少し間に、「奇跡のスーパーフード」と呼ばれるマヌカハニーを買いました。というのも、長引~~~く咳を鎮めたかったから!!
もうかれこれ3週間以上続く咳。しまいには痰に血も絡みだし、慌てて友人に勧めてもらった、このマヌカハニーを購入したわけです。(なぜ二つあるかは後述しますね。)
マヌカハニーを食べ始めて、1週間。実際に食べてみて、咳がどうなったかの結果とともに、マヌカハニーの効能やデメリット、選び方などについて、詳しくご紹介したいと思います。
この記事の目次
マヌカハニーは抗菌作用がすごい
マヌカハニーは、ニュージーランドとオーストラリア南東部に生息している「マヌカ」という木の花からとれる蜜です。マヌカはティーツリーの類似種。ティーツリーと言えば殺菌作用が強いことで有名ですが、マヌカの抗菌作用、殺菌作用はティーツリーよりも各段に高いそう。
そんなマヌカの花粉を集めて作られたハチミツは、古くから怪我や病気の治療で民間療法に利用されていたそうですが、最近では医学研究も進み、ピロリ菌などの腸内細菌の殺菌や虫歯菌に高い効果があることが分かってきています。
つまり、マヌカハニーは副作用の無い「自然の抗生物質」とも言えるわけです。
マヌカハニーの効能
強い抗菌・殺菌作用から、効能も色々と言われています。Dr. Axeというサイトで、実験や研究結果とともに効能がまとめられていたので、そこからご紹介します。
- ピロリ菌除去
- 胃腸疾患の治癒
- にきび、湿疹
- 耐性菌感染の治療
- 怪我の治癒
- 虫歯、歯肉炎
- クローン病、過敏性腸症候群
- 免疫力UP
- のどの痛み、炎症
- 花粉症
- 鼻炎
抗菌作用、抗炎症作用が強く、いろいろ効能がありますね。風邪やインフルエンザの諸症状にもうってつけの効果です。薬を飲めない妊婦さんや授乳中の方でも安心ですし、風邪予防にもよいですね。
また、上記以外にも、ガンの予防や治癒、コレステロール値の低下、糖尿病治療、抗炎症作用などがあると言われています。
Amazonでマヌカハニーのレビューを見ても、「喉の腫れが翌朝には引いた」、「風邪もインフルエンザもひかなくなった」、「逆流性胃腸炎が収まった」、「花粉症が収まった」などなど、高評価の書き込みが非常に多くなっています。
マヌカハニーによるピロリ菌の除菌実験
効能の一つにあった「ピロリ菌の除去」。
実際にどれくらいのピロリ菌が除菌できるのか、興味深い実験結果があったので、ご紹介します。UMF値が13.2~15.5のマヌカハニー(※UMFについては後ほど後述します)を水で薄めて、ピロリ菌の除菌を試みたものなのですが───
(実験方法)
使用したのはUMF値13.2.~15.5%のマヌカハニーで、
10%、5%、2.5%、0%の4種類の濃度の水溶液を作り、
ピロリ菌を72時間培養しました。結果、5%以上の濃度でピロリ菌は全滅することが分かりました。(下記表)
出典元:メロディアン
このように、UMF15のマヌカハニーをたった5%に薄めた水溶液でさえ、ピロリ菌が死滅したとのこと。
これはマヌカハニーの抗菌力の高さが十分に分かる実験ですね。『奇跡の蜂蜜、だなんて、おおげさな。。』なんて思っていたけど、本当にそう呼んで良いくらい凄いもののようです。
医療用としても使用される
実際、マヌカハニーの高い抗炎症作用が認められ、ニュージーランドではマヌカハニーを医療用としての使用が認可されてきました。
さらに、2008年にはその効果がFDA(アメリカ食品医薬品局)でも承認され、アメリカの病院でも怪我の治療法の一つにマヌカハニーが用いられています。
怪我にはマヌカハニーだなんて、まるでおばあちゃんの知恵のような『民間療法』に思えますが、アメリカの政府機関であるFDAが正式に承認するというのはすごいですね!
ただし、怪我の治療に使用する場合は、包帯剤として特殊殺菌されたマヌカハニーを使用しているそうなので、一般人が応急処置として、市販のマヌカハニーを怪我に塗布するというのは、衛生的にも控えましょう。
The honey used to treat wounds is a medical-grade honey. It is specially sterilized and prepared as a dressing. So the jar of manuka honey in the pantry should not be considered part of a first aid kit. Wounds and infections should be seen and treated by a health care professional.
出典元:Web MD
マヌカハニーのデメリット
薬にも勝るほどの高い抗菌作用を持ち、医療用としても使用されているマヌカハニー。でも、素敵なメリットばかりではありません。いくつかデメリットもあげられます。
発がん性リスク
過去にマヌカハニーの有効成分であるMGOに発がん性が指摘されたことがあり、今もインターネット上にはこの話題をよく見かけます。
ただ、その根拠となった論文を発表した東北大学の小川晋准教授ご自身が、論文とマヌカハニーの関連性を否定しているため、これについては危険視する必要はないと言えます。
本論文の研究と食品として体内に摂取されるマヌカハニー中に含まれるメチルグリオキサールとの関連性については全くデータが無いためどのような結果が生じるかは不明であり返答のしようが有りません。
~中略~
以上の理由などから現段階ではマヌカハニー摂取と本研究成果とは直接の関連性がありません。
従ってマヌカハニーの摂取が「糖尿病性血管障害進展」に直接結びつけることは大変飛躍した考察です。出典元:Stress Free Navi
しかし、上記論文以外にも、国際がん研究機関にて、MGOが発がん性リスク評価で「グループ3」に分類されているという事実もあります。
グループ3というのは、「データが不足しているため判断はできないものの、発がん性があるかもしれない物質」という分類。確実に安全な成分であるとは断言できません。
ただ、「グループ3」のカテゴリーには、納豆に多く含まれる「ビタミンK」や、「お茶」なども入っています。もちろん過剰摂取には気を付けたほうが良いのは確かですが、「グループ3」に入っているからと言って、発がん性の危険性を懸念して摂取を控えるものでもないと思います。
血糖値が上がる
マヌカハニーはもちろん糖質。マヌカハニーを食べると、どうしても血糖値が上がってしまうため、糖質制限している方だけでなく、ダイエットにも気を使っている方には、気になる点だと思います。
ただ、一般的なハチミツのGI値は88とされていますが、マヌカハニーは下記の調査結果にて54~59と低め。さらに加熱処理されていない生のマヌカハニーとなると、より低い値となるようです。(すみません、、、信頼できる実験結果がないか調べてみたのですが、正確な数値が分かりませんでした・・)
The glycaemic index of Manuka honeyFive high methylglyoxal (460–667 mg/kg) Manuka honey samples were selected from different geographical locales around the North Island of NZ and tested for GI in 10 healthy volunteers in a single-blinded, randomised study.
~中略~
The GI of five Manuka honeys tested was in the moderate range, being 54–59
白砂糖のGI値109に比べると、各段に低いですよね。
とは言え、やはり血糖値が上がることには変わりありませんので、頻繁な摂取は控えたほうがよさそうです。
価格が高い
個人的には、これが一番大きな問題。
私が購入したマヌカハニーはUMF+12のものなのですが、500gで35ドル(約3千円)くらいでした。通常のハチミツの5倍はします。食品と思うと、なかなか手が出ない価格ですよね。
この点は、気になる症状が副作用もなく治る上に、その他の健康効果も期待できる「薬」だと考えて、納得するしかないですね。
私の場合、長引く咳を治したかったのですが、1日3回小さじ1杯(7g)を摂取すると、500g容量のものだと約24日間は持つ計算。そう考えれば、普通の風邪薬や咳止めよりも安い。
そんな風に考えて、清水の舞台から飛び降りる気持ちで、購入しました。高価なものなので、個人的には日常的に摂取するのは正直厳しいですが、薬代わりに、風邪の時や弱っている時だけ摂取するのであれば、ありかなと思っています。
以上の3点が、マヌカハニーの問題点、デメリットだと思います。どう捉えるかは個人の考え方ではありますが、発がん性や糖質に関しては、過剰摂取さえ気を付ければ問題ないのでは、と思います。
マヌカハニーの選び方
いざマヌカハニーを買おうと商品を見てみると、「UMF」や「MGO」という表記があって、戸惑うと思います。
それぞれ、マヌカハニーの有効成分であるMGO(メチルグリオキサール)の量を表したものなのですが、両者の違いを簡単に説明すると、UMFは「濃度(%)」、MGOは「含有量(mg/kg)」を表しています。
UMFとMGOの換算表
UMFとMGOの値を換算すると、上記のようになります。日本で出回っている換算表とちょっと違いますが、海外の文献、特にマヌカハニーの本場であるニュージーランドで一般的に出回っている換算表は上記の数値です。
UMFなら10+以上、MGOなら250+以上を。
マヌカハニーを販売しているメーカー曰く、効能を期待するのであれば、「UMF10+」以上の「アクティブマヌカハニー」と呼ばれるものが良いとのこと。MGO表記をしている「マヌカヘルス」のマヌカハニーだと、MGO250+以上のものになります。
ただ、先ほど紹介したピロリ菌の除菌実験では、UMF15のマヌカハニーをたった5%に薄めた水溶液でも、ピロリ菌が死滅していましたよね。その結果から考えると、ピロリ菌に限って言えば、UMF5+あたりでも十分効果があるように思います。
ブレンドマヌカvsアクティブマヌカ比較
さて、私が購入したマヌカハニーは、2種類。
一つはUMF+10以上となる「Wedderspoon」というメーカーの「アクティブマヌカハニー」です。
Wedderspoonのマヌカハニーは、非加熱処理されていない「生タイプ」です。加熱処理がされていない生タイプは希少で、加熱処理されたものよりも栄養価が高く、効能も高いと言われています。
またハチミツの組成は、10℃の熱を加えると10%壊れると言われております。ハチミツは45度以上や65度以上の熱処理をしてしまうと、ハチミツ本来の成分や効果が失われてしまいます。生ハチミツは完熟した物を絞っただけの希少なハチミツで、極僅かしか流通していません。
~中略~
熱処理をしてしまうと、ハチミツの効能である、傷口を治す効果や口内炎を治す効果のあるビタミンや、ミネラル、酵素、抗生、フラボノイド、天然の酸などがすべて熱によってダメになってしまいます。
もう一つは、「ブレンドマヌカハニー」と呼ばれる、UMFの表示がないものです。
ブレンドマヌカは、量や数値が一定の基準に満たなかったマヌカハニーがブレンドされているものです。UMF5+以下でしょう。
アクティブマヌカハニーに比べると効果は劣りますが、それでも一定の効果は望めると思います。下記のブレンドマヌカを見ても、Amazonの評価がとても高く、症状に効果が出たと記載している人が非常に多い。また、価格的にも日常的に摂取しやすいのがありがたいですよね。
まず、「Wedderspoon」のほうからご紹介しますね。開けると、いかにも濃そうな感じです。
スプーンにとってみます。下記のとおり、普通のハチミツよりも、色はちょっと濃い目、質感はかなりこってりしています。
気になるお味なのですが、ハニー独特の甘さで、普通のハチミツとそこまで大差ないような??と思ったものの───
後味が全然違います!!口の中に、かなり薬っぽさが残ります。
正直、後味はあまり好きではないですが、、「薬」だと思えば大丈夫。5歳の息子も食べさせてみたけど、普通に「甘くておいしい~。もっとくれ~!!」だそうです(笑)
そして、もう一つのブレンドタイプのマヌカはというと、透明度もあるし、質感も柔らかめ。
ブレンドマヌカの味は、普通のはちみつ味。でもやっぱり後味はちょっとニッキのような、薬っぽさが残ります。でも、アクディブマヌカハニーに比べると、ずいぶん食べやすい!
やはり、薬のような後味は、UMFの値によっても変わってくるものと思われます。
マヌカハニーを1週間継続した結果
さて、そんな効能的にも、値段的にも、、貴重なマヌカハニー。先週から食べ始めてみて、1週間以上経ちました。マヌカハニーを食べ始める前は、咳がひどくて、咳をする度に口の中が血の味、、、という状態でしたが・・・
咳がひどいときに、「Wedderspoon」のアクティブマヌカハニーを小さじ1杯を直接食べてみたのですが、のどが「カーーーッ」と熱くなるし、ジワーーーと潤って、咳がぐっと鎮まった!!そして喉の痛みも和らぎます!!
また、夜寝ているときは、ひどい咳で目が覚めてしまうくらいだったのですが、寝る前にマヌカハニーを食べて寝ると、夜中の咳がほとんど出なくてびっくり!これは、確実に効果を感じます!
ブレンドマヌカのほうも、咳や喉の腫れが和らぐのは感じられるのですが、やはり、アクティブマヌカハニーを摂取したときのほうが、明らかな効果の違いを感じます。今回は、一日も早く辛い咳を治したかったので、「Wedderspoon」のマヌカハニーを摂取しました。
初日以来、咳が止まりにくいとき、喉が痛み出したとき、そして寝る前に、小さじ1杯程度のマヌカハニーを食べるようにしました。すると、3週間以上も悩まされていたひどい咳が、3日程度で収まったーーー!
想像以上に効き目を感じられて大満足!!Amazonのレビューの高さも納得です!もしかして怖い病気かも?!と不安だっただけに、治って本当にホッとしました。
咳が収まった後も、喉がムズムズするような感じがしたら、小さじ1杯食べるようにしています。しかも、マヌカハニーは喉が潤うだけでなく、強力な殺菌作用があるため、風邪のひき始めにも最強の味方。本当、薬代わりですね!
ちなみに、寝る前にハチミツだなんて、虫歯が心配とも思いきや、MGOの強力殺菌パワーが虫歯菌を抑制してくれるため、むしろオーラルケアになるので安心して食べられますよ。もちろん寝る前に血糖値はあがるし、カロリー摂取することになるので、多少気は引けますが。。。
まとめ
以上、マヌカハニーについて、効能や実際に感じた効果について、まとめました。
この1週間、身をもってマヌカハニーの凄さを実感です。薬に頼ることなく、のどの痛み、咳が収まるなんて、本当にありがたかったです。その上、他の健康効果も期待できるなんて!
ただ、とても高価なものなので、、、日常的には健康増進を目指して低価格のブレンドマヌカを摂取して、アクティブマヌカハニーはここぞという時の薬代わりとして、今後も生活に取り入れていきたいと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。マヌカハニーを試したいと思っている方のご参考になれば幸いです。
※2016/04/06更新※
小児科医のお友達がこの記事を読んで、実際にマヌカハニーを購入してくれたのですが、民間療法には懐疑的な彼女も、マヌカを大絶賛していました♪やっぱりマヌカはすごかった~!
ハピバナさんも体調を崩されていたのですか…日本で咳の風邪が大流行していましたよね…(-_-;) 私もその流行にのってしまいました。でもマヌカハニー効果で、元気になられて良かったです!
実は丁度タイムリーで、パートナーが体調を崩しまして…このハピバナさんの記事を読んで、マヌカハニーを買いに飛び出して行ったところでした。笑 心なしか、少し咳が治まっているように思えます。非常に参考になる記事を書いていただいてありがとうございます!
Beanさんも日本でお風邪でしたよね。。動画で辛そうな姿が・・・(*_*;
パートナーさん、マヌカハニー効いたかな?!マヌカの感動を共有できる人が増えたらとうれしいです♡
この記事を見て購入を決め、昨晩届いたマヌカハニー(MGO250+)をすぐにひとさじ、寝る前にもう一度ひとさじなめました。
翌朝、二週間続いてた咳が本当に収まってました…!!
嘘見たいです!
ありがとうございますーー!
これからマヌカハニー信者になります(笑)
のっくさん、コメントありがとうございます。2週間の咳が収まったとのこと、コメントを頂いて、私も嬉しくなりました!本当、食べてみて、ビックリですよね。信者増えて嬉しいです。我が家は、すっかり、風邪の引きはじめは「はい、マヌカ」で決まりです♪