前回の記事「ミキサーで作る人参ジュースも効果的でメリット大!低速ジューサー以外NGとする根拠へ疑問をぶつけます。」では、ミキサーやフードプロセッサーで作る人参ジュースだって、工夫次第で酵素も残せるし、酸化も防げることをご紹介しました。
今回は、そんな『ひと工夫』をした、具体的なレシピをご紹介です。
この記事の目次
材料
出来上がりの量:コップ2杯分、約400cc
- リンゴ:1個
- 細めの人参:2本
- レモン汁:大3(45cc)
- ココナッツオイル:小1
- 塩:一つまみ
割合はお好みで
人参、林檎、レモン汁の割合はお好みで大丈夫です。ジューサーで絞るタイプと違い、粒々のピューレ状になるので、飲みにくさを解消するためにも、林檎の割合を多めにしています。
塩、レモンは必須
ミキサーの弱点は素材が酸化しやすいこと。でも、前回の記事でご紹介した通り、ごく少量の塩を追加することで、酸化防止が劇的に防げます。実験結果ではほぼ100%酸化が防止できていました。塩は必ず入れましょう。
また、レモンも酸化防止に効果的ですが、それ以上に、レモン汁を入れるとジュースがぐっと美味しくなるので、レモンもぜひ入れましょう。
カロテン吸収率UPのために、オイルも
脂溶性のベータカロテンの吸収を良くするために、出来ればごく少量のオイルも入れたいところ。
一般的なにんじんジュースのレシピだと、あまりオイルを入れるものは見かけませんが、これはぜひともおすすめしたい。生のにんじんのカロテン吸収率は10%程度ですが、油と一緒に摂取することで70%程度まで吸収率が上がります。
緑黄色野菜に多く含まれるβ-カロチン(ビタミンA)は、脂溶性ビタミンで、油と一緒に食べることで吸収率が大幅にアップします。
出典: 日清オイリオ
私は好みでココナッツオイルを入れていますが、匂いが苦手であれば、他のオイルでも。
もしくは、人参ジュースに混ぜたくなければ、人参ジュースとともに、アーモンドなんかを一粒食べると良いと思います。
材料はできるだけオーガニック
人参もリンゴも皮付きで使用するため、出来るだけ無農薬・オーガニックのものを使います。オーガニックが手に入りにくい場合は、このような農薬を洗い落とせる洗剤も便利です。
ちなみに、カナダ在住の方には、スーパーマーケットの「Farm Boy」がおすすめ!なんせ、オーガニックのリンゴが種類豊富。しかも、しょっちゅう見切り品コーナーにあって、お得(笑)ジュースにするので、リンゴは見切り品でも十分です。
また、レモンも本当はオーガニックの本物レモンを絞るのが理想、、、なのですが、私はレモン汁は手軽に市販品に頼っています。
人参ジュースの作り方
では、ここからは実際の作り方のご紹介です。
ミキサーの場合
- 細めの人参2本とリンゴ1個をよく洗い、皮付きのまま一口大くらいにカットする
- レモン汁大3、塩一つまみ、ココナッツオイル小1、水200ccを投入し、数十秒
- すぐに飲む!
ミキサーの場合、一気に作れるので簡単ですね。
フードプロセッサーの場合
- 細めの人参2本とリンゴ1個をよく洗い、皮付きのまま一口大くらいにカットする
- 人参、塩一つまみ、レモン汁大3を入れて、数十秒
- リンゴ、水200cc、ココナッツオイル小1を加えて数十秒
- すぐに飲む!
フードプロセッサーで作る場合、ミキサーほど細かくなりにくいので、ちょっと工夫が必要です。まず、人参だけ先に投入し、ある程度細かくしてから、リンゴとお水を加えています。
ちなみに、我が家のフードプロセッサーはKitchenAidのものですが、モードが「Low」・「High」とあり、「High」を使っています。
注意点
もしお使いのミキサー・フードプロセッサーが熱を帯びる場合(特にブレード部分)、氷を一粒入れましょう。機種が「氷」に対応していない場合は、使う水を冷水にしてください。
これにより、熱で酵素やビタミンが破壊されることを防げます。
出来上がり
そして、完成したジュースがこちら!
粒々ピューレ入りなので、スムージーと言うべきか。
粒々が残るので、スプーンですくって、しっかり咀嚼しながらお召し上がりを。でも、この咀嚼がすごく大切で、唾液の消化酵素が分泌され、栄養素がしっかり吸収されるようになります。また、満腹感も得られるのも嬉しいところ。
人参ジュースを飲むタイミングですが、食前がおすすめ。栄養の吸収が高まりますし、満腹になるので、その後の食事量が抑えられます。むしろ、朝食代わりにすると良いそう。
私はいつも朝食前に飲んでいます。その後、30分~1時間くらい時間を空けて、軽く朝食をとっています。
まとめ
以上、ミキサーやフードプロセッサーで作る人参ジュースの作り方をご紹介しました。
高価な低速ジューサーじゃなくても、少しの工夫で、酸化させることなく、そして、酵素も破壊することなく、効果的なジュースが作れます。ぜひ自宅にあるミキサーやフードプロセッサーで手軽に試してみてくださいね。
さて、私も夫も、今年で39歳。健康に不安を覚えるお年頃。いよいよ来たねー。さすがに現実から目を背けられず始めた人参ジュースです。でも、5分くらいであっという間にできるので、ずぼらな私でも、もう1年近く、毎日欠かさず続けられています。
人参ジュースで、夫も私も、目指せ、生き生き40代!
でも、健康って言ったら、アレもしなきゃねぇ・・。私のめちゃくちゃ苦手なやつ。そう、運動・・。