IELTSのスコア、いつも納得していますか?手ごたえを感じたのに、スコアが低いなんて経験、無かったですか??
私、IELTSの結果にどうしても納得できず、再採点を依頼したことがあります。しかも、その再採点でスコアが大幅に上昇したことがあります!
今回は、IELTSの再採点制度「Enquiry on Results」についてご紹介したいと思います。
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この記事の目次
IELTSの採点方法。採点基準はあっても採点者は「人」
ListeningとReadingは「解答」が決まっているから、採点者がミスでもしない限りはスコアは変わりません。
ただ、WritingとSpeakingは、決まった答えがありません。受験者によって、その答え方は十人十色です。そのため、採点基準項目がとても細かく、且つ、詳細に決められており、平等で正確なスコア付けが出来るようになっています。
でも、いくら採点基準が詳細に決められているとはいえ、結局その基準にそって判断するのは、コンピューターではなく、「人」なのです。性格も違えば、考え方もそれぞれ違う、試験官or採点者の評価に全てがかかっているわけです。
私、そこには、絶対個人バイアスがある、と思うのです。
というのも、忘れもしない横浜会場。Speakingでこの試験官にあたったら最後、スコアは毎回5.5か6.0止まりという悪夢がありました。やけに冷たい態度だし、本当に相性が悪かった・・。
でも、その時のスコアにどうしても納得がいかなくて!だって、ちゃんと豊富なボキャブラリーと表現を使って話したつもりだし、長めの文章でも話した。いつもなら、この感じで6.5か7.0が取れてるのに・・・。
なにがいけなかったのか思い返してみても、原因が分からない。いや、10回ものIELTS受験経験からして、やっぱりおかしい!
────つまり、これって、もしかして、試験官/採点者のせいなんじゃ?!
そう思ったのです。行き付くところが、「人のせい」っていうw そこで、クレーマー・ハピバナは、再採点を依頼してみることにしました!
IELTSの再採点制度「Enquiry on Results」とは?
日本の英検団体のページでは大々的には紹介されていませんが、実は、IELTSには再採点制度として、「Enquiry on Results」という制度があるのです。
どういう制度かと言うと、スコアに納得いかない場合、再審査費用9000円を払ってスコア表を送り返せば、再審査してくれるというものです。
IELTSの試験結果は、通常は国内で審査されています。Speakingに関しては、おそらく試験官がその場でスコア付けしていると思われます。
でも、この再採点制度では、試験結果をイギリスのBritish Council 本部に送付し、本部側で採点し直してくれます。そう、British Council本部側の、IELTS採点基準により熟知しているであろう人が採点してくれるのです。
そして、もし、スコア修正された場合は、再審査費用9000円は払い戻しされます。
なお、一つ注意点なのですが、本部に送って再審査を行うこともあってか、再審査が終わり、スコア表が返送されるまでには3週間、もしくはそれ以上かかることがあります。急いでスコアが必要な場合などは、期限に間に合うかどうかを判断して申込みを行ってくださいね。
再採点の結果、大幅スコア修正!
私は、先ほどの納得いかないSpeakingスコアを、ダメ元で再採点を依頼してみました。しかもその時は、Writingのスコアにも不満があったので、SpeakingとWriting、ついでに、上がればラッキーという願いを込めて、Readingも再判定の依頼をしてみました。
再採点を依頼して、待つこと2ヶ月と少し・・・。ようやく結果が郵送されてきました。返送されたスコア表を確認してもうビックリ!!
なんと見事スコア修正されたのです!!
しかもそのスコアの上がり方が、大幅修正!!
Writing 6.5→7.0
Speaking 5.5→6.5
やりましたーーWritingはこの時が人生初の7.0超え。高い高い壁がようやく超えれた瞬間!!本当に嬉しかったです。そして忌々しいSpeakingなんて、1.0もあがってるし!!あの、憎きSpeaking試験官に向かって、ガッツポーズしてやりたい気持ちでいっぱいでした。
そしてスコア修正されたので、再審査費用9000円も戻ってきました。これまたニンマリ。
でも、こうもスコアが上がると、いつものIELTS結果も信用なりませんよね!!
世界共通の試験なのに、日本国内の採点とBritish Council 本部の採点では、なに?基準が違うわけ?!日本の基準、厳しいの?とも思いました・・。もしくは、日本と本部の基準というよりも、結局は採点した「人」の考え方、判断の仕方も影響するのかも、と思います。人次第というか。
なお、Readingも再審査をお願いしていましたが、やはりスコアは変わりませんでした。決められた回答があるListeningとReadingに関しては、採点者がミスするというよっぽどなことが無い限り、スコアは変わりませんね。。。
IELTS再採点。必ずしもスコア修正されるとは限らない
上記のように、SpeakingもWritingも、見事にスコアが修正されたこともあり、その後はIELTSの結果にちょっと疑心暗鬼気味になりました。スコアが目標に届かないと、えー、間違ってない?と、疑ってかかるw
で、調子に乗ってその後ももう一回、再採点を依頼したことがあります。
でも、その時はスコアは変わらずでした。
実は、その時、スコアには納得はしていたんですが、Writingのスコアさえ7.0になれば、全バンドAll7.0超えになるからという、超ダメ元での再審査依頼でした。上がればラッキー、神頼み!的な。。。
返送されてきたスコア表をみて、やっぱりねぇ・・・とため息。やたらめったら再採点依頼すればスコアが修正されるわけではない、ということです。まぁ、当たり前ですね・・・
IELTS再採点の依頼方法
再採点の申請方法については、英検団体のページで説明がありますが、詳細はメールで直接問合わせなければいけません。
依頼の流れは下記の通りです。
- 下記のIELTS協会のメールアドレスに再採点希望を伝える
東京テストセンター: jp500ielts@eiken.or.jp
大阪テストセンター: jp512ielts@eiken.or.jp - 返信メールにある再採点申請用紙「IELTS Enquiry on Results Form」に記入
- 審査料9000円を指定された銀行へ振込む
- 申請用紙と申請料振込の控えをIELTS事務局へ郵送する
- 3週間で、再審査された成績表が返送される
詳細はこちらの英語協会HPにて >>> 日本英語検定協会 | IELTS 再採点(Enquiry on Results)
まとめ
IELTSを受験されている皆様、私のようにスコアに納得出来ない、という場合、再採点を依頼してみてはいかがでしょうか。
私の他にも、再採点でスコアが上がったという話を聞きますし、スコアが上がる可能性はあると思います。目標スコアに届かず、受験料3万円も払って再受験する位なら、9000円の再採点費用を払ってでも、試してみる価値はあると思います。
私の経験が参考になれば幸いです。
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