トロント最大のジャパニーズタウンととして名の知れた「J-Town」。
先日、初めて行ってみました。トロント中心部からはちょっと離れているのですが、そこは驚くほどに「日本」そのもの!日本人にとってはワクワクの止まらない場所でした。
一体どんなお店があるのか!?そして、一体何が買えるのか?!今回は、J-Townをレポートしたいと思います。
この記事の目次
J-Townとは?
J-Townはトロント最大の日本のショッピング街として有名です。
『J-Town』=『ジャパニーズタウン』というわけで、勝手に「チャイナタウン的なストリート」のイメージを膨らませていた私でしたが、実際に住所の場所に到着すると──
そこには、ごく普通のビルが一軒建っているだけ。
ちょっと予想を裏切られながらも、建物の入り口には、「J-Town」の文字。日本の看板やのぼりも立っています。うん、やっぱりこの場所で間違いない。
いざ、中に入ってみると、平日の昼間だからか、閑散とした雰囲気は否めませんが、食料品店や化粧品や本屋、居酒屋やレストランなど、日本関連のお店が色々あります。予想とはちょっと違ったけど、やっぱり日本人にはワクワクする場所です。
「J-Town=チャイナタウン的な日本人街」
↑これ間違い。
「J-Town=日本関連のお店が集まったビル」
↑正解はこっち。
実際に、ビルの中にはどんなお店が入っているのかと言うと、こんな感じ。
- 日本食料品店
- パン&ケーキ屋さん
- お寿司屋さん
- お肉屋さん
- 食堂(本当はカフェと言う名前だけど、あえてこう呼びたい。)
- 居酒屋さん
- レストラン
- 本屋さん
- 化粧品屋さん
- 美容室
- ゴルフ用品店 etc.
すごいですよね、盛りだくさん!店舗の中でも、いくつか気になったお店をご紹介したいと思す。
日本食材店「平成マート」
まず、J-Townで一番嬉しかったのが、やっぱり日本食品を取り扱っているお店。平成マートという割と大きな日本食マーケットが入っています。
このお店は品揃えがすごい!今までなかなか買えなかったものがそろいます。実際の品揃えを見ていきましょう。
インスタントラーメンも種類が色々。チキンラーメンを取り扱っているのはカナダで初めてみました。
お米は2kgで11ドルくらいからありました。6-7kgのものだと30ドル以上します。高級すぎて素通り。
お菓子は、日本で人気のお菓子や和菓子が種類豊富。豊富すぎて、全部は写真にとるのは諦めました。さきイカや、クリーム大福、八ツ橋なんかもあって、好きな人にはたまらない!
お弁当コーナーもあります。お値段は7~9ドル位でした。おにぎりもあって、一つ3ドルくらい。冷蔵コーナーでは、ウナギの蒲焼を発見。値段も10ドルと安い!このウナギ、買ったつもりが、買いそびれていたみたいで、家についてから軽く夫婦喧嘩になりました(笑)
調味料系もかなり充実しています。刺身醤油なんて、なかなか見たことなかったけど、ここなら種類も選べます。あと、ソース類もお得な業務用サイズが15ドルくらいから売られているので、日本から高い送料かけて送ってもらうより安いかも。カレールーも、スーパーではなかなか見かけない甘口が売っているので、子育て家庭には助かる。
手作り豆腐が売られていてびっくり!実際にこの豆腐を買ってみたのですが、スーパーで買うのよりも断然美味しかったです。お味噌や納豆の種類も豊富。
あと、このお店で素晴らしいと思ったのが、賞味期限がちゃんと守られていること。賞味期限間近のものは「Special」の値札が張られ、セール価格になって売られています。さすが日本人経営ですよね。これを見て、すごく信頼ができるお店だなぁと嬉しくなりました。
だって、一般的なアジア食品店だと、賞味期限なんてあってないようなもの。賞味期限切れのものも堂々と売られていて、家に帰ってパッケージ開けたら、カビが生えてたなんてこともありました。。。その点、ここなら安心して買うことができる!しかも、賞味期限内に食べられそうなものなら、安く変えてラッキー!
平成マートはこんな感じでしょうか。日本の商品は豊富ですし、店員さんも日本の方ばかり。店内は本当に日本そのもの!しかも、都会の日本と言うより、ちょっと田舎のほうの商店(笑)でも、これがまた一層懐かしい感じがして、すごーーく居心地の良い空間でした!
平成マートで実際に私が買ったもの
お恥ずかしながら、実際に私が購入したものも、ご紹介です。
麦茶は夏の終わりだからか、5.5ドルのセール価格になっていました。この値段なら日本の1.5倍くらいなので、買いやすい!一平ちゃんも賞味期限が短いセール価格になっていて、1.5ドルと破格値。3つ買ったけど、夫には「なんでもっと買わなかったーー」としつこく4回も言われた(笑)子供用に甘口カレーも3箱購入です。
手作り豆腐も賞味期限が短いために、1.2ドルと激安になっていたのを購入。中身はちょっと崩れているのものの、ぎっしり詰まってました。(すみません、写真は3切ほど食べた後に撮影したものです、、、)味はさっきも紹介したけど、最近カナダで食べていた豆腐の中で一番美味しかった!
こんな感じで、普段のスーパーでは買えないものばかり。しかも値段も大満足のお買い物ができました。
パン屋さん
J-Townにはパン屋さんもあります!菓子パンや食パン、そして日本のケーキもありました。カナダの毒々しい色のケーキと違って(笑)、上品な見た目に惹かれます。でも、正直、ちょっと高い・・。ここぞという時に、どうぞ。
本屋さん
この本屋さんは、最新の話題作がちゃんとそろっていて驚きました。雑誌なんかはほぼ最新のもの!まさかここで、噂のうんこ漢字ドリルに出会えるとは思いもせず。
ただし、やっぱり値段は相当高いです。漫画は一冊12ドル位。雑誌のVIVIなんかは30ドルもして、目を疑いました。うんこドリルも、確か35ドル位だったような。すみません、すっかり値段を忘れてしまって、不確かです。欲しかったけど、この値段で買う勇気が出なかった・・。
この本屋さん、本は高くてなかなか手が届かないけど、奥には日本人にはたまらなく嬉しいものも販売しているので、必見です。ぜひ足を運んで、ご自身で確かめてみてください!
化粧品屋さん
小さな化粧品屋さんですが、コスメの種類は割と豊富。小さなドラッグストアを覗いているような感覚です。日本で使っている化粧品と同じものを使いたいという方にはありがたいですよね。
お値段は、ビオレの洗顔フォームが12ドル、ギャッツビーのヘアワックスが12ドル、ヘアカラーが15ドルといった感じ。だいたい日本の3倍くらいだと思います。
一番の感激はカフェという名の「食堂」
上記で紹介した以外にも、居酒屋やレストラン、ブティックなど、色々なお店がそろっているのですが、あとはこじんまりした感じたったり、時間的にまだ空いていなかったりして、立ち寄りませんでした。
最後に我が家が立ち寄ったのが、「Cafe Green Tea」という名の喫茶店。いや、食堂。平成マートの隣りにあります。
この食堂、やばいですよ。まるで、どこでもドアで、実家のある田舎街に立ち入ったかのような感覚に襲われます。本当に、懐かしさ満点の日本の食堂そのものなんです。
このように、カナダの雰囲気、一切なし。ちょっとダサい感じ、でもちゃんと清潔。昭和な日本とでも言いましょうか。レジ横に設置された招き猫なんて、日本のお店でもそうそう見かけないやつ。でも、平成マート同様、とにかく懐かしくって、とても心地よい空間です。
メニューも食堂そのもの。うどんやそば、定食物が揃っています。しかも、どれも10ドル以下とお手頃価格。セルフサービスのおでんもあるみたい。
我が家が頼んだのは、オムライス7.98ドル、焼うどん7.98ドル、そして、とんかつ定食9.98ドル。チップもいらないし、日本で外食するみたいな安さです。
そして、気になるお味が、『どうせ食堂』、なんていう予想(失礼)を裏切って、本当においしくてビックリ!!とんかつもサクサク。しかもこのとんかつ、2段になっているんです。すごいボリューム。サイドのサラダも美味しいし、豆腐の入ったお味噌汁もお母ちゃんの味でしびれる。
息子が頼んだオムライスも、ケチャップたっぷりで炒めた家庭的なオムライスではなく、ちゃんとレストランっぽいバター風味の上品オムライス。あと、焼うどんも最高でした。カナダの外食でこんなにも「懐かしい日本」を堪能できるなんて、幸せ過ぎた・・。
日系マーケットとして見ると、ロケーションや値段などで比較したら、J-Townは他のアジア食材店に負けてしまうかもしれません。でも、この食堂の存在が、「J-Town最高!!」と思わせてくれます。ちょっとくらい日本食材が高くても、ここで食事して帰れるなら、全然ありだよね、夫婦でそんな会話をしながら大満足で帰路につきました。
J-Townの場所、行き方
J-Townの唯一残念な点が、ロケーション。マーカムにあるので、ダウンタウン方面からは遠い&行きにくいです。
- フィンチ駅から53番のバスで約25分
- ドンミルズ駅から224番のバスで約20分
TTCの駅からは歩いて行ける距離ではなく、駅からさらにバスに乗る必要があります。
同じくマーカムの同じバスルート上に、日本のセリア系100円ショップもあるので、合わせて訪れてみるのもおすすめです。
全品2ドル!トロントにある日本の100円ショップは充実の品添えでオススメ!
営業時間 | 火曜~土曜 10:00-19:00 日曜 11:00-18:00 月曜定休日 |
住所 | 3160 Steeles Ave E, Markham |
HP | http://j-town.ca/ |
以上、カナダのトロントにある日系ショッピングセンター「J-Town」のご紹介でした。
一回行って、一気にファンになった私です。やっぱり日本人にはチャイニーズ系や韓国系のアジア食品店よりも、純粋な日系のお店って嬉しいものですね。まだ訪れていないという方、機会があったらぜひ一度足を運んでみてくださいね!