上は7歳の男の子、下はイヤイヤ期真っ只中の2歳の女の子。そんな二人の子を持つ私ですが、最近、ふと気付きました。
『娘がイヤイヤ期なのに、やけに穏やかに過ごせてる・・。上の子が2~3歳の時って、毎日イライラ、怒り爆発してたのに!』
娘が聞き分けが良い、っていうわけではありません、もちろん。娘は上のお兄ちゃんに比べると、ずいぶんワガママだし、攻撃的だし、睨んでくるし、で、むしろこっちをムカつかせる要因はたっぷり(笑)
それでも、イヤイヤの言動が始まってもイライラしないんです。全然イライラしないって言ったらウソになる。多少はする。でも、一人目の時のようにはキレない!
キレずにいられる理由を考えてみたんですが、4つくらい思い当たることが。
この記事の目次
子供にイライラしない理由①:成長が遅くても大丈夫!頑張らなくていい!
まず、理由の一つが、子育てを頑張りすぎなくなったこと。適当になったこと。
一人目の時は、今よりも教育熱心で、早生まれだったこともあって、同じ学年の子供たちに遅れないように、という焦りもありました。
例えば、トイレトレーニング。赤ちゃんの頃から布おむつ&おむつなし育児を実践して、早くおむつが取れるように躍起になっていた気がします。
失敗する度に落胆。同じ日に失敗が続こうものなら、落胆はイライラに変わり爆発・・。
「さっきトイレ行こうって言った時に行かないからだよ!もう何回掃除すればいいのよーー!」なんて言い放ったりして。お母さんが怒るから、子供も泣きますよね。お互い、もうキーキー!
振り返ると、トイレトレーニングって、当時の私にとって一番のストレスで、子供を怒ってしまうきっかけになっていたなぁと思います。ストレスになるくらいなら、諦めればいいのに・・。子供には本当に可哀そうなことをしました。
でも、二人目になると、周りよりも遅れてもいいやという意識が大きくなりました。いつかは出来るようになるし、むしろゆっくり成長してくれたほうが、赤ちゃんぽさが残って可愛いなぁなんて思ったりも。
一人目の時に頑張っていたトイレトレーニングも、全く意欲的にやってません。
でも、自分が頑張らず、子供に過度に期待しないからこそ、トイレで失敗しても落胆や怒りの感情がありません。むしろ、ときどきの成功が心から嬉しい!
トイレトレーニングが、ストレスどころか、幸せな気持ちをもらえる機会にすらなっていて、以前との違いに自分でも驚きます。
『○○は○○歳までに』という焦りや期待を無くして、『周りより遅れてもいいや』と思えるようになると、負の感情ってなくなるものですね・・。
無理して自分も頑張りすぎない!子供にも頑張らせすぎない!お互い、楽です。その分、娘のオムツ外れは当面先になりそうですが(笑)
子供にイライラしない理由②:対処法がちょっとは分かってきた
育児で悩む度に買い求めてきた育児本。本が全てではありませんが、やっぱりためになることがたくさん書かれています。尾木ママの考え方は本当にすごいし、色んな場面ごとにハッピーアドバイスをくれる明橋大二先生の本は私の育児の心の支えになっています。
そんな育児本から学んだことと、そして、二人目になり自分自身の経験から分かったこともあり、子育て一年生の頃に比べると、少しは上手く子育て出来るようになったような気がします。対処法が分かってきたというか。
例えば・・
お昼寝を嫌がる
ベッドで絵本読もう!どの本がいいかな?選んでおいで―
喜んで選びに行きます(笑)時にはおもちゃをベッドに持って行くことも。あとは、「ねんねして起きたら、○○して遊ぼうか!」と、娘が大好きなことをしようと誘うのも効果的。
昼寝だけでなく、着替えやオムツ替えを嫌がったり、公園から帰りたがらない時なども、出来るだけその先の楽しい行動を示してあげることで、嫌がらずに行動してくれると実感します。
まぁ、決して毎回成功するわけじゃないけど。。。しかも、子供は飽きやすいもの。常に豊富なバリエーションを用意しておかないと効き目がなくなります(笑)
冷蔵庫の扉を何度も開けて遊ぶ
上手に開けられるねぇ。こっちの扉も開けれるかな??
と、扉付きのおもちゃの家や、蓋つきのタッパーなどを渡して、開けさせます。
冷蔵庫だけじゃなくて、他にもやめてほしい行動があった時も、子供が楽しんでいることを、別の楽しいことに置き換えてあげると、案外嫌がらずに止めてくれます。
ご飯を食べない
これ食べたら筋肉モリモリになるよー!ご馳走さましたら、よーいドンしようか!すっごい早く走れるだろうなぁ
これでたいてい一口はがんばって食べてくれます。食べてくれたら、「筋肉モリモリ」のポーズで大げさに褒める!!「もう一口食べたらもっと早くなるかも!」
こんな風に続けることで、フルーツとお菓子しか興味がなかった娘も、最近は徐々に食べれる野菜や料理の品目が増えてきました。
でも、これが隣で聞いてる息子にも効果があるから面白い。「完食したからすっごい早いよ」と、妹と一緒になってよーいドンしてます。彼、もう7歳なんですがね。まだまだ単純・・(笑)
お店でお菓子やおもちゃを欲しがる
わー、美味しそうだねぇ!!いいの見つけたねぇ!でも、家にもすっごい美味しいおやつがあるから、これは買わなくてもいいよー!何だと思う??家に帰ったら見てみよう!
そして、娘がお菓子を棚に戻してくれたら、「ちゃんと返せて偉いね!」と大げさに褒める。ちなみに、家にあるお菓子なんて、たいしたことない普通ーーーのやつです(笑)
一人目がイヤイヤ期に入った時に、本当に苦労した買い物中の駄々こね。その時に育児本で学んだのが、まず子供の気持ちを認めてあげること。そして、別の楽しい提案をしてあげること。
特に、認めてあげることがとても効果的で、そのおかげで徐々に乗り切れるようになりました。教えてくれた尾木ママや明橋先生に本当に感謝してます。
おもちゃを欲しがる時も同じ。
「可愛いねぇ!!すごいいいの見つけたねぇ!これは欲しくなるよねぇ!」と、まずは子供の気持ちを認めてあげた上で、「でも、家に似たやつあるから、これは我慢しようか。」と伝えます。
でも、それだけでは子供の気は収まらないので、「このおもちゃは、こうなってるんだねぇ」と、しばらくそのおもちゃで遊ぶ、もしくは観察する。そうすると、しばらくすれば娘も飽きるのか、気も収まってきます。
そして、「家に帰ったら、ノンタン見ようか!」「あっちにきれいになクリスマスツリーあるよ!見に行ってみよう」なんて別のことで気を引けば、平穏にその場を立ち去ることができます。
そして、おもちゃを我慢できたこともしっかり褒めてあげると、すごーーく誇らしげ。次から同じお店に行っても、「これ、(買うの)ダメ」と自分から言ったりして。
ただ、ですね・・・
正直、毎回毎回、娘の気が収まるまで、悠ーー長ーーーに付き合えるわけではありません。急いでる時もありますし。そんな時は、無理やり抱きかかえて、その場を立ち去るしかなくて。もちろん娘、大泣きです。
急いでいる時でも使える、パッと諦めてくれる方法はないもんか?!これはまだまだ模索中。私には3人目を育てないと分からない境地か。。。
なんでも自分でやりたがるけど、出来ない
そうかーー、○○は自分でやりたかったんだよね。出来なくて悔しいね。難しいもんね。ここをこうしたらどうかな??
2歳児特有のやつ、なんでも自分で!時にはかんしゃくにもなることも。できるだけ自分でやらせてあげたいけど、上手くできないことも多い!
そんな時も、まずは子供の気持ちを認めてあげることで、素直に親のアドバイスを聞いてくれたり、手助けを受け入れてくれることが多いです。
って、これも明橋先生の育児本の受け売りですが(笑)
と、こんな感じで、本から教えてもらった知識がなかなか役立っていて、子育て一年生の頃よりも、上手に親のしてほしいことへと誘導できるようになった気がします。(以前よりはマシになった、というレベルですが。。。)
でも、子供も自分を認めてもらることで、そこまで酷いかんしゃくになることもなし。おかげで、私もイライラせずに済みます!
育児に悩んでいる時は、育児本に頼ってみるのが本当におすすめ。先ほども紹介した尾木ママと明橋先生の本はためになることばかりで、今も育児に悩むたびに読み返しては、はっとさせられています。しかも、どちらも絵が多くてすごく読みやすい!(これ大事・・)
子供にイライラしない理由③:サポートしてくれる人がいる
あと、やっぱり周りの存在も大きい!
一人目が2歳の頃は、ちょうど私が仕事を辞め、新しい土地に引っ越した頃でした。周りには誰一人知り合いがいなくて、頼りの夫も、朝6時には家を出て、帰ってくるのは夜の10時とか。ほぼワンオペ育児。
そんな中、これまで保育園に預けていた息子と、一日中二人っきりの生活。大人の話し相手がいないのが、きつかった!
しかも相手は超イヤイヤ期真っ盛りです。子供は可愛くてしょうがないのに、ムカつく→怒る→子供の寝顔を見てようやく反省。毎日、その繰り返しでした。
でも、新しい環境にも少しづつ慣れ、仲良しの友達ができた頃には、自分自身、心の余裕が出来たんでしょうね。子供に対してイライラする感情が、ずいぶん減っていたように思います。
そして、娘がイヤイヤ期になった今。カナダに移住したことで、夫は残業が無くなり、夫婦の会話がずいぶん増えました。子育てを助けてもらえるようにもなりました。また、子育ての悩みや愚痴を話せる友人もいます。
子育てで大変な時こそ、周りの人の存在は本当に大きいですね!ありがたいなぁと改めて思います。
子供にイライラしない理由④下の子特有!?孫的な可愛さ
よく言いますよね、孫は目に入れても痛くない。何をしても可愛い。そんな感情です。
「歯磨き、ヤダ!ヤダ!ヤダ――!!」と怒りわめいても、その姿すら『可愛いなぁ』と思えてしまいます。だって、ほっぺを膨らませて怒ったりするんです。漫画みたいに(笑)
嫌なことがあると、すごい形相で睨んでくることもあります。上のお兄ちゃんには決してなかったことなので、女子ってすごいわと感心。でも、そんな顔すらも面白くて、可愛くって、つい笑ってしまう。こっちが笑って見ていると、怒っていた娘も笑い出したりして。
この感情って、下の子特有のものなんでしょうかね。3人の子供がいる姉も、「3人目は孫みたいもん。ひたすら可愛い!」なんて言っていました。分かる気がするわ・・。こうやって、下の子にはつい甘くなってしまうんだろうなぁ。
もしくは──
一人目がイヤイヤ期だった私=33歳。今=39歳。ということで、年齢的にも本当に孫的感情、おばあちゃん的思考回路になってきたのかもしれません(笑)
まとめ
と、魔の2歳児のイヤイヤ期も、やけに菩薩でいられる理由を考えてみたわけですが、
- 周りより遅くても気にしない。子育てを頑張りすぎなくなった
- 育児本&二人目育児のおかげで、子育てスキルがちょっと上がった
- サポートしてくれる人がいる(心に余裕が持てる)
- 孫のように可愛い
この4つの理由が大きいんだと思います。
まぁ、単に、一人目がイヤイヤ期だった頃の私が、すぐにキレてしまうダメ親だった、っていうだけなんですが、、、当時からすると、少しは成長したもんだと自分を褒めたい。
子育てにストレスを感じることもなく、穏やかに接することができているおかげか、娘の困った言動やイヤイヤの程度もずいぶん軽くなってきたようにも思います。素晴らしきプラスの循環。
・・・でも
今回、こうやって自分の今の子育てを振り返ってみると、上の子には悪いことをしていたなと改めて反省です。今でも、上にはついつい期待して、頑張らせてしまっているかも。下はマイペースでのびのびなのにーー。気を付けないといけませんね。。。