カナダに住み始めて早や4年。日本の実家から荷物が届くたびに、幸せいっぱい!先日、実家から届いた荷物を眺めつつ、今回は「海外在住者が喉から手が出るほど欲しい日本のもの」をご紹介したいと思います。
ただ、海外と言っても、世界195か国。国や都市の規模によっても、手に入るものが違ってきます。
そこで今回は、私自身が住んでいるカナダだけでなく、アメリカ、オーストラリア、イギリスに住んでいる(いた)友人たちにも調査し、現地でなかなか入手できないものや、売っていても値段が高くてなかなか買えないものを集めてみました。
本人に聞いても、遠慮してなかなか教えてくれないというケースも多いと思います。留学やワーホリ、赴任などで海外に暮らしているお子さんや友人へ送る荷物や、現地在住者へのお土産選びに悩む方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
手軽に食べれる日本食品
やっぱり生まれ育った日本の味は、世界一美味しい!日本食材だとなんでも嬉しいのですが、特に、ご飯のお供や、手軽に日本食が作れる食材は、日本ではあまり料理をしていなかった方にも喜ばれると思います。
というのも、海外には日本のように便利なコンビニ食やお弁当がない!どうしても自炊する機会が増えるので、疲れた時でも簡単に食べられるインスタント系食材はとてもありがたいものです。
ちらし寿司の素、釜めしの素、味付けおいなりさん
ちらし寿司や釜飯の素は、ご飯を炊くだけで簡単に日本の味が食べられて最高!あと、味付けお稲荷さん は夫も子供も大好き、かつ、持ち寄りパーティなんかに持って行くと喜ばれるので、毎回実家から送ってもらっています。
パスタソース(特にタラコとか)
日本のように手軽なインスタントのパスタソースは海外では見かけません。特に明太子やタラコ、梅など日本ならではの味は、時々無性に食べたくなります。
高級なインスタントラーメン
インスタントラーメン自体は現地でも入手可能です。ただ、生めんのような高級タイプは珍しく、取り扱っていても値段が高い。カナダだと900円くらいします!普段はまず買わない、買えないので、日本から「まるちゃん正麺」や「ラ王」が届くと、ラーメン大好きな夫は大喜びです。
切り餅
海外でももち米は売られているので、お餅は作れるのですが、やっぱり手作りはちょっと大変。特にお正月が近づいた頃に切り餅が届くと嬉しいです。
ごはんですよ
これさえあれば、脳内は完全に日本!!ご飯が何杯でもいけます。現地でも日本食材店に行けば売っていますが、カナダでは小さい180gサイズで700円くらい、イギリスだと友人曰く800円くらいと、なかなかの高級品です。
お茶漬けのもと、ふりかけ、おにぎり用の混ぜ込みふりかけ
ごはんですよ同様、お茶漬けの素やふりかけがあれば、ご飯が食べられる!スタンダードなふりかけは通常のスーパーでも購入できるのですが、おにぎり用の混ぜ込みふりかけは日本食材店に行かなくては見つかりません。お弁当を作る機会がある方なら、どんなに大量にあっても困らない!軽いので送料的にもお願いしやすい商品です。
梅干し
アジア食品店に行けば梅干しは手に入るのですが、たいていが中国製。日本の良質のものは入手が難しいです。実家から手作り梅干しが届いたときは、泣きました。
お鍋の素
昔は鍋の素って1L入りとかで重かったですが、プチっと鍋や鍋キューブなら軽くて、送ってもらいやすい!手軽に鍋が楽しめるので、留学やワーホリで来ている若者でも喜ばれる商品だと思います。
味の素 鍋キューブ バラエティ 18個入(鶏だし・うま塩6個/濃厚白湯6個/寄せ鍋しょうゆ6個)
ラーメンスープの素
中華系のスーパーに行けば、ラーメン用の生麺が入手できるのですが、日本人好みの美味しいスープがない!というわけで、スープの素があれば簡単に日本のラーメンが食べられるので、喜ばれると思います。最近のスープの素って、ラーメン屋さんさながらの本格的なおいしさでビックリします。
うどんのつゆ
この商品、親が送ってくれたのですが美味しさにびっくり!関西風のだしが効いた美味しいつゆが簡単にできます。現地在住の友人たちも、日本からこのつゆを送ってもらっている人が多くて、人気高し。
海苔(特に味付け海苔&もみ海苔)
お寿司は海外でも浸透しているので、焼き海苔はスーパーで手軽に入手できます。ただ、味付けのりやもみ海苔はあまり見かけません。
お菓子(せんべい、のど飴、高級洋菓子など)
やっぱり日本のお菓子は世界一美味しい!喜ばれること間違いなし。のど飴も海外ではホールズくらいなので、種類豊富な日本ののど飴は嬉しいです。
個人的な路線に走りますと・・・、おにぎりせんべい、龍角散梅のど飴、ルマンド、さらに高級にいくとヨックモックなんて想像するだけでよだれ物。あとそう、冬季限定ではありますが、バッカスやラミーのお酒入りチョコも最高。ラミーはカナダ人に配っても大好評で、次の一時帰国の際には大量買いしようと思っています。
お茶(麦茶など)
お茶は緑茶や玄米茶などはスーパーなどでも手に入るのですが、中国産が多いです。こだわりの銘柄のお茶、上質なお茶はやっぱり手に入らないので、喜ばれると思います。私は地元で採れる「ハブ茶」がお気に入りで、よく送ってもらっています。香ばしくてノンカフェインだし、おすすめ!
本格的に料理する人におすすめの食材
ここからは、より本格的に料理している方向けの食材です。
乾物(麩、ワカメ、切り干し大根、ひじき、高野豆腐)
乾物は軽いし、日持ちもするのでありがたいですよね。そして、日本ならではの味ばかり。特にお味噌汁とかに入っていたらホッとする麩、あまり現地では見つけられません。
だしの素パック
手軽な「インスタント粉末だし」は売っていても、「だしパック」はそうそう売ってません。料理する人だったら、上質なだしパックはとても喜ばれると思います。特に茅乃舎のだし は大人気。アメリカにこそ茅乃舎オンラインショップがあるのですが、アメリカ以外の海外ではまず買えない貴重品です。私はここぞという料理の時に、ありがたーーく、ちょびちょびと使ってます(笑)
昆布茶
昆布茶はそのまま飲んでも美味しいですが、色々料理に使えますよね。キュウリやキャベツにあえたり、おにぎりにまぶしたり、炒め物に入れたり、手軽に日本の味になります。小さいサイズじゃすぐに無くなるので、私は500g入りの業務量サイズを常備してます。
ウェイパー
中国っぽいけど実は日本製のウェイパー。チャーハンやお鍋の味付けがグッと決まります。重いので、船便で送ってもらえるときにお願いしています。
生活用品
食品に比べると、生活用品は好みが出やすいところですが、一般受けするものを中心にご紹介です。
入浴剤
海外には日本のようなバスタブはないので、シャワーで洗い流して終わりという人も多いですが、時にはゆったりお湯につかりたいもの。そんな時に入浴剤があったら幸せ・・。
雑誌・本
日本の雑誌は情報の宝庫ですよね。本は関税が高いようで、現地に輸入された日本の雑誌や本はとても値段が高くなっています。生活情報誌やファッション誌、専門誌など、世代や好みに合わせて送るのもおすすめ。また、本好きな方には最新のベストセラーや話題の本なども良いと思います。
文房具(消えるペン、消しゴムなど)
海外の消しゴムは本当に消えにくい、質の悪いものばかり。鉛筆・シャーペンを使う機会がある方には日本の良く消える消しゴムが喜ばれると思います。私は小学生の子供がいることもあって、10個くらいまとめて送ってもらいました。また、日本ではごく一般的になった消えるペン。最近は海外にも進出してはいるのですが、現地での需要が少ないのか、取り扱っているお店は少なめで、まだまだ珍しいものです。
100均の便利グッズ、アイデア商品など
日本では日々新しい便利グッズが発売されていますよね。100均に行くたびに発見があったりして。基本「不便」なことが多い海外なので、新しい便利グッズの情報を見ると、うらやましくてしょうがないです。↓これとか便利すぎーーー!
100均のセリアで買った。これが超便利。スズランテープやビニール紐を収納し、何と緑の部分がカッターに。これで段ボールや雑誌を縛る時のハサミが見つからないイライラ解消😻 pic.twitter.com/loXe1oWgKn
— アトラ (@Atora18) 2017年7月29日
ドラッグストアの美容グッズ、便利商品
100均もそうですが、ドラッグストアの便利グッズ、アイデア商品も日本ならではが多いと思います。蒸気でアイマスク なんかは中国人の爆買いでも話題ですよね。ただ、使い捨てなのであまり気軽に使えないのが残念・・。レンジで繰り返し使えるアイマスクもあるようなので、次回の一時帰国の際に買ってくるか、親に頼んで送ってもらおうと思います。
子供がいる家庭向け
最後に、お子さんがいるご家庭に喜ばれるものを集めました。
お弁当用ふりかけ
お弁当だけでなく、子供があまり食べてくれない時に助かるキャラクターふりかけ。アンパンマンやポケモンやミッキー、スヌーピーなど、色々と種類があるので、年齢に合わせたものを送ると喜ばれると思います。最近ポケモン大好きな息子(小2)は、ポケモンふりかけが届いて大興奮!ポケモンは現地の子供たちから絶大な人気があるので、学校のお弁当に持って行ったらみんなの注目の的だったそう。
知育菓子
日本の知育菓子は面白い!海外にはこんな風に遊べるお菓子がほとんどないので、現地の子供たちが家に来た時に出してあげると、みんなで楽しそうに作って遊んでます。日系スーパーでも買えなくはないのですが、日本の2~4倍の値段ですし、種類も少なく飽きてしまいます。
キャラクターのポケットティッシュ
ポケットティッシュは売っていても、大人用のシンプルデザインばかり。香り付きやキャラクターの可愛いポケットティッシュは子供が喜んでくれると思います。
絵本
日本語教育するしないに関わらず、子供が小さいうちは、たいていの方が日本語の絵本を読み聞かせていると思います。日本の絵本はなかなか手に入らない、あっても本の関税が高くて日本の3-4倍ほどの値段なので、そうそう買えません。定番絵本はもちろんですが、最近人気の絵本などを送ってもらえると本当にありがたいです。
我が家は内田麟太郎さんの「ともだちシリーズ」の大ファンなので、最新刊が出た際には実家から送ってもらって宝物にしています。
息子も私も大好き!子供に絶対読ませたいおすすめ絵本「おれたち、ともだち」シリーズ!
雑誌(幼児雑誌や、年頃の子にはファッション誌とか)
子供向けの雑誌は知育おもちゃがついていたり、シール遊びが出来たり、かなり遊べますよね。2歳の娘と7歳の男の子がいる我が家では、めばえ やげんき などの幼児雑誌や、小学8年生 を送ってもらっています。3,4歳の女の子がいるご家庭では、よくディズニープリンセスの専門誌を送ってもらっているのを見かけます。
キャラクターものや質の良い文房具
鉛筆、ペン、ノートなど日本の文房具は本当に質が良い!特にお子さんにはキャラクターの描かれた可愛い文房具やペンケースなどは喜ばれると思います。生活用品の中でも書きましたが、可愛い柄なのによく消えるもの、香り付きのものなどは現地の子供たちに配っても喜ばれます。
お弁当用グッズ
小さいお子さんがいらっしゃる方だと、可愛いお弁当が作れるようなグッズが喜ばれると思います。特に、キャラクターのピックは可愛くて便利!日本から買ってきたものの、無くしたり、壊れたりするので、ちょくちょく送ってもらっています。あと、友人が日本から送ってもらっていていいなぁと思ったのがお弁当用の抗菌シート。絵柄が可愛くて子供も喜ぶし、暑い地域では大活躍しそうです。
日本のポケモンカード
ふりかけの項目でもふれましたが、海外でもポケモン人気は本当に根強いです。小学生くらいの男子はみんなこぞってポケモンカードを集めています。「日本=ポケモンの国」という理解の子供も多い(笑)もし男の子がいるご家庭だったら、本場日本で売られている日本語のポケモンカードは大喜びされると思います。
国ごとに持ち込み禁止の品目もある
なお、オーストラリアでは乳製品、アメリカ・カナダなど各国で牛肉が禁止されているように、各国ごとに送付が禁止されている品目もありますので、ご注意ください。
特にアメリカでは牛肉の持ち込みが厳しくなっています。今回ご紹介した品目の中でも、ウェイパーには牛肉エキスが含まれています。また、インスタントラーメンやラーメンスープは種類によっては牛肉エキスが入っている可能性があるので、これらの品目は避けた方が無難もしれません。
禁止対象の品目は、郵便局のサイトが各国別に紹介されていて分かりやすかったので、ご参考ください→日本郵便局「各国別、送れるもの・送れないもの」
まとめ
以上、海外在住者がもらって嬉しい日本のものたちをご紹介しました。ご紹介した商品をまとめると、このように。
ちらし寿司の素、釜めしの素、味付けおいなりさん、パスタソース(特にタラコ、明太子)、高級なインスタントラーメン、切り餅、ごはんですよ、お茶漬けのもと、ふりかけ、おにぎり用の混ぜ込みふりかけ、梅干し、お鍋の素、ラーメンスープの素、うどんのつゆ、海苔(特に味付け海苔&もみ海苔)、お菓子(せんべい、のど飴、高級洋菓子など)、お茶(麦茶など)
乾物(麩、ワカメ、切り干し大根、ひじき、高野豆腐など)、だしの素パック、昆布茶、ウェイパー
入浴剤、雑誌・本、文房具(消えるペン、消しゴムなど)、100均の便利グッズ、ドラッグストアの美容グッズ、便利商品
お弁当用ふりかけ、知育菓子、キャラクターのポケットティッシュ、絵本、雑誌(幼児雑誌や、年頃の子にはファッション誌とか)、キャラクターものや質の良い文房具、お弁当用グッズ
何かご参考になったものが見つかったら嬉しいです!
でも、つらつらと「送ってもらえると嬉しいものリスト」を書き綴っておきながら言うのもなんなんですが・・・
結局のところは、日本からわざわざ送ってくれるもの、手土産でもらうものは、どんなものでも、例えそれが現地で手に入るものだとしても、ありがたくて涙が出るほど嬉しいのが本音です。
日本から遠く離れたところに住んでいても、何が良いか悩んで、贈り物をしてくれる人がいるって、本当に幸せなことですよね。きっと、選んだものは大喜びしてくれること間違いなし!私も改めて親に感謝しなくちゃなぁと思います。