う、う、受かりました、ロードテスト!
ようやく、やっとやっとやーーーーーっと。なんと、4度目の正直で・・。運転下手な私にとっては、本当に、想像以上に大変な道のりでした・・。合格と言われた時には「ひょえ!」と声も上ずり、涙もホロホロと。旦那も息子もすごく喜んでくれました。
妊娠9か月、さらには切迫早産になり、歩いて雪道を移動するのも辛かったので、引きこもりがちな毎日でしたが、ようやく外の自由な世界に羽ばたける!!いろんな不便さが一気に解消です。嬉しすぎて、当日は顔のニヤけが止まりませんでした。とても怪しい感じ。
この嬉しい気持ちを胸に、鼻息も荒く、今日はロードテストについて書き綴りたいと思います。私のように3度も落ちた落ちこぼれからのTIPSなんて役立たないかもしれないし、そもそもそんな落ちる人もおらず、需要もないかもしれないけど・・・。もしもロードテストに私と同じように困っている方がいたら、少しでも参考になれば嬉しいです。
なお、カナダでの運転免許取得方法や車購入時の手続きについては、過去記事にて詳しく書いているので、こちらからご参考ください。
「ノバスコシアで車に乗る方法」免許取得から、保険加入、車登録など全部まとめました!
この記事の目次
ロードテストとは?
ロードテストって、日本でいう車の路上試験と同じです。助手席に試験監督を乗せて15分ほど公道を運転します。減点方式なので、一定のポイントをキープできたら合格です。
夫はこのロードテストに一発合格していたこともあったし、何より大らかなカナダのことですから、ロードテストも大らかなんでしょう、なんて勝手に思い込んでいましたが・・・、実際は全然そんなことない!!日本同様、安全確認やスピード、標識に従うなど、とても厳しくチェックされるので、要注意です!!
合格率はどんなもんなんだろうと、いろんな人に話を聞きましたが、このロードテストで落ちたことがある人は、思いのほか沢山いました。同志たちよーー!!3度目、4度目で合格した人もいるし。それぐらい手強いんです!(って、正直、3回も落ちた自分への言い分けだけど)
ロードテストの流れ
下記が大体の流れです。だてに4回も受けてません。完全把握しております(笑)
必要書類を試験官に見せる
ロードテストで使用する車の、①車検証明、②検査証明、③保険加入が分かる書類を試験官に見せます。3点はいずれも原本且つ、最新版で揃っている必要があります
車のライトやクラクション等の動作確認
試験監督が言う通りに車を操作して、試験監督が車の外でライトの動き等を確認します。何らかの故障があった時点でアウトです。必ず、ロードテスト前に、動作確認しておいた方がよいです。また、この時に、手信号の確認(右折、左折、停車の3つ)もあります。
いざ公道へ出発
安全確認、標識、制限スピード等に十分注意して、運転します。
公道を走り終えたら、駐車場へ停車し、試験終了
後ろ向きでの駐車を指示されます。指示器も出し、十分なくらい後方を確認してから駐車します。その後、車の中で試験の合否を伝えられます。
私がロードテストに落とされた理由
私が3回も落ちた理由は、それぞれ下記の通りです。。。運転技術だけでなく、教習所で習ったようなことをしっかり守れば、問題なく一発合格できることが分かりますね。
1回目:「運転技術はOK、でもShoulder-Checkが出来ていない」
上手く出来たんじゃない!?と自分でも自信あったくらいなんだけど、評価の際に散々Shoulder-Check不足を指摘されました。減点されたポイントの殆どが「Poor Observation」。ちょっと後ろを見る程度じゃダメです。肩越しにオバーなくらいに確認する必要があります。
たしかに、日本でも教習所に通っている時、散々言われたことです。単に交通ルールに従って運転するだけじゃダメなんだと、改めて、当たり前のことに気付かされました。
2回目:「走っている車線が上手く定まっておらず、危険運転。スピードも遅すぎる」
最悪なことに、この日は大雪。除雪も追いついていない道も多く、雪道の運転になれてない私はついスピードも遅くなりがち。制限速度50kmのところを30kmになってしまうこともあり、「Too Slow」の減点が複数回。いくら雪道だからと言って、遅すぎるのは逆に後続車に危険なんだそうです。
そして、決定的だったのが、走る車線のミス。右折した先で一番右の車線を走ろうとしたら、除雪された雪で車道が狭まくなっており、左側につい寄り気味に!!後ろの車に迷惑をかけて「Dangerous Action」。
Dangerous Actionがつくと、即刻アウトです。左側の車線にはみ出るくらいなら、指示器も出した上で、左側の車線を走るべきでした。。。
なぜ私はもっと早く、雪が降り始める季節の頃に、ロードテストを受けなかったんだ、と嘆きました。雪に慣れていない方、雪が降り始める前にロードテストを受けるべきです。どうしても雪の季節にロードテストを受けなければいけない方、雪で狭くなった車線には要注意です!
3回目:「前方からきた車に道を譲れず、危険運転」
これが一番最悪だった。
いざ公道に出発という時に、駐車スペースから出て駐車場の通路に出たところで、前方から大型バンが通路に入ってきた・・。ここの駐車場は通路が狭い!「あれ?、このスペースで2台通り抜けられるのかな?」なんて考えてモタモタしてるうちに、即刻アウト。
前方からきた車が優先なのに、即座に道を譲れなかったため「Dangerous Action」。この日は公道にすら出れずに試験が終わりました・・・・。
これ、本当何も言えない。その後の帰り道、涙がえんえん止まらず。。。自分の判断能力の無さが情けない。
ちなみに、3回目に私が試験を受けた会場はNS州のHalifaxにあるAccess Novascotiaの会場。複数の人から、Halifaxは合格が難しいと聞いていたのですが、駐車場だけで比較しても確かにスペースが他より狭くて、入れ辛い。駐車場の通路も狭く、頻繁に車の出入りもあるので、やっぱりおすすめしません・・・。
1,2,4回目はDartmouthという会場で受けましたが、こちらは駐車スペースにゆとりもあって、公道も郊外だけに走りやすかったです。
国際免許で運転出来る90日間を過ぎてしまったら・・・
国際免許で運転可能な期間は90日間。
もし90日を過ぎてもなお運転免許が取得できない場合は、NS州の初心者用免許を取得して運転をすることになります。 初心者用免許は日本の免許からの書き換えで簡単に発行してもらえるのですが、とにかく色々な制限があります。
例えば・・・、1人では乗れず、助手席に一般免許を持った人に同乗してもらうこと。その他の同乗者は禁止。夜間は運転できない、など・・。
その為、子どもがいる私には、この制限は「運転出来ない」のとほぼ同じで状態でした・・。
国際免許で運転できなくなって以降は、結局運転の練習すらもままならず。友人に子どもを見てもらっている間に、夫と少しだけ練習したりでした。
また、一度ロードテストに落ちると、待期期間があるため、再度テストに臨めるのは1週間後からです。落ちる度に、お金もかかるだけでなく、どんどん免許取得が先延ばしになっていきます・・・。
ロードテストに受かるためにやったこと
3回も落ちた私。さすがに回を重ねるごとに、どんどん不安も大きくなり、もう受からないんじゃない?とも思いました。焦りも募るし・・。
そこで、You Tubeにで「Road Test」などのキーワードで検索して、「Driving test TIPS」というような動画を見て、どういうところがチェックされているか、何に注意するか、確認しました。また、雪道のロードテストのTIPSも調べました。
また、ロードテストの当日、時間に余裕があるときは、コースで走りそうな道をあらかじめ走り、雪で車道が狭くなっているところなど、道の状況も確認しました。
でも、さすがに4日目も落ちたら教習所のトレーニングコースを受けようとも思ってました・・
そして、ようやく合格!!
ここまで、本当に辛かったーー。試験当日はまたしても大雪でした。。ツイてなさすぎる。
でもこの日の試験監督は、左折右折の指示の出し方もすごく分かりやすいし、大きな道ばかり通るコースなので分かりやすい!どこで車線変更したらいいかも戸惑うこと無く、運転に集中できました。
ロードテストは試験監督と運次第かも、とも思います。前回までの教訓も全て活かし・・・、ようやくようやく、合格です!!
そしてこれが、ロードテストの評価用紙。細かくチェック項目が分かれていて、項目ごとにも点数設定されているのが分かります。
そして、ようやく手に入れたノバスコシア州の運転免許。これがどれほど欲しかったか・・。出産前に免許が取得できて、本当にホッとしました。
落ちこぼれな私からのアドバイス
そんな落ちこぼれな私ですが、多少なりとも言えることは・・
早めに免許取得に動き出すこと
90日間を長いと思わず、どうか早め早めの行動を。
国際免許で自由に車に乗れる90日間の間に、必ず免許を取得したほうがよいです。
また、ロードテストの予約は1か月先まで予約がいっぱいなんてこともあるし、且つ、テストに落ちると1週間は再テストを受けられないので、思っていたより時間がかかりがちです。渡航直後から、すぐに免許取得に動き出したほうがよいです。
超・安全確認すること
また、ロードテストは、日本の教習所に通っていた時のように、超安全確認重視で!
日本もカナダも運転免許の大変さは同じです。私のように「カナダだし」なんて油断する人はいないかもしれないけど、、、、オーバーアクションで安全確認をして臨むべしです。
雪道に慣れていない方は、冬以外の季節に臨むべし
やっぱり雪道の運転は大変!道も雪で狭くなっていて何処を走るべきかも難しいし、滑りやすいし・・。できるだけ雪のない季節がおすすめです。
以上、カナダ、ノバスコシア州での運転免許について、綴ってみました。皆様の免許がスムーズに取得できますように・・・。本当に、心から祈ります。
試験官が試験管になっていますよ
・・・(;’∀’)
どうもありがとうございます!!