震災から4年目の「雨ニモマケズ」

| 最終更新日:2016-03-28
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カナダに来て以来、すっかり習慣になった寝る前の読み聞かせ。以前も紹介したこの本だけど、お話のチョイスが幅広くて、毎日飽きない!本当に素晴らしいんです。

海外で子どもの日本語教育をしようと思うと、家庭環境で親が幅広い言葉遣いをしていかないといけないっていうけど、意識していても、元々のボキャブラリーがない私にはとても難しい!でもこの本はジャンルを問わず、良質な話を多く取り扱ってくれているおかげで、幅広いボキャブラリーや表現で読み聞かせてあげられます。

 

そして昨晩のお話は、なんと宮沢賢治の「雨ニモマケズ」でした。小さな子ども向けの読み聞かせに、まさかこの詩が出てくるとは思いもしなかった!でも、子どもの頃から良質な作品に触れられるっていいですよね。確かに詩独特の言い回しの難しさもあるし、子どもには難解な語彙だとは思うんだけど、リズムが良い詩なので、4歳の息子でもしっかり聞いてくれました。読んだ後に、どういう意味なのか振り返ることで、内容も理解できた、と思う、いや、思いたい・・

 

「雨ニモマケズ」。この詩に触れたのは私、何年ぶりなんだろうか・・。あの震災からちょうど4年目、3/11のお話です。この本は2011年秋の出版だから、あえてこの日にこのお話なのかなとも思います。どんな状況にも負けず、質素な生活になったとしても、助け合いの心を持って、復興に向かっていこうって伝えているんでしょうね。あの震災は、ただの大地震だけじゃなく、放射能事故を伴ってしまったから、正直私にとっては感じ方が違ってしまうところもあるのだけど、久しぶりにこの詩に触れて胸が熱くなりました。言葉の力ってすごいですね。

 

忍耐強くあれ、自己中心にならず、心温かく人に献身的であれ。子どもにも、そしてそれを読む親にも、大切なことに改めて気づかせてくれた本に感謝です。

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