「洗濯物を畳む」という作業が大の苦手な私。
以前、アップした洗濯物の記事「洗濯物で消耗するの、さらに止めました。6つの秘訣で洗濯物収納を超効率化!」では、いかに洗濯物の片付けを時短できるか、ご紹介していましたが、引っ越し先の新しい家では、さらにズボラ化が進んでおります!
そして、今、私、高らかに叫びたい。
洗濯物を畳む作業、一切、苦じゃなくなりましたぁぁぁーーー!!
洗濯物を超楽に片づけられるようになった秘訣は、やっぱり前回と同様に、「一か所収納」と、「ハンガー」にあり。でも、さらに進化しました!特に今回は子供も自分で片付けられる、自分で服を取り出せる点にも意識してます。
それでは、私の洗濯物の呪縛を見事に解き放してくれた、夢のランドリー収納をご紹介です!
改造前のランドリールーム
こちらが我が家の改造前のランドリールームです。
北米では洗濯機と乾燥機がそれぞれ別々になっているのが一般的。そのおかげもあって、日本に比べると洗濯機周りは広めに作られています。
洗濯機周辺に多少なりともスペースがあるのなら、これ、絶対見逃しちゃいけないスペース。このスペースこそが、洗濯物時短化に欠かせない貴重なカギなのです!
改造後のランドリールーム
いきなりですが、改造後の写真から。「夢のランドリールーム」などと呼びながら、大したことない見た目、且つ、所帯染みていてすみません。
見た目はイケてない感じですが、めちゃくちゃ快適な洗濯物収納を実現させてくれたこの部屋。改善ポイントを一つ一つご紹介させてください。
改造ポイント①パイプハンガーを設置
洗濯物のズボラ収納と言えば、ハンガー掛け。畳む手間もいらないし、しわにもならない。ハンガー収納は正義です。
ハンガー収納を可能にするために「ラック」は欠かせません。以前のランドリールームには、クローゼット用のロッド(パイプ)を取り付けていましたが、現在住んでいる賃貸住宅は、「釘は打ってもいいけど、アンカーボルトはNo!」とのこと。無念・・。
そこで、今回は2段式のハンガーラックを購入しました!
改造ポイント②大量の収納ケース
洗濯物の片付けを効率化するのは、ハンガー掛けだけでなく、「一か所に収納」するのも超重要ポイント。
一か所収納を実現するために、乾燥機の目の前には、大量の収納ケースを設置しました。合計18個なり。衣類はできるだけハンガー収納にこだわりましたが、子供たちのTシャツやズボン、スカートは収納ケースに収納しています。
でも──
「乾燥機から取り出して、立ちっぱなしのまま畳んで、一歩も動くことなく、横にある収納ケースに入れる」この動作であれば、畳むのが全く苦ではない!
畳む作業が苦手な私ですら、労力はハンガー掛けとほとんど変わらないレベルかも。単に畳む作業が大変だったわけではなく、座りこんで、畳んで、また立ち上がって、各部屋に洗濯物を収納する、この一連の動作が洗濯物の片付けを大変にさせていたんだな、と実感です。
改造ポイント③子供が自分で片付け&取り出せる収納
今回の改造テーマの一つが、6歳の息子が、そして38歳の夫も、自分でも片づけられる、そして、自分で洋服を選べることを目標にしています。
そこで、収納ケースは、家族の各メンバーに合わせて、色分け、そして、中身もパッと見て分かるラベルを付けました。そして、収納ケースの位置も、それぞれの背の高さに合わせています。
ちなみに、娘(1歳)の洋服は私の取りやすい高さに収納しています。自分で洋服選びをする年になったら、改造の必要ありです。
改造ポイント④収納ケースにしまう小物類は「投げ込め!」
小汚い画像をお許しください。気持ち、ピンぼけ&画像を小さめで自粛しました。
これ、私にはかなりのトキメキポイントなんですが、こんまりさんがこんな画像を見たら、嘆かれること間違いなしでしょう。
前回のランドリールーム改造でもお世話になった投げ込み収納。シワになっても気にならないような、靴下や下着といった小物類は、基本、投げ込みます。靴下もペアにもしないままポイ、下着も仕切りの中へポイ。
収納ケース内にはなるべく余裕を持たせているので、取り出すときも探しやすく、特に困ることはありません。
改造ポイント⑤タオルはランドリールームの棚へ収納
今回、タオルや下着類も一か所収納の仲間入りに。
以前はタオルや下着といった「お風呂上りに必要なもの」はバスルームに収納していましたが、使う時の利便性よりも、洗濯物片付けを優先したほうが、家事は断然、楽。
今後は、お風呂に入る時は、まずこのランドリールームに立ち寄り、下着、パジャマや洋服、タオルなど一式を持って行って頂きましょう。
タオルを収納するために、乾燥機の横にあったスペースに棚を設置しました。
棚?
ええ、棚ですが。何か。
改造ポイント⑥大人用の洋服を一時収納できる突っ張り棒
今回の改造で唯一残念なのが、大人用の洋服を収納するスペースが設けられなかったこと・・。
洗濯機の真上には十分なスペースがあるので、ここにクローゼット用ロッドを取り付けられたら、解決なのですが・・。アンカーボルトNGを命じた大家さんを恨みます。めちゃくちゃ気のいい方なんですが。
しょうがないので、大人用の洋服は、ベッドルームのクローゼットにしまっています。本来あるべき姿といいますか。
でも、洗濯物をベッドルームに運んで、そこでハンガー掛けするのを面倒に感じた私。洗濯物を取り出すついでに、一気に片付けてしまいたいんです!
そこで、突っ張り棒で大人の洋服を一時置きできるスペースを作りました。全ての洗濯物が片付いたら、後でベッドルームに行くついでに、ここに掛けた洋服を運べば完了です。
ただ、日本のように超強力突っ張り棒を売っていないカナダ。これもシャワーカーテン用なので、耐重は5kg以下だと思います。掛け過ぎ要注意!
使い勝手は?
この改造により、洗濯物を片付ける流れは下記のように。
- 乾燥機から取り出し、ハンガーにかけて、横のラックへ、ひょい。
- 小物系は後ろにある収納ケースへ、ぽい。
- 大人の洋服はハンガーに掛けて、突っ張り棒に一時置き。
- 洗濯物全て取り出しが終わったら、大人用の洋服をベッドルームのクローゼットに運ぶ。
- 終了!
洗濯物の量にもよりますが、通常の洗濯物は5分から、長くても10分で片付きます。
凄くないですか?!洗濯物の片付けが10分以内って!これも、一歩も歩くことなく、取り出しながら片付けられるからこそ。無駄な動きは一切なし。
本当に楽に、そして、心も気楽に、洗濯物の片付けができるようになりました。
また、今回の収納方法は家族にも好評。
自分の取りやすい位置に、目に見える形で収納されているので、子供でも(夫でも)、戸惑うことなく片付けたり、洋服を選んでくれるようになりました。
でも、息子に自分で洋服を選ばせたら、緑のロンTの上に、赤のロンTの重ね着、という窮屈そうな、そして目もチカチカする組み合わせになった日もありましたけど。。。まぁよいでしょう。
乾燥機使いは大前提
さて、今回ご紹介した我が家の洗濯物収納の大前提となるのが、「乾燥機」です。私は、ここ7年ほど、洗濯物の外干しは一切しておらず、完全に乾燥機に頼っています。
だって、干す作業って、本当に大変!
干す作業だけでも時間が掛かるのに、干すことにより、さらに「洗濯物を取り込む」という余計な作業が生まれてしまいます。さらに、取り込んだ大量の洗濯物は、床におろして畳まないといけません。
また、以前は、タオルをフワフワにするために、一枚につき20回もバタバタと力を込めて振り続けたりして、消耗していたものです。本当に無駄だった・・。乾燥機を使えば、柔軟剤がなくてもフワフワなのに。
最近の乾燥機はシワも縮みも非常に少ない!
「でも、毎回乾燥機なんて使ってたら、シワになるし、縮むし、洋服も傷んじゃう・・」
そんな心配もあると思うのですが、ここ10年来の乾燥機は、縮みやシワ対策がずいぶん進んでいます。特に、ドラム式洗濯乾燥機であれば、60度ほどの低温乾燥が一般的なので、衣類の痛みがかなり軽減されています。
私自身、日立のドラム式乾燥機「風アイロン」を5年ほど愛用していましたが、メーカーがうたっている通り、本当ーーーにシワが出来にくく、アイロンいらず!!衣類の痛みも全く気になりませんでした。「ドラム式洗濯機なら、絶対日立の一択!」力説してくれたヤマダの店員さんは本当でした。
でも、日立に限らず、最近の乾燥機であれば、衣類のしわや縮みはかなり軽減されていますし、どんどん乾燥機に頼ってもよいと思います。
気になる方は、お気に入りの洋服やデリケート素材は取り除いたり、もしくは洗濯物のシワやゴワツキを抑えてくれるドライヤーボールという便利アイテムを使うのもおすすめです。
また、電気代が多少上がるのもネックではありますが、家事が各段に楽になり、貴重な時間が節約できることを思うと、電気代以上の価値がありますよ!
洗濯物を素早く、効率的に片づけるための秘訣
乾燥機を使用すること以外に、我が家の改造例から、洗濯物の片付けを効率化するためのコツをまとめると、
①乾燥機周辺のスペースを活用する
乾燥機周辺に少しでもスペースがあるならば、大活用しましょう。そして、一歩も動かずに片づけらるものを増やしましょう!
やはり、家事の時短を図る時に重要なのは、「動線」をいかに少なくするかです。動線で考えると、衣類の収納スペースの理想は、絶対的に乾燥機の真横。クローゼットよりも、ランドリールームです。
でも、実際の住宅事情では、洗濯機はお風呂場の横に設置されていて、スペースもほとんど無いのが一般的。
中には、なぜかキッチンに洗濯乾燥機を設置する設計もあったりして・・。欧米でも見かけるキッチン洗濯機。料理しながら、洗濯もできて便利でしょう?という考え方なのかもしれないですが、その後の家事動線は?!
②衣類収納は出来るだけ、一か所収納に
乾燥機周辺への収納が難しいとしても、各個人の部屋に洗濯物を運ぶのは大変。衣類の収納は出来る限り「一か所」に収納するのが効率的です。
IKEAのショールームなどでも家族全員分の衣類を収納できるファミリー用ウォークインクローゼットが紹介されています。
出典:IKEA
各部屋に広めのクローゼットを付けるよりも、家族みんなが入りやすい場所に大きなファミリー用ウォークインクローゼットがあれば、家事は本当に楽だと思います。
洗濯機置き場といい、クローゼット収納といい、設置場所を選ばないビルドイン洗濯機や、ドラム式洗濯乾燥機が一般的になりつつある今、住宅メーカーさんに強く伝えたい。
「家事の効率化のために、ランドリールーム兼、ファミリーウォークインクローゼットを作ってください!!」
③立ったまま作業する
洗濯物の片付けって、立ったり座ったりするのが面倒なんですよね。
乾燥機から一枚づつ洗濯物を取り出して、そのままハンガーにかける。畳む洋服も、洗濯機の上などを利用してその場で畳む。座り込むことなく、その場で立ったまま片付けるようにすると楽ですよ。
④出来る限りハンガー収納に切り替える
衣類は畳む収納よりも、掛ける収納がベスト。片付けが楽になるだけでなく、シワにもならないし、洋服を選ぶ時もパッと探せます。
クローゼットが足りない場合は、空きスペースにハンガーラックや突っ張り棒を設置して、とことん掛けて収納しましょう!前回の我が家のランドリー収納のように、狭いスペースでも、工夫次第でかなりの収納力になります。
その点、日本には超強力タイプの突っ張り棒が販売されているので、本当に便利!
中には65kgまで耐久性のある強力極太タイプや、長さが280cmにも伸びるのに超強力なロングタイプなどもありますし、ホッチキスで留めて強度を補強する「ウエルスジャパン 突っ張り棒が落ちない君」なる便利アイテムもあります。
⑤乾燥機横にはタイマー必須?!ゲーム感覚で片付けを楽しむ
上記までの効率化のアイデアとは異なりますが、洗濯物の片づけ自体を楽しむというのも大切だと思います。
今回の記事を書くにあたり、ここ最近は、時計を見ながら片付けをして、洗濯物収納の所要時間を計っていました。すると、「前回のタイムを上回るぞ!」と、変な闘争心が出てきて、かなり集中して片付けていたと思います(笑)
嫌いな家事が楽しめているのが、自分でも意外でしたが、どうせやるなら、楽しみながらできたらいいですよね!
以上、私の洗濯物の悩みを見事に解消してくれたランドリー収納や、実体験に基づく洗濯物の効率化の秘訣をご紹介しました。
今回の大改造では、私の家事が楽になるだけでなく、家族が自分で片付け&洋服選びができるようになったところも大きいです。子供の自立を促進できるし、結果、私の負担もさらに軽減されました。
ズボラ家事推進プロジェクト、大成功!
洗濯機周囲のスペースや住宅事情などにより、全てのアイデアを取り入れるのはなかなか難しいかもしれませんが、、、洗濯物の収納に悩んでいる方に少しでも参考になると嬉しいです。