ホテル宿泊はベッドバグ(南京虫)に厳重警戒!被害防止の対策まとめ

| 最終更新日: 2017-11-09
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海外のホテルに滞在する際に、絶対に気を付けなければいけないこと――。

 

それは、なんと言っても、ベッドバグ!!!

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あまりのおぞましさに、モザイクを施しました・・・。それでも、直視はできない・・・

 

ベッドバグとは、日本では南京虫トコジラミとも呼ばれている、吸血性の寄生昆虫です。噛まれたら最後、凄まじい痒さが数週間も続き、何も手につかないくらいだそう・・。

その場で噛まれるだけでも最悪ですが、スーツケースに潜んだベッドバグやその卵を、自宅にお持ち帰りしてしまう可能性も高いです。

しかも、被害が出ると、プロでないと駆除が難しく、さらに酷いケースでは家財処分や引越しもせざるを得ないという最強の害虫でもあります。

 

このベッドバグは、世界的で被害が急速に広がっており、安宿はもちろん、五つ星の高級ホテルですら、被害報告が上がっています。

今回の記事では、旅先のホテルでベッドバグの被害に合わないための対策として、

  • 1年に3週間はホテルに滞在している私が実際に気を付けていること
  • ベッドバグの専門家が勧めるベッドバグの確認方法

この2つについて、詳しくご紹介したいと思います。被害にあったら本当に地獄なので、これから旅行に行く予定の方には、ぜひとも読んでほしい内容です。

なお、本記事内に、ベッドバグのおぞましい写真・映像も出てきますので、、、どうぞご注意ください。

ホテルでのベッドバグの被害とは?

ベッドバグは今や世界中に広がっていますが、北米でもこの通り、各地でベッドバグ被害が報告されています。

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出典:http://bedbugregistry.com/

特に、ニューヨークでの被害は深刻。2010年には、ヴィクトリアズシークレットを始め、複数の衣料店がベッドバグ被害のため、一時閉店に追いやられたことでも有名です。

ニューヨークのホテルでベッドバグ被害にあったという報告も数多く上がっています。マンハッタンにある「Astor on the Park」というホテルでベッドバグ被害に合ったカップルのビデオが、あまりに衝撃的な内容です。

このビデオは、2016年1月にアップロードされるやいなや、大きな話題になり、ニュースにも取り上げられています。2016年12月現在、再生回数は250万回を超えています。

ベッドシーツの下にびっしりとはびこるベッドバグや、何十か所も刺されて赤く腫れあがった腕や背中が写っていて、本当に身の毛がよだつ映像です・・。

このビデオで報告されているホテルは、衛生管理の悪い激安ホテルだったようですが、5つ星ホテルのリッツカールトンホテルなどでも、ベッドバグが見つかっています。

参考記事:Bed bugs crawl into New York’s swanky Ritz-Carlton hotel

高級ホテルと言えど、決して安心はできませんよ!

ホテル選びで注意すること

旅先でベッドバグ被害に合わないために、どうすればよいのか?ホテル選びをする際に、実際に私が気を付けているのは、下記の二つ。

レビューを必ずチェックする

エクスペディアや楽天トラベルなど、ホテルの予約サイトには必ずと言っていいほど、利用者の口コミ・レビューが掲載されています。

ベッドバグ被害にあった人がレビューを書き込んでいることがあるので、ホテル選びの際には、必ずホテルのレビューをチェックしましょう。

中でも、TripAdvisor (トリップアドバイザー)の口コミは、世界中の利用者の声が集まっているので、口コミ数が非常に多くてオススメです。各国言語のレビューは日本語に自動翻訳ができるので、見やすいですよ。

先ほどのビデオに出てきたAstor on the Parkホテルも、トリップアドバイザーには2011年頃からベッドバグが出たという書き込みが何件も書き込まれています。しかも、ベッドバグをホテルに報告しても、宿泊代金の返金すらしないなど、ホテル側が酷い対応をしていることが分かります。

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参考記事:Astor on the Park Hotel: トリップアドバイザー口コミ

これらのレビューさえ読んでいれば、あのカップルも被害は免れたはず・・・皆さん、必ずレビューは読みましょうね!!

ちなみに──

Astor on the parkホテルはビデオがアップロードされた後も営業を続けているようで、多くのレビューが書き込まれています。中には、日本人宿泊客のレビューもありました。ホテル側があそこまで蔓延したベッドバグを完全に駆除できたのかが不明なため、宿泊した人たちが心配です・・・

Bedbug Registryをチェックする

<北米>
http://bedbugregistry.com/

<世界各国>
http://registry.bedbugs.net/

上記二つのBedbug Registryサイトは、住宅物件やホテルなどのベッドバグの被害報告を登録しているサイトです。

ホテルの口コミサイトとともに、こちらにもベッドバグ被害が登録されちる可能性があるので、こちらも併せてチェックしておくことをお勧めします。

高級ホテルで一旦ベッドバグが発見された場合、ホテルの威厳にかけて、すぐに駆除対策を行っていると思うので、あまり気にしなくてもよいかもしれません。

ただ、そうでない安宿やモーテルに宿泊する場合、ベッドバグが発生しても放置されている可能性があります。3つ星以下のホテルに宿泊する場合は、特に、ここのサイトでベッドバグ報告が上がっていないか確認しておきましょう。

ホテル滞在時のベッドバグ確認

レビューをしっかり読んで、良いホテルを選んだとしても、まだ安心はできません。実際に宿泊する際には、ベッドバグが部屋に潜んでいないかを確認しましょう。

これから紹介する方法は、ベッドバグの専門家が勧めているホテルルームの確認方法です。

荷物をバスタブへ避難させる

ホテルの部屋に入って、まず大きな荷物を下ろしたいところですが、ベッドの上や、ラゲッジラック(荷物用ラック)に荷物を置くのは厳禁です。

ラゲッジラックがNGなんて驚きですよね!?詳細は後述します。

ホテルの部屋に入ったら、荷物はバスルームに避難させましょう。バスタブの中が一番安心です。

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後述する方法でベッドバグがいないことが確認できるまでは、荷物だけでなく、コート類も全てバスルームに退避しておきます。

荷物を退避させたら、さっそくベッドバグがいないか、下記の場所を一つ一つ確認していきます。

ラゲッジラック

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金属製のラゲッジラックですが、意外にもここは、ベッドバグの温床となり得るのです。

ホテルに宿泊する多くの人が、このラゲッジラックに荷物を置くため、ここから感染が始まり、またここからスーツケースに潜んで、自宅に持ち帰ってしまう可能性があります。

ベッドバグは金属パイプについた布(ベルト)部分に潜んでいるので、一枚づつ布をずらして、ライトを当てながら裏側をチェックしていきましょう。ライトはスマホのライトで十分です。

ヘッドボードの裏

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ベッドボードの裏もベッドバグが潜みやすい場所です。ベッドボードが壁にくっ付いている場合もありますが、そうでない場合は、少しずらし、ライトで照らして確認しましょう。

ベッド

さて・・・、いよいよ本番、ベッド本体のチェックに行きましょう。

もちろん、ベッドバグが潜んでいる可能性が一番高い場所。もしベッドバグがいたら?!と思うと、シーツをはがす瞬間は、本当に身の毛がよだちます。でも、ここをチェックせずして、安眠はありません!

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まずシーツをはがして、ベッドパットやマットレスを見ていきます。

 

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ベッドバグそのものが見つからなくても、茶褐色の血糞跡が付いていたら、ベッドバグが潜んでいる証拠です。

 

where-to-check_bedbug_in_hotel_matress-2また、マットレスの淵部分にベッドバグが潜んでいないか、ライトを当てながら入念に見ていきます。面倒ですが、全ての淵をチェックしましょう。

 

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先ほどのビデオにも、ベッドの淵に多くのベッドバグがいましたよね・・・

サイドボードの引き出し

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ベッドの隣に置かれているサイドボードは、ベッドにも近く、ベッドバグが隠れやすい場所です。引き出しを抜き取り、引き出しのコーナーや、裏側のコーナーをチェックしましょう。

ソファー

ソファが設置されている場合は、念のため、合わせてチェックすることをお勧めします。

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カバーのファスナー部分や、コーナーなど、ベッドバグが隠れやすそうな場所は要チェックです。

 

where-to-check_bedbug_in_hotel_sofa2 また、ソファーのマット部分を取り外して、血糞跡などがないことも確認しましょう。

ベッドバグを持ち帰らないために

ここまでチェックしてベッドバグが見つからなかったとして、まだ安心はできません。ベッドバグがそこまで繁殖していない場合、ベッドバグやその痕跡を発見するのが難しい場合もあるからです。

ベッドバグやその卵を自宅に持ち帰らないためにも、下記の点にも気を付けましょう。

着用した服はビニールバッグで密封して持ち帰る

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ホテル宿泊時は、ゴミ袋のような大きなビニール袋を2~3枚は持参しましょう。

何に使うかというと、着用した洋服などを入れ、完全密封して持ち帰るため。クリップや紐などで封をしておきます。下記のようなベッドバグ対策専用のランドリーバッグも発売されています。

 

袋に入れた洋服類は、自宅に帰ったらすぐに洗濯しましょう。そして、必ず、乾燥機もかけましょう

ベッドバグは50℃で20分で死滅、卵は50℃で90分で死滅します。一般の家庭用乾燥機の温度は65~70度まで上がるため、乾燥機を使用して乾かせば、完全に退治可能です。

 →参考情報:How to Kill Bedbugs on Clothes With Heat in the Dryer

スーツケース類は極力バスルームに置く

ベッドバグが見つからなくても、ホテル滞在時は荷物はできるだけバスルームに置いておきましょう。常にバスタブの中、とはいかなくとも、一番ベッドやソファから離れたバスルームが安心です。

チェックアウト後にスーツケースやバッグをチェックする

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自宅にベッドバグを持ち帰らないために、スーツケースやバッグのチェックもしましょう。ソファなどをチェックした時と同様に、ベッドバグが潜みやすい縁部分を見ていきます。

もしくは、スーツケースや旅行バッグがさほど大きくないのであれば、ビニール袋に丸ごと入れてしまうのもお勧めです。ホテル滞在時は荷物類を丸ごと袋に入れておけば、ホテルを後にしてからわざわざチェックする手間も省けます。

まとめ

以上、ベッドバグ被害に合わないためのホテル選びや、ホテル滞在時の対策をご紹介しました。

中には、『大げさじゃない?!』と思う項目もあったかもしれません。

でも、被害にあってしまうことを考えたら、大げさすぎるくらい、厳重にチェックするに越したことはありません。全項目チェックしても、所要時間は20分程度。この20分で悪魔の虫を防げるのですから!!

私もホテルに滞在する際は、この項目を実行しています。我が家が利用するのは、たいてい安宿ばかりなので、不安も大きくて。。。

ただ、ラゲッジラックからベッドバグが見つかりやすいというのは、今回初めて知り、驚きました!金属製だからと、安心して使っていましたが、知識がないと防げないな、と改めて思います。次回からは絶対バスルームに置くようにしたいと思います。

皆様、ホテル滞在はくれぐれも厳重警戒してくださいね!

なお、ホテル室内のベッドバグのチェック方法で参考にした動画は下記の3つです。いずれも専門家が解説しているビデオなので、非常にためになる内容です。興味のある方はぜひ下記動画もご確認くださいね。