これ、届きましたか?「2016 Census」こと、国勢調査!!
ニュースなどでは聞いていたけど、ちゃんとアパートの我が家にも届くんだなぁ、と感心。当たり前か。。
この調査、「希望者アンケート」的なものではありません。カナダに住んでいる人は、必ず回答しなければいけない「義務」なのです。カナダ国民だけでなく、移民も、留学生も、ワーホリビザの方も、みーんな!
カナダのCensus(国勢調査)とは?
Census of Populationは、日本語で「国勢調査」や「人口調査」、「人口センサス」と呼ばれます。
内容的には日本の国勢調査と同じようなもので、日本同様にカナダでも5年毎に実施されています。人口や世帯の実態を明らかにし、ヘルスケアや教育、公共交通機関といった公共サービスや政治政策に反映させる目的で実施されています。
Censusの回答対象者
カナダ国民だけでなく、PRを持つ移民、難民、ワークビザ・学生ビザで滞在している人も対象です。
回答はオンラインで
回答はオンライン回答が基本となっています。
2011年の調査では54.4%の人がオンラインで回答したそうで、2016年の調査は65%以上のオンライン利用が目標だそうです。日本の国勢調査も2015年よりオンライン回答が可能になりましたが、カナダのほうがずいぶん進んでいますね。
5月初めに届いたCensusに関する手紙の中に「アクセスコード」が記載されているので、Statistics Canadaのページにアクセスして入力して、回答を進めればOKです。
ちなみに、オンラインでの回答が難しい場合は、電話をして質問票の送付を依頼するそうです。
If you do not wish to try again later, you can call 1-855-699-2016 to request a paper questionnaire.
出典:http://www.census.gc.ca/
回答に1時間もかかる?!
Censusで質問される内容は、下記の通り、割と盛りだくさん。
- アボリジニー
- 教育
- 民族多様性、移民
- 家族、世帯、住宅
- 収入、年金、出費、財産
- 仕事
- 言語
- 人口統計
- 人口推移
- 地域社会
質問に対する回答は、2016年5月10日時点の状況として答えます。
また、実は2016年のCensusは、60個の質問からなる「Long-Form」と、10個の質問からなる「Short-Form」の2種類に分かれています。
適当に抽出された25%の世帯がLong-Formバージョンの質問が割り当てられ、盛りだくさんの質問内容に答えなくてなりません。。。残りの世帯は簡単なShort-Formでいいようです。
所要時間は、Long-Formだと約1時間、Short-Formだと10分!!Long-Formに選ばれてしまった世帯はちょっと厄介ですね。
ちなみに、我が家も1/4の確率に当たりまして、、、Long-Formでした💦たくさんの質問を回答しなくてはいけなくて、1時間せかせかと回答しました。
Censusは義務!回答しなかったら?
Censusは義務です。
5月10日の時点でカナダ国外に旅行中の人を除いて、対象者は全員回答の義務があります。
5月末から6月初旬までの間に回答しなかった場合、戸別調査員が家に訪問して、回答を促すようです。この辺も日本と同じですね。
義務なので、回答を拒否すると最高500ドルの罰金、もしくは3か月禁固刑だそう!
でも、拒否するケース自体がまれで、2011年のCensusでも、60~70名程度しかいなかったそうです。その中でも実際に罰金が課せられたのは、これまたごく一部だそうです。
以上、カナダの国勢調査について、ご紹介しました。
カナダ在住者の義務ということで、Censusからは逃れられませんね。しかも、5月末から6月初旬までに終わらせないと、調査員の方が家に訪問するそうですし、、、そうなる前に早めの回答をお勧めします!
http://census.gc.ca/