海外経験0、ほぼ30代からのスタートでTOEIC525→IELTS7、カナダ永住権取得までの道のり

更新 | 2015-02-12公開

英会話が得意だったわけでなく、留学経験も無かったハピバナですが、なんで今こんなカナダの地にいるんだろうと、ふと外の景色を見て思うことがあります。本当に自分でも信じられない。

超平均的(むしろ社会人としては平均以下?)なTOEIC525からスタートして、IELTS7、そしてカナダ永住権までどうにか辿り着いたわけですが、どんなふうに英語に取り組んできたかをご紹介したいと思います。

高校~大学生:受験英語と実践英語のギャップにショックを受ける

英語は好きだったし、高校生の頃は大学受験に向けて真面目に勉強していたので、センター試験も英語はほぼ満点。英語には自信を持っていました。

でも、当時の私の英語力はあくまで受験英語。実用英語とは程遠いもので。

初めて19歳でアメリカ旅行に行ったときには、英語が聞き取れない、言いたいことが言えない、で、これまでの自信も打ち砕かれ、撃沈して帰ってきた苦い思い出です。今までの勉強はなんだったんだ、と本当にショックを受けました。

かと言って、その後は本気で英語をやりたいと掻き立てられるわけでもなく、いつかペラペラにしゃべれたらいいなぁ、なんて夢見るのみ。夢見るだけで、英語が延びるはずもなく。。

24歳~27歳:英語勉強を再開

大学卒業以来、英語には一切触れない毎日でしたが、24歳の頃に英語の勉強を再開。この頃、派遣で働いていたのですが、ITスキル+英語力があれば時給が高くなるので、スキルアップ目的で英語に取り組み始めました

初めて受けたTOEICは525。400点台じゃないことにほっとしたのを覚えてます。。NHKラジオの岩村圭南先生の講座がお気に入りで、毎回のダイアログを暗記できるまでこなしてました。

■やっていたこと
1日2時間程、NHKラジオ英語で勉強
週1回カフェでプライベートレッスン

■仕様教材
NHKラジオ英会話テキスト&CD

■スコア
TOEIC:525⇒730

27歳~31歳:外資系企業に就職、業務で英語に触れる毎日

外資系IT企業に就職し、業務の中でもますます英語に触れることが多くなりました。

といっても。

私の英語は使えたものではなく、読み書き程度しゃべれない。本社に電話する、海外にいる上司に電話する、ってなった時には、緊張しまくってました。本当にひどい片言レベルだったと思います。私の意図を理解してくれる電話口の相手に感謝するしかない。。

それなのに、この頃も本気で英語には取り組んでいませんでした。どーにか、こーにか仕事もまわるから、焦りを感じていなかった、というか・・。もし当時のスピーキング力が高ければ、仕事の範囲がどんなに広がったことか、と今でこそ思います。

■やっていたこと
週1回カフェでプライベートレッスン
年1~2回のTOEIC受験とその対策勉強

■仕様教材

■スコア
TOEIC:780⇒840

31歳~32歳:育休で英語から完全に遠ざかる

出産~育休1年間の間は、仕事のストレスも一切ないわ、子育ては楽しいわ、ママ友としょっちゅう集まってはぺちゃくちゃ・・で、とにかく頭がお花畑の状態。毎日、『人生で今が一番幸せだな』、と思いながら暮らしてた頃でした。

仕事に復帰した時のことを考えて、英語もやらなきゃとは思いはするものの、全くもって勉強はせず。これまでの多少身についていた英語力も途端にダウン・・。身につけるのは時間がかかるのに、忘れ去るのはあっという間です。

■やっていたこと
 一切なし・・

32歳~34歳:震災をきっかけに英語に本気で向き合う

夢のような育休期間も終わり、仕事復帰。子育てと仕事の両立で充実していた毎日に、大震災が起きて、状況が一変。海外移住を本気で考えるようになりました。でも、永住権取得の為には英語が必須。今後の人生をかけて英語をやらざるを得ない状況になりました。

震災を機に仕事を辞め、時間に余裕が出来たこともあって、空いた時間全てを英語につぎ込むことができました。

朝2時、3時に起きて、息子が起きてくるまでの時間、息子がお昼寝している間、息子が幼稚園に通うようになってからは、1人時間が増えたので、1日10時間以上は勉強できていたかも。勉強時間を確保するためだけに延長保育もお願いしていたので、息子には可哀想なことをしたのだけど・・。

年齢が年齢なのでビザの申請にもタイムリミットがありましたし、IELTS試験日をセットしてしまえば、その日に向けてやらざるを得なかったので、焦りまくっていました。

夫と同じように、Skypeを使ってフィリピンの先生とレッスンするレアジョブ英会話で出来るだけ毎日レッスンを受けたり、IELTS対策の勉強をしていました。TOEICと違って、IELTS自体がとても実践的な試験なので、その試験対策は英語の実力に直結すると思います。

IELTS対策のおかげで、この1年~1年半の英語の伸びは半端なかった、と自分でも思います。以前は言いたいことがあっても、詰まってしゃべれなかったのが、言いたいことが文章で出てくるし、複数の文章がつながるのを実感していきました。

一番最初に受けたIELTSスコア(Acadeic)は、Listening6.0、Reading6.0、Writing5.5、Speaking5.5とか。その後、モジュールをGeneralに変更しましたが、スコアは徐々に伸びて、半年~1年の間で、Listening6.5~7、Reading7.5~8、Writing6.5~7、Speaking7位を取れるようになりました

この間にカナダのスキルドワーカーに応募しました。IELTSの要求スコアは各セクション6以上だったので、無事クリア。

■やっていたこと
レアジョブ英会話でほぼ毎日25分レッスン
英会話スクールで週1回のグループレッスン
IELTS対策勉強

■使用教材/サービス
マンツーマンレッスン「レアジョブ英会話」

レアジョブはIELTS受験経験のある先生を見つけるのがポイント!!

例えば、先生のフリーワード検索でIELTSと入力してみてください。IELTS経験がある先生だと、Speaking本番と同じ形式で質問してもらえて、スコアも付けてくれたりします。本番慣れにすごく効果がありました。

②Barron’sのIELTS対策本
Barronの本はIELTS対策の取っ掛かりに利用。問題の攻め方も書いてあるし、テスト問題も載っているので、お得。上記以外にも、Barronの本は「IELTS Essential Words」等いくつか利用しましたが、値段の割に内容が充実しているので良かったです。

③Cambridge公式の問題集
Cambridge公式の問題集は最新号から3まで遡ってやりました。本番と同じ形式なので、IELTS対策には絶対欠かせません。

IELTSAnswers.comのWiritng添削サービス
ライティングが伸びず、悩みまくっていました。自分ではうまくかけた!と思っていたのに、スコアが低くて何が悪いのか分からなくなってきて、添削サービスを利用しました。

3社の添削サービスを利用したけど、ここが一番おすすめ。コメントはかなり厳しくて凹まされるけど、何が悪かったのか、すごく的確に指導してもらえます。でも、本当に厳しいので心を強くもって利用してください。私は一度、「What a mess!!」ってコメントに書かれたこともあるので(笑)詳しくは下記の記事にて。

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■スコア
TOEIC:930
IELTS:6⇒7

34歳~35歳:カナダ永住権の見通しが立ち、英語勉強を一区切り

カナダのスキルドワーカーの申請が終わった後も、結果が分からないだけに、オーストラリアのスキルドワーカーの申請準備も始めました。

そのため、IELTS対策を継続して行っていましたが、結局一回のテストで各バンド7以上をピシッと揃えるのが難しく、四苦八苦していました。苦手なWritingが7になったかと思うと、Listeningが6.5になってしまったり・・。

そうこうするうちにカナダのビザ申請が無事に進んでいったので、オーストラリアのビザをあきらめることに。それに伴い、これまでの猛烈な勉強モードを終了し、勉強時間は1日数時間程に減らしました。

また、ビザが取得できず日本に残る事になった時の為に、震災後に仕事を辞めてから、子ども英語教師の資格を取得していましたが、英語力が落ちないよう英語環境に身を置きたかったので、この資格を活かして子ども英語教師の仕事を開始。

正直、先生をやるほどの実力にはなっていなかったと思うのだけど、子ども達やお母さん方の前で下手にしゃべることはできないので、レッスン中で話すような会話はひたすら練習していました。

また発音にもかなり気をつけました。発音矯正の教材をかったり、YouTubeでビデオをみたり、試行錯誤していました。そのおかげで、発音はだいぶ変わったと思います、いや、思いたい。。。願望。

■やっていたこと
レアジョブ英会話でほぼ毎日25分レッスン
英会話スクールで週1回のグループレッスン
子ども英語教師
発音矯正

■使用教材/サービス
レアジョブ英会話

②発音教材

英語は喉から発音するという教授法で、この本と、連動するYouTubeのビデオにお世話になりました。ビデオを見ながら発音の練習が出来ます。

36歳:カナダ移住

こんな感じで今に至ります。もっと若いときに目覚めていれば、違ったんでしょうね・・。そこは後悔しても仕方ないので、現状がんばるのみなのだけど。

24歳くらいから英語には取り組んでいたものの、本当に本気になったのは出産後の32歳から

自分の経験から思うことは、英語は何歳から初めても決して遅くない!!差し迫った状況の時こそ、英語が伸びる時!!だということ。何歳になってからでも、本気でやればやった分だけ、英語はちゃんと実力になって返ってきてくれると思います。

これは、夫の英語歴を見ても、本当に同じように思います。

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それでも、今の私の英語力は、現地で生活するにはまだまだ厳しいことばかりです。

ボキャブラリーも全然足りないし、リスニング力も弱い。ネイティブ同士の会話に混じったりなんかすると、英会話学校の先生のように、優しいボキャブラリーや、口語表現を控えて話してくれるわけではないから、会話についていけず、ちょっちゅう聞き返したり。テレビを見てても、観客席が笑ってるシーンも、全然笑えない。面白みが分からないから。

それでも、日々英語環境に身を置き、ESLにも通っていることで、リスニング力は徐々に付いてきたような気がします。ボキャブラリーUPとリスニング強化が今後の課題です。

自分自身で実感した、「英語の勉強に遅いはない!やればやるだけ実力につながる」という事実をもとに、これからも英語をがんばり続けようと思います!

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2 コメント

  1. はじめまして。コメントあんまりしないんですが、今の私の境遇にちょっと似てて、今まさにちょっと将来どうしようかなとカナダで悩んでたところ、たまたま読んだブログがとても励みになりました。
    勉強して分返ってきますよね(*´ー`*)
    今からIELTS勉強するところで、色々参考にもなりました。ありがとうございます。

    • あすかさん、コメントありがとうございます!境遇が似ているのですね?!
      励みになったなんて、とてもうれしくて、照れました。どうもありがとうございます。

      でも、勉強した分、がんばった分は、絶対報われると思います。本当に!!
      たいして勉強を頑張ってない今は、何も帰って来ず、進歩がない毎日で、反省しています・・。
      頑張り続けなきゃ、ですね・・。あすかさんのコメントで、私も励みになりました。

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