ロックダウンドリル?!海外の学校では「不審者」からの避難訓練もあるんです

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学校で行う訓練と言えば、地震や火事に備えた防災訓練ですよね。でも、カナダの学校では、もう一つ別の避難訓練があるのです。

それは、不審者から身を守るための「Lockdown Drill」!

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Lockdown Drillとは?

Drillは「訓練」や「反復練習」と訳されますが、Lockdownは「封鎖」、「拘束」、「監禁」といった意味があります。

アルクの辞書では訓練としての「避難」も登録されていました。Lockdownという言葉が避難訓練として一般的なのですね。

lockdown

【名】

  1. 〔刑務所内の〕封鎖◆暴動などの後で、安全のために囚人を監房に閉じ込めること。
  2. 〔学校内の〕避難◆子どもの安全のために、帰宅させずに教室内に避難させること。

出典:アルク英辞郎

カナダの学校1年目の我が家は、ロックダウン訓練だなんて、なんだろう?!という感じでしたが、息子から話を聞いて、納得。

学校内に不審者が侵入した時に備えて、子供や先生達が安全な場所に逃げこみ、部屋をロックして待機するという訓練でした。

具体的に何をしたのか息子に聞いてみると、校内アナウンスで「It’s time to practice Lockdown!」とロックダウン訓練のお知らせが流れたら、(訓練なのをバラしちゃうのねw)

  • 一番近くにある、鍵の出来る部屋に逃げ込む
  • 部屋の鍵をし、窓も閉める
  • 部屋の隅に集まり、体を丸めて小さくする
  • 校長先生や警察が来てくれるまで、ひたすら静かに待つ
  • トイレに行っているときにロックダウンになったら、鍵をかけて便座の上に登って、ドアの隙間から足が見えないように隠れる

訓練には本物の警察が来てくれたみたいです。

お隣アメリカでは、よく学校内での銃乱射事件が発生し、問題になっていますよね。そのため、ロックダウン訓練はとても一般的で、年に1~2回行われているそう。まるで日本の防災訓練の感覚ですね。。

アメリカと違って、カナダは銃規制が厳しいため、銃事件はさほど起きません。

と言っても、今年の1月には、サスカチュワン州の学校で4人が亡くなるという銃乱射事件が起きたばかりですし、日常のニュースでも銃事件の数は日本より確実に多いです。

しかも、犯罪は銃だけとは限らないですし、平和に思えるカナダでも、いざと言うときの為に、備えなければいけないのでしょうね。

これ・・・、意味あるの?

実際の様子はどんなだったんだろう?と興味を持った私。

インターネット上で写真を検索して、息子に学校で実際にやったものと近い写真を選んでもらいました。それがこれ。

出典:salisburypost.com

まさにこんな感じに、部屋の隅にみんなで小さくなって、ロックダウン解除になるまで、しばらくじっとしていたんだそうです。

この写真を見て、「前の子がオナラしたらヤダねぇ」なんて、息子と大笑いしたのはさておき、、、

うーむ・・・・。これって、本当に安全な対策なのでしょうか?!

窓もなく、頑丈なドアの部屋に逃げ込むのなら、話は別ですが、逃げ込む先はたいてい窓だらけの教室。

窓だらけの教室にで、無防備に集団で身を寄せて、ひたすらじっと待つだなんて、生徒たちにとってはこの上ない恐怖ですよね。犯人が凶暴な人だったら、簡単にガラスを割って侵入されてしまうでしょうし。

しかも、息子の教室にはドアが二つあり、それぞれのドアには、中の様子を伺えるように窓ガラスが付いているんです。イメージ的には、こんな感じに。

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なので、廊下から教室の中は丸見え。不審者から身を隠そうにも、生徒全員が隠れられる死角なんてないわけです。

『あ、さすがに、窓にはカーテンとかして、中の様子は隠したのかな?』、と思いきや、息子曰く「いやぁ、何もしてないよ」と。

・・・・。

となると、これ、ますます意味ないんじゃ?

部屋の中に、体を寄せ合ってじっとしている子供たちを見つけたら、侵入者にとっては、なんていいカモ、いい人質!

決してあってはならないことだけど、もし本当に不審者が校内に侵入するような事件があったら、さすがに先生がドアの窓を塞いでくれるはず、と思いますが。

正直、この訓練の内容を知って、「訓練しておけば、安心だね」、なんていう気持ちにはなれなかった私です。

でも、銃犯罪が多いアメリカでも、事件発生時はこのロックダウンを行うようなので、やはりロックダウンは効果あり、ということなのでしょうか?!


以上、息子の学校で行われたLockdownこと、不審者からの避難訓練についてご紹介しました。

日本では地震、津波といった災害の危険が高いですが、ここカナダでは災害が少ない代わりに、犯罪に備えなければいけないですね。

今回の訓練を知って、日本と違って身の安全を守らなければならない場所に住んでいるんだなと、改めて思い知らされました。

防災訓練もそうですが、このロックダウン訓練も、決して「本番」が来ないよう、ただただ祈ります。

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