日本から持ってきて大正解!「頭のいい子を育てるおはなし366」

更新 | 2015-02-16公開

カナダに来てから習慣化したことの一つが、息子が寝る前に読み聞かせを行うこと。

日本にいる時は、絵本も沢山あったし、日中に絵本を読む機会も多かったので、寝る前の時間というのは活用していませんでした。しかも、ベッドに入るなり1分もたたずにコテって寝入る息子なので。。。

でも、カナダに来て最初の頃は生活リズムも整いづらく、寝る時間が遅くなりがちに。そこで、リズムを整える意味でも、ベッドでの読み聞かせの時間を作ることにしました。

また、カナダに来てからはどうしても日本語の絵本を読む機会がぐっと減ってしまったので、読み聞かせの時間をちゃんと取りたかったのも、その理由の一つです。

毎日の読み聞かせに大活躍しているのが、この本↓

頭のいい子を育てるおはなし366―1日1話3分で読める

日本にいる時こそ、あまり活用出来てなかったのですが、カナダに持ってきて本当に大正解!!たこ焼き器に次いで、いや勝って?、日本から持ってきて良かったなぁと思うもののひとつです。

頭のいい子を育てるおはなし366」とは?

日本にいる頃、たしかまだ息子が3歳の頃だったかな。本屋でたまたま見かけた本でした。「脳科学で有名な久保田カヨ子おばあちゃんもおすすめ!」なんていう宣伝文句と共に売られていたもんだから、頭のいい子になるのか!と、見事戦略にはまり即買い

カレンダーの日付で毎日一話づつ違ったお話が載っています。その数、合計366話!!1日1話用意されていのは、本当に助かります。

この本が船便で届く前までは、自分の知っている物語や、インターネットで仕入れた話のネタを思い出しながら話していました。でも、毎日のことなのでネタを仕入れるのも大変!!裸の王様や桃太郎なんて、何回話したことか・・。この本のおかげで、ネタ仕入れに翻弄しなくても済むようになりました(笑)

そして、話の内容は本当に驚くほど多彩!有名な昔話から、世界の名作、季節や行事に合わせたお話、芥川龍之介など著名作家のお話、宮沢賢治の詩なんてのも載ってます。

芥川龍之介作品なんて、子どもに読み聞かせる内容としては難しそうで、自分ではなかなか選ばないと思うのですが、小さなころから良質な名作に触れられるなんて素晴らしい!そして案外、子どもも興味を持って聞いてくれるものです。

しかも1話が大体3分~5分で読めるから、寝る前の読み聞かせに最適。あんまり長いと眠くなるしね。。

海外在住ならではのメリットも

海外移住をした我が家ですが、それでもやっぱり子どもには日本語も使えるようになってほしいと思う親心。海外在住者ならではのメリットもあります。

絵本366冊分の価値

子どもが日本語に慣れ親しんでくれるよう、毎日、日本語の絵本を読み聞かせしたいところですよね。でも、日本語の本なんて海外ではなかなか手に入らないし、日本から持ってくるといっても、どうしても数が限られています。

その点、この本が一冊あるだけで、ドーンと1年分、絵本366冊分のような価値です!

幅広い語彙に触れられる

また、海外で日本語教育をするには、家庭での日本語がすごく大事だと思います。親が意識的に幅広いボキャブラリーや表現を使って会話してあげるのが有効です。

とは言え、日常生活で使う言葉なんて限られてるし、私個人の問題だけど、自分のボキャブラリーにはそんな自信ありません・・。

その点、この本を読めば、普段の親子の日常会話で出てこないようなボキャブラリーや、言葉の表現も沢山出てきます。昔話なんて、特に難しい単語や面白い表現がいっぱいです。

知っている昔話や、ネタ調べで見たストーリを思い出しながら、自分の言葉で話していた時は、ついつい子どもに合わせた分かりやすい表現を選んでいましたが、この本を読むようになって、難しい言葉であっても、そのまま話してあげていいんだと気づきました。分からなければ別の言葉で説明してあげればいいんですもんね。そして、それが子供のボキャブラリーUPにつながります。


以上、寝る前の読み聞かせにお気に入りの一冊をご紹介しました。

我が家の息子は、3歳の頃にはちょっと難しく感じたり、飽きてしまうことも多かったけど、4歳半になった今では、”今日のお話しなんだろう?”と、毎日とても楽しみにしてくれています。読み終わった後も、子どもとお話の世界をいろいろ振り返っておしゃべりしたり。読み聞かせるのも、そのあとのおしゃべりも、私にとってもすごく楽しみな時間になっています。

この本以外にも、似たような1日1話の読み聞かせ集は沢山あると思うので、小さなお子さんがいる方は、ぜひ海外渡航時の持ち物リストに追加をおすすめします!

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