各国のスキルドワーカープログラム

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※2015/03/22:記事を更新しました

私はカナダのスキルドワーカープログラム(FSW)で何とか永住権を取得することができましたが、とにかく海外移住がしたかったので、自分の条件、夫の条件で申請できるものはないか、各国の永住権プログラム、とりわけ個人移民/スキルドワーカープログラムをいろいろ調べていました。

その時の経験から、私なりに感じた各国のプログラムの比較をしてみたいと思います。

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スキルドワーカープログラムとは?

私が知っている限りは、カナダ、オーストラリア、ニュージーランドが行っているスキルドワーカープログラム。

永住権の取得方法は色々あれど、大抵はジョブオファーが必要なものばかりです。スキルドワーカープログラムはジョブオファーが無くても申請できる数少ない貴重なプログラムです。

しかも、日本で得た学歴と職歴で良いので、日本に居ながらにして永住権を取得することが可能です。海外移住で一番の問題になりえる金銭面のリスクを最小化できる素晴らしい方法!!

職種が限定されてしまうので、誰でもってわけじゃないけど、 IT系、医療系、エンジニア系は各国募集対象になっていることが多いようです。ただ、毎年募集対象となる職種は見直されています。今は募集対象になっていなくても、来年度は対象になるかもしれないし、逆もしかりです。

どの国も、細かなポイントの違いはあれど、学歴、職歴、英語力、そして年齢、この4つを基準に、ポイント計算しています。ポイントが一定を上回れば申請可能。さらには既に現地で働いている人や高ポイントの人から選出されていくシステムです。(私が応募した際は、カナダはまだExpress Entryにはなっていませんでしたが・・)

申請の大前提となる学歴。やっぱり世の中は学歴社会・・

私たち夫婦は二人とも幸いIT職だったので、オーストラリア、カナダ、NZ、 この3ヶ国のプログラムを見当しました。でも、3か国とも、そもそも大卒じゃないと申請基準に達し難いという現実。高専卒(5年制の学校で、海外では短大扱い)の夫は、職歴は高ポイントでも、学歴ポイントが少なく合格点に届かないため、メイン申請者は大卒の私で申請することになりました。

日本は学歴重視社会だと思っていたけど、海外の方がよっぽど学歴重視ですね!ホワイトカラー、ブルーカラーってまさに。。この現実を知った夫は、学位を取るためにIT系の通信大学に編入し、もうすぐ卒業予定です。永住権だけでなく、その先の海外就職を考えても、学位はあった方がよいです。

ニュージーランドのスキルドワーカー(技能移民)

スキルドワーカー(技能移民)制度

NZのスキルドワーカー(技能移民)は、申請基準ポイントを上回ればEOI(Expressions of Interest)という予備審査に応募ができます。申請者の中から優先度の高い人・高ポイントの人から順番に選出され、次なる本審査に進めるという2段階プロセスです。

ポイントが140以上であれば即選抜されますが、140未満の場合はNZでジョブオファーがあるか、既にNZで働いている人が優先されます。次に、不足している分野の職種の人の優先され、優先度の高い人達の選出が終わってもまだ席に余裕がある場合は、それ以外の人もポイント順で選出される、という仕組みなのですが・・・

過去の選出統計を見ても、低ポイントの人が選出されることはほとんどない!!ジョブオファーがない場合は、130点は欲しいところです。

ちなみに、NZで震災があった当時は申請者が極端に減ってしまったのか、数か月間、低ポイントの人も選出されていました。逆に好景気だと申請者も増えそうだし、NZの政治経済事情、事件・災害などによって、申請者数も増減があるのでしょうね・・。そう考えると、運もあるのかな、と思います。

ポイント自己採点して、感じたこと

NZは厳しかったー!!

ポイント配点も、EOIの選出システムも、とにかくジョブオファーがある人が大前提ジョブオファーの無い私たち夫婦はいずれも、申請条件のポイントは上回るものの、125点とか。合格ラインの目安と言われるポイント数には届きませんでした。申請はできるけど、選出される可能性は限りなくゼロに近い状態。

語学力の基準は緩めで、IELTSはAcademicでもGeneralでも良いのですが、Over Allで6.5です。Over Allであれば、例え苦手な分野があっても、その他でカバーが可能です。各バンドスコアで要求してくるオーストラリアと違って、これはありがたいです。さらには、現地で既に1年以上働いている場合は、IELTSスコアさえも不要になったりもします。

そのため、ジョブオファーがもらえた人、 もしくは現地で働いている人であれば、比較的簡単に永住権取得できそうかな、と思いました。でも、そのジョブオファーが難しいんですよね・・・。ビザも無い状態で雇ってくれる会社ってなかなかないし・・

ただ、大学院卒、NZの大学を卒業している、親族がNZにいる、職業が技能不足分野に適合しているなど、その他の加算ポイントが得られるのであれば、ジョブオファーが無くても合格ラインのポイントには達すると思います。

オーストラリアのスキルドワーカー(技術独立移住)

スキルドワーカー(技術独立移住)制度

オーストラリアのスキルドワーカープログラムは、NZ同様にEOIによる2段階の審査プロセスになっています。ただ、NZと違って、職歴やスキルなどでポイントが稼げるようになっているので、ジョブオファーが無くても点数が一定以上であれば、選出される可能性がかなり高いです。ポイントで60点、できれば65点あれば選出されると言われています。

申請準備をしていて、感じたこと

オーストラリアもこれまた厳しい!

各ポイント基準はNZ、カナダよりも厳しめに設定されているように思いますし、その審査方法も単純じゃない!

まず、永住権申請に先立って、職業査定団体に自分の職種を査定してもらないといけません。職業ごとに査定団体があるのですが、私も夫もIT職だったため、Australian Computer Society(ACS)という団体で職種査定を受けなければいけませんでした。

本当に、このACSの申請が大変で・・。特に私たち夫婦は二人とも、学歴と職歴が一致しておらず、 私は大卒文系の⇒IT職、夫は高専電気系⇒IT職という経歴。そのため、IT分野の知識がちゃんとありますよっていう証明するためのプロジェクトレポートを用意しなければいけませんでした。

夫はCCIEというネットワーク資格試験を複数持っていたため、まだ良かったのですが、私はというと、そこまで高いIT資格は保有していなかったため、このプロジェクトレポートが本当に厄介で‥。移民コンサルタントさんにもサポートを頼んでいたものの、それでも毎日泣きそうになってレポートを書いてはダメ出しを受け、書き直し、を繰り返していました・・・

でも、海外では学歴と職歴の一致って当然のことなんですね・・。 日本の「将来のことは考えず、とりあえず大学へ行っとけ」っていう風潮とはどえら違い。

そして、ポイント配点もとても厳しい。だけど、その分、現地で自立してやっていけるかをきちんと測る、まさに理に適ったポイント配点なんだと思いました。

NZほどじゃないけど、現地での学歴、経歴が重視されていますし、語学の要件も、最低でもIELTS各バンドでの6.0以上、語学ポイント加算を狙うには7.0以上スコアが要求されます。Over Allではなく、各バンドっていうところが本当に厳しい。

我が家の場合、合格ポイントに達するには、

①メイン申請者となる私がIELTSオールセクション7超えして10点の加算を狙う
②夫がIELTSオールセクション6超えして、配偶者ポイントの5点加算を狙う

このいずれかが必要でした。すべてはIELTS次第!!ひたすら夫婦でIELTSを受けまくりましたがも、結局一度の試験で、各バンド7以上をそろえるというのは私にはとても難しく、Writingが7を超えたかと思うと、今度はListeningが6.5・・、なんてことを繰り返していました。IELTSのことも、またおいおい書こうと思います。

結局、カナダ永住権の先行き見えてきたことや、別途夫がアメリカの仕事に応募していたのが上手く進みそうなのもあって、移民コンサルタントさんにサポートも依頼していたにも関わらず、オーストラリアの申請は道半ばにして諦めました・・。

まとめ

NZもAUSも、学力、職歴、英語力、そして、労働力不足分野の職種であること、この全てが求められるので、やっぱりスキルドワーカーは一筋縄ではいきません・・。

でも、NZ、AUSに比べると、カナダは緩いです! 基準だけじゃなくて、その審査方法も!

カナダのほうは次回書こうと思います。

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