか作れました!下手なりにも大満足の出来栄え♪今回作ったTeepeeテントのご紹介とともに、作り方も詳しく解説したいと思います!
この記事の目次
材料と必要なもの
- 棒6本(2x2x180cmの角棒使用、理想は丸棒)
- 布(160x270cm位)
- 紐(麻紐を使用。丈夫であれば何でも)
- ハサミ
- 穴の開けられるドリル
棒は、多いほうが安定するかなと思い、6本使用しましたが、5本でも大丈夫です。一般的に売られているTeepeeテントは5本のものが多いです。棒の形は丸棒のほうが扱いやすいのですが、値段の安い角棒を購入しました。実際に購入したのは写真にある4x2cm四方の棒でしたが、ホームセンターにて縦半分にカットしてもらいました。
布のサイズは、1枚布で作った場合のサイズです。テントの広げ方によっても、必要な布のサイズが異なります。
所要時間はカバー次第
Teepeeテントは支柱を組み立てるの自体はとても簡単。
問題はカバーです。カバーをどのように裁縫するかによって、かなり時間が変わります。下記のような一枚布を被せるだけのタイプなら、たぶんトータルでも1時間もかからずに出来ると思います。
出典:http://www.munchkintime.com/
ただ、このタイプだと、支柱と布が一体化していないので、テントが広がりやすく、不安定に。小さな子供が遊ぶものとしては、ちょっと不安です。
そのため、今回は下記のように、柱とテントカバーをしっかり裁縫する方法で作ってみました。この方法だとテントの広がりをカバーが抑えてくれ、より丈夫になりますし、支柱をカバーすることで、木のトゲが手に刺さることも防げます。
デザイン的に4種類の布からパッチワークにしたため、トータルで4時間以上かかりましたが、1枚の布で作れば、おそらく所要時間は3時間くらいで済むと思います。なお、今回ご紹介する工程は、支柱の組み立てを含め、女性一人でも十分組み立てることができますよ。
Teepeeの作り方
ではでは、早速ティピーテントの作り方をご紹介です。
支柱にドリルで穴を開ける
15㎝のところで穴をあけました。穴の位置はテントの広げ方によっても多少ずれるので、支柱を組み立ててみて、どの辺に穴を開ければ良いか確認してみるのもおすすめです。
穴に紐を通して縛り、支柱を組み立てる
ドリルで開けた穴に紐を通して、結びます。紐がきつ過ぎると、支柱があまり開かず、狭めのテントになります。最初は少し緩めに結び、テントが希望のサイズになる位置できつめに縛るとといいと思います。
また、その周囲を紐でぐるぐる巻きにして、強度を高めつつ、見た目も良くしておきます。
なお、支柱を広げる際は、下の支柱を引っ張るのではなく、ひもで結んだ上部の支柱を斜め下に押すと、広げやすいです。
テントサイズに合わせて布を裁断する
私が作ったテントは複数の布をパッチワークのように縫い合わせたので、少し工程が多くなりましたが、基本は、右画像のような二等辺三角形に裁断します。
また、支柱をカバーするための布を、三角形の辺の長さに合わせて長方形に裁断します。(テントの裾を垂らすように作りたかったので、テントカバーのほうが少し長めにしました)
三角形と支柱カバーは、それぞれ6枚づつ用意します。(もし用意した棒の本数が5本なら、5枚でOK。その際は、三角形底辺のサイズは広めになると思います。)
サイズですが、私は、底辺55cm、等辺160cmの二等辺三角形に裁断しました(縫い代含まず)。このサイズで、テントの仕上がりは、一番広いところで直径90cmで、子供が2人は入れる大きさです。
希望の大きさとなるようにテントの支柱を組んで、1辺のサイズを図るとよいと思います。
カバーを縫い合わせる
二等辺三角形同士と、支柱カバーを縫い合わせていきます。支柱カバーがテント内側に来るようにしたかったので、写真のように、二等辺三角形2枚の下に、支柱カバーを置いて縫いました。
6枚全てを縫い合わせると、こんな風に袋状の扇形になります。
入口のスリットを作る
この工程は、面を縫い合わせる前に行ってもよいかもしれません。。。入り口となる場所に、好みの長さまでカットして、スリットを作ります。裁断した箇所はバイアステープで縁取りましたが、普通にミシンで縫っても良いと思います。ここまでくれば、ほぼ完成!
支柱にカバーを取り付ける
案外大変だったカバーの取り付け。あまりに入れづらかったら、一度支柱の紐をほどいて、柱だけを通していくと楽です。
トップにカバーを付けて、飾り付けをする
実は、左の写真の通り、上部の布端は切れっぱなしです。というのも、テント上部は柱が入り組んでいる箇所なので、処理が難しい!というわけで、、上から別布でカバーしたほうが簡単です。
別の布を被せて、後ろでクリップ留めしました。また、その上から、ポンポンで飾り付けしてみました。ガーランドやポンポン、ライトなどで飾り付けると、印象も変わるし、可愛く仕上るので、おすすめです。今回私が選んだ布は柄物、且つ、色物だったのですが、シンプルなオフホワイト系の生地にしておけば、デコレーション次第で「模様替え」が出来て良かったかも・・。
トップの飾り付けが完成したら、これで全行程完成です!
完成したTeepeeテント
入口のスリットを閉められるよう、リボンも付けてみました。リボンが付くと、それだけでぐっとラブリーに♡
娘は中に入ってみたり、入口の布でいないないばぁをしてみたり、なかなか楽しそう。
テントの中から上を見たところ。外を偵察するための小窓を作っても良かったな、と後悔。
夜はライトで布の模様が照らされてキレイ。大きめに作って、大人がのんびりくつろげるテントなんてのもよいかも・・・。
また、使わないときは簡単に畳めて、コンパクトになります。
材料費
さて気になる制作費用はというと。今回、テントを作るために新たに購入したものは、角棒のみです。布は以前購入していたものを使いましたが、値段にして15ドルくらい。
- 角棒:10ドル
- 布:15ドル
合計25ドル以下(約2000円)に収まりました。ここに税金を入れても30ドルくらい。
Teepeeテント、市販品を購入すると結構なお値段なのです!実店舗で売っているのは見たことがないんだけど、カナダのAmazonでは150~200ドルくらい、アメリカでは100~200ドルくらいです。
LoveTree® Children Indian Teepee Tent-Printed Owl-Preassemble
日本だと、最近は1万円を切るものも多くなりました。窓が付いて可愛いデザインのものもあって、さすが市販品。作る手間が面倒な方は買うのもありですね。
まとめ
以上、ハンドメイドのキッズテント、「ティピーテント」をご紹介しました。
娘の誕生日のお祝いとして作りましたが、これからおままごと遊びをするときなどに、このテントが活躍してくれるんじゃないかなぁと期待しています♡
また、息子の時には味わえなかった、女の子カラーの「可愛いもの」ができあがって、娘以上に私が大満足!リビングがとても明るくなりました。持ち運びも簡単なので、いつか庭付きの家に引っ越した時には、庭に広げてピクニックもいいなぁ・・・なんて夢は広がります。
市販品の可愛いデザインや、細部の綺麗さには負けるかもしれないけど、、手作りでも頑張れば大丈夫!週末DIYプロジェクトとしていかがですか?お子さんだけでなく、小さく作って、犬や猫ちゃんなどのペット用のおうちにするのもアリですよね♪