出産前に用意していた赤ちゃん用品。いざ実際に使ってみると、同じ商品でも、日本のものとカナダで用意したものでは、違いが色々です。特に違いが大きいなと思ったのが新生児用の洋服!
日本で新生児が必ずお世話になる「短肌着」に「長肌着」
日本の新生児が着る洋服と言えば、肌着。
紐で結ぶタイプなので、首が座っていない赤ちゃんを寝かせたまま着せることができます。そして、縫い目は外側になっていて、赤ちゃんのお肌に優しい仕様になっていますよね。日本で生まれた息子の時は、この長肌着・短肌着を毎日愛用していました。
でも、正直、紐を結ぶのは面倒だし、足はボタンなどなく、ただ被せてるだけ。新生児は動き回らないとは言え、、、、抱っこするたびに洋服がズレるし、足が出て寒い!という難点も。
しかも、このデザインって、いかにも「肌着」!
日本では生後1ヵ月間は、ほとんど自宅で過ごすことが多いから、そこまで気にする必要もないんですが、生まれたての赤ちゃんって、毎日大量に写真を撮ったりしますよね。新生児の時の写真が、可愛げのない肌着ばかり、というのは、やっぱりちょっと残念です。
日本で生まれた息子は、生後1か月半くらいまでの写真は、ほとんど肌着姿ばかり。赤ちゃんらしいっちゃぁ、赤ちゃんらしくて良いんですが、うーん、なんだろう。写真を白黒にしたら、明治時代の子どもです、と言われても分からないくらい古めかしい(笑)
欧米の新生児は「ボディスーツ」か「スリーパー」
ところが、アメリカやカナダなどの欧米諸国ではこの短肌着・長肌着は売っていません!
新生児のお洋服と言えば、ボディスーツかスリーパー。スリーパーは日本ではロンパースやカバーオールと呼ばれているものと同じです。こんなやつ↓
日本だと生後3か月くらいからこういう洋服を着せることが多いですが、欧米では首が座っていない新生児でも、このすっぽり被るボディスーツなのです。
最初こそ、着せる時に首は大丈夫かな?と不安でしたが、欧米の新生児たちが、この洋服のせいで首をケガしたなんて話、聞いたことがありません。訴訟社会なのでもしそんなことがあったら、この洋服追放されてます、きっと。
確かに、手で首を押さえながら着せてあげれば、全く問題ないし、一回着てしまえば服がずれることもなく、ピッタリフィット!面倒な紐やボタンがないだけ、とても簡単に着れて便利です。
また、スリーパーなら、ボタンで足元から首元まで止めるので、首を気にすることなく着用できます。もしくは、ファスナータイプのスリーパーなら、スーーっと上げるだけ。あっという間に着替え完了です。
あと、デザインも可愛いのが多いのが嬉しい。欧米では生後1ヶ月間は自宅で過ごす、なんていうことはなく、新生児でもどんどん外出しています。なので、余計に可愛いデザインが好まれるのかもしれませんね。
欧米の新生児服は縫い目も商品タグも内側!
ところが、この欧米仕様の洋服ときたら、新生児用にも関わらず、縫い目が内側にあるんです!大人用の洋服と全く同じ縫い方。
そして、驚くことに、商品タグまで普通に内側についているんです。赤ちゃんの肌に優しく作られている日本の肌着とは大違いですよね。
でも、実際に着せてみて思うのだけど、縫い目や商品タグが直接あたってようが、お肌は全然大丈夫なの!
欧米の赤ちゃんは、みんなこういう洋服を着て元気に過ごしていることを思うと、縫い目のような細かい所まで気にしなくても良いのかなと思います。海外にいると、おおざっぱに・・、いや、大らかになっていくもんですね
長肌着よりもボディスーツ・スリーパーがお気に入り
そいうわけで、「日本の長肌着」vs「欧米のボディスーツ」。両者比べてみた結果、私の中では断然、ボディスーツに軍配が上がりました。
日本から長肌着、短肌着を何枚か持ってきていたけど、結局2回ほど着せただけ。便利で可愛いボディスーツやスリーパーばかり着せています。
他にも日本とカナダでは赤ちゃん用品の違いが色々ですが、また改めてご紹介したいと思います。