枕元のスマホや寝ながらスマホは危険!電磁波対策をどうするか?

更新 | 2016-06-04公開

寝スマホこと、寝ながらスマホ、してませんか??

私は時々してますw

寝る前のスマホは、睡眠障害になりやすいとよく聞きますし、視力低下にもつながります。良くないとは思いつつも、寝る前に最後のメールチェックとか、ついついやってしまいがちです。

ありがたいことに、最近のスマホにはブルーライトカット機能が付いているので、多少は安心感が出ましたが、ブルーライトや睡眠障害、視力低下などよりも、もっと気になっていることが──。

それは、枕元に置いたまま寝てしまうことによる、体への電磁波の影響です。

 

携帯電話の体への影響

電磁波の体への影響は色々言われていますよね。

DNAの損傷を引き起こし、脳腫瘍、ガン、白血病の原因になり得るとされています。妊婦さんの場合、胎児への先天性障害なども・・・。怖いですよね。

でも、日本では携帯電話の危険性はあまり報道されません。総務省のHPなどでは、平成19年(2007年)という、10年近くも昔の調査結果をもとに、「体への影響はない」としています。

JPreport

出典:総務省「電波と安心な暮らし」

2011年に国際がん研究機関(IARC)が、携帯電話の電磁波がガンを引き起こす可能性を認めたにも関わらず、そのレポート内容は、「引き続き、国内外の研究結果の分析を行っています」のまま、堂々と公開しています。

そして、市販の携帯電話は全て、基準値以下の電磁波しか発しないものなので、安心して使用できるとしています。

JPcell

出典:総務省「電波と安心な暮らし」

カナダ政府は携帯電話利用に注意勧告を発表している

一方、世界的には携帯電話の規制はかなり進んでいます。

私が住んでいるカナダでも、2011年にIARCが「携帯電話がガンを引き起こす可能性がある」と発表したことを受けて、カナダ政府は下記の通り、「What you should do」として、強めの注意勧告を発表しています。

What you should do

  • 通話時間を制限する
  • 通話の代わりに、テキストメッセージやハンズフリーを利用する
  • 18歳以下の子供は携帯電話の使用をできるだけ控える

healthycanadians.gc.caより翻訳

特に子供は電磁波の感受性が強く、大人の4倍以上も危険とされている点が、この勧告にもしっかりと反映されています。

注意勧告が浸透しているのか、カナダでは携帯電話を直接耳にあてて通話している人が少ない!その代わりに、ヘッドセットや、ハンズフリー通話をしている人を多く見かけます。

危険と「断定」はされていないからと、使用を推奨する日本。「危険性があるのなら」、と予防原則の観点をとるカナダ。事業者側や経済活動を優先している日本と、消費者を守るカナダとも言えるかもしれませんね・・・

また、政府からだけでなく、携帯電話製造メーカーからも注意喚起は出ています。例えば、iPhoneの取扱説明書には下記の記載があるのをご存知ですか?

RFエネルギーへの曝露を減らすために、ハンズフリーオプション(内蔵スピーカーフォン、付属のヘッドフォン、その他の類似したアクセサリなど)を使用してください。

iPhoneを持ち運ぶときは、曝露レベルが検査時レベル以下になるように、人体から5mm以上離してください。ケースに金属部品がある場合は、検査または認定されていない方法で、デバイスのRFパフォーマンス(RF曝露ガイドラインへの準拠を含む)が変わる可能性があります。

出典:apple.com

 

このように、通話する時はハンズフリー、持ち歩くときは洋服のポケットなどには入れず、カバンに入れるという方法が、電磁波の影響を低減するのにとても有効です。

下記のような電磁波対策グッズなども色々売られてはいますが、カナダ政府やメーカーから推奨されているような対策を取り入れるだけでも、かなり電磁波の影響を低減できますね。

睡眠中も電磁波対策を!

さて、これまでの対策は、日中の携帯電話の電磁波対策でしたが、寝ているときも電磁波対策したいもの。

熟睡するためにも、寝る時は携帯を枕元に置かないほうが良いとされていますが、目覚ましアラームをセットしていたり、寝る前のスマホチェックに、やっぱり枕元に携帯を置いておきたいものですよね。夜中に何かあった時にすぐに情報をチェック出来たり、手軽なライト代わりにもなって便利ですし。

枕元に置きたいけど、電磁波も気になる・・・。

頭は電磁波の影響を最も受けやすいとされていて、長期的には脳腫瘍などの危険性もありますし、電磁波に敏感な方であれば、頭痛なども引き起こします。

それでも、枕元のスマホをやめられないという、私のような方!

寝るときは「機内モード」に設定するのがおすすめです。機内モードにすればスマホから発せられる電磁波はゼロとはいきませんが、かなり低減することが出来ます。目覚ましアラームも有効ですし、何かあったらすぐに機内モードを解除して、情報チェックも出来ます。

もちろん、機内モードだと電波が遮断されるため、通話、メール受信、ラインなど一切できません。でも、機内モードを解除した時点で、機内モード中に着信があったことを知らせるメールが届くため、着信を見逃すということはありません。

また、夜中に電話やメッセージの音で起きてしまうこともないですし、さらにはバッテリーの消費も抑えられて、良いことづくめですよ。

「寝スマホ→寝落ち」はどう対策するか?

寝るときは機内モード、これでもう寝る時も安心。でも、機内モードにする前に「寝落ち」したら?!

私自身、たまにやってしまいます・・。

電波が入ったままのスマホを枕にして寝てしまっていた、なんていうこともあったりして、朝起きたときにショックを受けてます。それだけで、疲れが取れていないような気さえしてくる(笑)

困ったことに、うちの夫も、寝る時はベッドの中でYouTubeやNetflixなどの動画を見るのが日課で、ほぼ毎日、動画を流しっぱなしのまま、いつの間にか寝るという最悪パターン。しかも、YouTubeやNetflixって、延々と動画が再生されてしまうんですよね・・。

夫の場合、特技はのび太と同じく、「秒速入眠」なので、携帯のせいで睡眠障害に陥るなんてことはありません、幸い。

でも、7~8時間近くも枕元にスマホを置いたままになるわけで、電磁波の影響は避けられません。夫だけでなく、隣で寝ている私も。

そのため、私が夜中に起きて、夫の携帯を「機内モード」に変更しているのですが、私もぐっすり寝てしまう時もあって。そうなると朝まで延々と電磁波を浴び続けてしまうわけです・・

機内モードをスケジュールできるアプリ

夫の寝落ちスマホ対策をなんとかしなくては、と思って調べたのですが、機内モードをスケジュール設定できるアプリがいくつか見つかりました。例えば、下記など。

毎日決まった時間に機内モードをON/OFFすることが出来るので、夫のように、動画再生中に寝落ちしても、もう大丈夫。

ただ、それぞれiPhoneは脱獄(ジェイルブレイク)、Androidはルート化の処理が必要です。

脱獄しかり、ルート化しかり、故障することもあると言いますし、全て自己責任となるので、ちょっとハードルが高いですよね・・。

まとめ

以上、携帯電話の電磁波対策についてご紹介しました。

特に夜寝ている時の枕元のスマホにはご注意を!これから長年付き合っていくものだと思いますし、下記の方法で、少しでも電磁波の危険性を避けながら使っていきたいものです。

  • 通話時間は短く
  • 通話の代わりに、テキストメッセージ
  • 耳に直接あてず、ハンズフリー機能やイヤホンマイク
  • 持ち歩くときは、カバンに入れる
  • 寝るときは機内モード
  • 脱獄、ルート化出来る方は、機内モードをスケジュール設定

機内モードの自動化が断然おすすめですが、難しいという方は・・・、寝落ちしないよう気を付けましょう!

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2 コメント

  1. こんにちはー!
    電磁波気になりますよね!!
    私も特に寝るときの枕元!
    一応サイドテーブルに置くようにしてますが距離的に問題ないのかどうなのかちと不安が残ります。
    カナダに来てよく見る光景で
    電話してる人の多くがハンズフリーマイクにしながら話してたり
    イヤホンで話してたりで
    何でだろう?って思ってました。
    日本から来た私には理由がサッパリでしたが謎が解けました!
    ちなみに私も旦那も基本テキスト派なので元々電話をしないのですが
    枕元対策は今から考え直さないとですね!今回も勉強になりました!

    • あちゃこさん、こんにちは~
      そうなんですよ、寝てる時の電磁波、気になりますよね!サイドテーブルならだいぶ離れているし、大丈夫そうですよね。うちなんて、枕元ですもん(-“-)機内モードにちゃんと切り替えなきゃマズイ距離ですよね。。
      たしかに、カナダの人はイヤホンで通話している人が多いですよね。一瞬、独り言か?!と思い、ビックリします(笑)

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