知らなきゃマズイ!海外小学校の「学年末」には驚きの習慣があった!

更新 | 2016-07-07公開

6月末に、息子の小学校のグレードプライマリー(幼稚園年長さんにあたる)が終了しました。

つい先日、入学したばかりと思っていたら、あれよあれよと、あっという間の10か月。いよいよ長い夏休みに突入です。

入学式もなかったくらいなので、学年最後の日も「終業式」などはないのですが、でも、やっぱりここは異文化の国、カナダ。学年末の行事や習慣には、ものすごく驚かされることがありました。

今回の記事では、アメリカやカナダの学校での学年末がどんな感じなのか、また、学年最後の日の驚きの習慣などについてご紹介したいと思います。

学年末が近付くと勉強しない?!

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日本の小学校に比べると、もともとあまり勉強しているわけではないけど、、学年末になってくると、ますます勉強モードからは遠ざかります

その代わり、なんだかイベントがいっぱい。

フィールドトリップ(遠足)や、フィールドデーと言って、外で色々アクティビティをして遊ぶ日などが一般的に行われるようです。

息子の学校ではBricks 4 Kidsと言って、世界中で子供たちにレゴのレッスンなどを行っている団体からレゴ講師がやってきて、レゴ教室なんかもありました。

また、そればかりでなく、年度末には休みも多くなります

PD day(Professional Development Day)と言って、先生のトレーニングという名目の休みも何日か入ってくるので、共働き家庭などはベビーシッターに子供を預けたり、仕事を休んだりと、大変です。

お楽しみ行事が多くなる上に、休みも増える年度末。学校を休んでも影響は少ないということで、6月半ばにもなると、学校を休んで旅行に行くなんていう家庭も出てきます

しかも、学校側も休みを快く受け入れていて、息子の通う学校では、レポートカード(通知表)を郵送してくれたり、新学年最初の日に渡してくれる、と言った配慮もあり、これまた驚かされました。

年度末にはレポートカードが帰ってくる

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これは日本の学校と同じですね。

学校最終日には、レポートカード(Report Card)と呼ばれる、言わば「通知表」をもらって帰ってきます。

カナダの小学校は、学校や州によって三学期制だったり、二学期制だったりしますが、学期が終了する度に、このレポートカードが帰ってきます。親的にはドキドキです!

ちなみに、州や学校ごとに違いはあるかもしれませんが、息子の通う学校では、評価は下記の三段階。まだ学年がPrimaryなので、簡単な評価なのですが、高学年になってくると変わってくるようです。

  • Well Developed(WD)
  • Developing(D)
  • Needs Development(ND)

学年末には先生にお礼のギフトをする

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これが私にとっては何よりの驚き!!

日本では、先生への贈り物って、NGですよね。特にモンスターペアレントが騒がれるようになったこのご時世。賄賂とも取られたら大変ということで、先生は贈り物だけでなく、お土産なども一切受け取らないという学校が多いと思います。

でも、ここカナダは大きく違う!

学年最後の日には、先生に1年間お世話になったお礼を込めて、贈り物をするのです。

冬休み前には先生へクリスマスのホリデーギフトを贈るという習慣にも驚かされましたが、クリスマスはまだ渡したい人だけ渡すという感じでした。

でも、今回ばかりは、『全員必須!』という感じ。

もちろん義務じゃないけど、みんながみんな渡すから、プレゼントを用意してなければ、子供が可哀想な思いをする羽目に・・

ギフトの内容と金額

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気になるのが、ギフトの内容と金額ですよね。周りの友人たちに教えてもらったところ、内容も金額も人それぞれのようでです。

一般的なのが、花束やギフトカード。マグカップなども多いようです。エステ券や、出身地の特産品を贈るという方もいました。

金額は10ドル~30ドル程度が多いようですが、中には100ドル近い金額のものを用意するという人もいて驚愕。相当お世話になった、思い入れのある先生なのかもしれませんね。

ギフトと共に、カードや写真を添えて贈るのですが、我が家も息子が手書きしたカードに、息子の写真を貼り付けて渡しました。

ただ、学校によっては、ギフトの金額上限を設けているところもあれば、クラス全体として大きなギフトを用意するところもあったりと、学校によっても多少習慣が違っているようです。

ギフトアイデアや予算相場など、詳しくは下記の記事でも紹介しているので、良かったら合わせてご覧ください。

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海外の学校習慣!学年末やクリスマス「先生への贈り物」アイデア17選

夏休みの宿題は無いけど、読書を推進!

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日本なら、もちろん夏休みの宿題がたんまりと出て、さらには小学生と言えど、塾の夏期講習などに通う子供も多いですよね。『夏を制するものが受験を制す』なんていう現代格言もあるくらい、夏休みの勉強は重視されています。

でも、アメリカやカナダ、イギリスなど、多くの国で、宿題なんて一切ありません!

いいの?!本当に??二ヶ月間も遊びほうけちゃうよ?!

この習慣、分かってはいたけど、、、やっぱり不安になりますね。しかも、塾に通う子供もほとんどいません。と言うか、塾すらほとんどない(笑)

でも、夏休みの宿題がない代わりに、学校からは本をたくさん読むように、と言われています。large_1毎年夏になると、カナダ全土の公立図書館では、本を読めば読むほど景品がもらえるという『Summer Reading Clubというプログラムを行っているのですが、学校からも、このプログラムへの参加するように言われます。

なんでも、「たくさん本を読んだ子供の方が、秋からの成績が良い」という研究結果があるそうですよ。

勉強する代わりに、読書。これはこれで、とても良い習慣だなと思います。Summer Reading Clubは、毎年うちの息子も登録していて、張り切って読書しています。やっぱり釣られますよね、物に(笑)

夏休みの宿題がないことについては、下記の記事でも詳しく紹介していますので、良かったらこちらもあわせてどうぞ!

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以上、カナダの小学校の年度末の行事や習慣などについてご紹介しました。

先生へのギフトの文化は、カナダだけでなく、アメリカやイギリスなどでも一般的のようです。日本との文化や習慣の違いに驚きますよね。

さて、子供にとっても親にとっても初めての学校生活1年目が終わります。

言語や文化の違いもあるし、息子自身、学校生活に馴染むのは大変だったと思いますが、学校の行事や習慣などが全く分からない日本人夫婦の我が家には、なかなか大変な1年でした。

先生へのクリスマスギフトやら、バレンタインイベント。個人面談に、そして今回の学年末。『こんな時はどうするの?!』の連続でアタフタしてばかり(笑)

しかも、親が準備を忘れてしまうと、子供がかわいそうな思いをするものが多いので、それもまたプレッシャーで。。。いつも何かと教えてくれた友人家族には本当に感謝です。

カナダの学校2年目は、もう少し余裕が出ることを祈ります。。。

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