カナダの賃貸物件の探し方と賃貸契約事情

カナダでの賃貸物件の探し方、家の条件や契約・入居時に注意することなど、家探し全般について、まとめます。

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カナダでの賃貸物件の探し方

探し方は以下の3つがあげられます。

インターネットの情報掲示板「Kijiji」や「Padmapper」を利用する

Kijijiというサイトを使って空き物件を探す方法が一般的です。

不動産会社や物件のオーナがKijijiに物件情報を掲載しているので、気になる物件が見つかったら、電話もしくはメールをして物件の内覧希望を伝え、アポイントを取ります。Kijiji等に掲載されている物件が、地図上にポイント表示されるPadmapperというサイトも便利です。

ちなみに、不動産会社が掲載している物件は、やけにきれいな写真が使われていることがあるので要注意です!昔のきれいな状態の時の写真を使いまわしていたり、まるでモデルルームのようにデコレーションしていたりするので、実際に見に行ってがっかり、なんてことも良くありました

「For Rent」の広告を見つけて、問い合わせる

とても便利な上記①の方法。でも、Kijijiなどのサイトには全ての空き物件が掲載されているわけではありません。そのため、特に住みたいエリアを限定している場合は、そのエリアを歩いて回り、物件に貼られている「For Rent」の広告を見つけて、問い合わせる方法が有効です。

不動産会社に紹介してもらう

日本では一般的な不動産会社での物件紹介ですが、こちらではマイナーなようです。というのも、カナダの不動産会社は基本的に、自社で持っている物件しか紹介してくれません。不動産会社からの紹介で、いい条件の物件を探すのは難しいように思います。

ちなみに、我が家の場合は歩き回るのも寒い時期でしたし、ネットで調べて物件に車で直行できるKijijiが頼りでした。住みたいエリアが絞れてきた時にはPadmapperを使って、エリアを限定して探し始めました。

カナダの賃貸物件事情

日本とは少し異なるところもあるカナダの賃貸住宅事情。ポイントを6つにまとめると――

部屋の大きさ

  • Bachelor(バチェラー):日本で言う「ワンルーム」
  • 1BR:1ベッドルーム+リビングルーム
  • 2BR:2ベッドルーム+リビングルーム
  • 3BR:3ベッドルーム+リビングルーム

一人暮らしであれば、バチェラーや1BRを借りるパターンが多いと思いますが、3BRなどを3~4人でシェアして住んでいる方も多いです。

家具無しが基本

日本と同じように、賃貸物件には家具は付属していません。

家具がフル装備されている物件も一部ありあすが、日本のマンスリーマンションのように値段設定が高めだったり、短期間の入居用だったりします。

オーブン、ストーブ(ガスコンロ)、冷蔵庫、洗濯機付き

基本的な電化製品(Appliance)は装備されています。

冷蔵庫、オーブン、キッチンストーブ(電気調理器)は必ず装備されていて、さらに物件次第にはなりますが、食洗器や洗濯機・乾燥機も装備されています。よく物件の売り文句に「5 Appliances」のように記載されているので、それも物件探しのご参考に。

アパートはコインランドリー方式が多め

アパートは、洗濯機・乾燥機は共同スペースに設置されていて、コインランドリー方式で使用する場合が多いです。

もちろん有料な場合がほとんど。洗濯・乾燥にそれぞれ1回2ドルづつとか。なので、洗濯機・乾燥機が装備されていない場合は、コインランドリー費用も加味して予算計算したほうが良いです。

暖房費や水道代込みが多い

暖房費用、水道料金が家賃に含まれている物件も多いです。

これは賃貸物件の一番の強みとも言えます。

そのような場合、” includes heat, hot water”というように記載があります。

駐車場料金は物件次第

駐車場料金が含まれているかは物件次第です。

郊外であれば駐車場は大抵の物件についてくると思いますが、ダウンタウンエリアの物件だと駐車場は別途料金なことが多く、要確認です。

物件を選ぶ際には、ベッドバグに要注意!

私が個人的に賃貸物件で要注意だと感じたのが、ベッドバグ

日本では気にしたことが無かった問題ですが、海外ではベッドバグの問題が深刻化している場所も多いようです。

ベッドバグって日本語で南京虫。刺されるととんでもなく痒いらしいです。そしてプロでも完全駆除が難しいと。一部屋で発生すると、きちんと対処しないとアパート全体に広がってしまうらしくて。

こちらのベッドバグ情報のサイトやネット検索で、気になる物件の住所を入れると 過去にベッドバグが発生したことがあるかが分かります。私の経験からすると、大規模アパートには、 安かろうが、ダウンタウンエリアの新しめの高級アパートだろうが、ベッドバグ発生情報が見つかる次第・・

賃貸アパート、特に学生が多いエリアは人の入れ替えも多そうだし、沢山の人が住んでるしで、発生してもしょうがない?、と思うようになりました。もちろんすべての賃貸アパートがそうだとは思わないけど・・。

もしも過去にベッドバグが発生していた物件だったしても、管理会社やオーナーがしっかりしているところであれば、既に駆除出来ている可能性も高いですし、今後発生したとしても適切な対処してくれると思います。物件内覧の際には、物件を案内してくれる管理会社もしくはオーナーの対応も見ておくとよいと思います。

ちなみに、ベッドバグに対する恐怖が大きかった我が家は、アパートは避けることにして、一軒家で玄関が分かれたシェアハウスやタウンハウス、管理が行き届いてそうなコンドミニアム(分譲アパートの賃貸物件)で探しました。

下記の記事で、ホテル滞在時のベッドバグの見つけ方や注意点について記載していますが、賃貸物件を探す際にも役立つ内容だと思うので、ご参考までに。

ホテル宿泊はベッドバグ(南京虫)に厳重警戒!被害防止の対策まとめ
日本国内はもちろん、特に海外ホテル宿泊時はベッドバグ(南京虫)に厳重警戒!ベッドバグを避けるためのホテル選びから、宿泊時のベッドバグのチェック方法、そしてベッドバグを自宅に持ち帰らないための対策を詳しく解説します。

カナダの賃貸契約事情

物件の賃貸契約も、日本とは少し事情が違っています。

①初期費用があまりかからない

まず、礼金のような契約時の諸費用はあまりかかりません。通常、家賃以外に必要なのは、日本の敷金にあたるセキュリティデポジット(家賃の半月~1か月分ほど)くらいです。ただ、クレジットヒストリー(※)がなかったり、雇用先が決まっていないような場合には、銀行残高証明や家賃の先払いを求められることも。
(※)クレジットヒストリーについての詳しい情報はこちらの記事に掲載していますので、ご参考ください。

②契約期間中の解約は難しい

家主との契約にもよりますが、通常は1年契約です。数は少ないですが、半年もしくはそれ以下などの短期契約が出来る物件もあります。

もしこの契約期間内に退居するとなった場合は、残りの期間の家賃も払い続ける(!)か、もしくは他に入居してくれる人を自分で探すか(サブレットと言います)です。

日本と違って、この契約の縛りはキツイですよね・・。

サブレットをしたい場合は、自分でKijijiなどに広告を掲載することになります。実際、我が家がアパート探しをしてる時も、何件かサブレット物件だったこともありました。中には「次に借りてくれる人が見つからなくて、もう3か月も無駄に家賃払い続けてるよ」とぼやく方も・・。

1年以内に引っ越す可能性がある場合は、不要な家賃を払い続けることのないよう、半年契約などの物件を探すか、家主と交渉してみると良いと思います。

賃貸契約時に必要なもの

家主や物件によっての違いはあると思いますが、基本的に下記が必要です。

  • 身分証明書
  • クレジットカード
  • セキュリティデポジット(言わば敷金)
  • SIN番号
  • 雇用先情報
  • 以前の賃貸情報
  • リファレンス

上記情報が揃わない場合、契約がどうなるかは家主次第だと思います。

我が家の場合、カナダでのクレジットヒストリー(個人の信用度合い)が全くない状態だったし、無職だったこともあり、全情報は揃いませんでしたが、完全に個人を信頼してくれるオーナーさんもいれば、銀行のBank Statement(残高証明)を求められたり、数か月分の家賃の先払いを求められる場合もありました。でも、何らかを求められたとしても、家主さんや不動産から契約自体を断られるようなことは無かったです。

賃貸契約時の注意点

日本での賃貸契約と同様に、契約する際には、部屋の状態を詳しく家主と一緒にチェックしていきます。退居時に不要な請求をされないためにも、壊れた個所等をよくチェックしておく必要があります。

NS州の場合は、Rental Unit Condition Reportというチェック用紙がこちらの州のHPからダウンロードできます。他州も同じような法律が設定されていると思いますので、州のHP等で確認されると良いかと思います。契約時には家主がこの用紙を用意してくれるとは思うのですが、念のため自分でも持っておいたほうが良いかもしれません。

また、入居時には部屋の状態を写真を細かく残しておくのもおすすめです。

物件探しから、実際の入居までにかかる日数

気に入った家が見つかって入居できるまでの所要時間は、もちろん人それぞれかとは思いますが、我が家の場合は、物件探しから、契約して入居可能になるまでに約3週間かかりました。ただ、いくら入居可能といっても、寝具もなければ、ライトもない状態です。生活出来るよう最低限の必要な物を買いそろえて、実際に入居できるまでには、約1ヵ月もかかりました。

1,2週間あれば入居出来るだろう、なんて甘く考えていたので、渡航前に予約していたホテルは1週間のみ。ホテル生活が2週間過ぎたころには焦りまくって、安いホテルの1か月プランに申し込みました。

これから移住する人には、ぜひともホテルの1か月プランや、Kijijiに載ってるようなショートステイの予約をおすすめしたい。。。1か月のゆとりがあれば、焦って変な物件に決めてしまうこともないですし。

以上、カナダの賃貸住宅事情について、まとめました。参考になるとうれしいです!

『カナダの賃貸物件の探し方と賃貸契約事情』へのコメント

  1. 名前:kenor 投稿日:2015/04/08(水) 00:04:01 ID:1edfc792c 返信

    返信ありがとうございます!これから家を探そうと思っているのですが、日本にいる間にある程度あたりをつけておきたいと思っています。ハリファックスには当然日本人の不動産屋さんなんていないですよね?Padmapperであたりをつけておいて、ハリファックスに行ってから見に行って決めるというのが現実的でしょうか?
    ホームページのコメント欄からご質問をして良いものか迷ったのですが、恥ずかしながら頼れる人もおらず、お伺いしました。ちょうど私の妻も出産を控えており、いろいろとお伺いできたらなと思っておりました。今後とも宜しくお願い致します。

    • 名前:happybanana 投稿日:2015/04/08(水) 09:04:26 ID:3523f0e87 返信

      Kenorさん、コメントありがとうございます!

      日本人の方がやっている不動産、どうなんでしょう・・。多分ないんじゃないかと思います。いらっしゃる時期が決まっていて、住みたいエリアも大体決まっているのであれば、予めKijijiやPadmapperで物件を探して、連絡しておくというのも良いかもしれませんが、動きが早い物件もある分、日程がだいぶ先の内覧予約だと、あまり親切に対応してもらえないかもしれません。現実的にはやはり、現地についてから内覧希望の連絡をして、見に行くほうがよいと思います。予め物件情報を見ておくだけでも、目が肥えるので良いかと!もしくは、Kijiji掲載物件の中には、短期で貸してくれるアパート等もあるので、日本にいらっしゃる間に、まずはそういう物件に連絡をし、1ヵ月位入居し、その間に本格的に家探しをされるのも良いかなと個人的には思います。

      なんと奥様、出産のご予定もあるんですね!!妊娠中にカナダにいらっしゃるなんて、私と同じ境遇なのでとても嬉しいです。

      コメントでご連絡いただいても大丈夫ですし、頂いたメールアドレスに後ほどメールも送らせていただくので、また何かあればメールでもご連絡くださいね。

  2. 名前:kenor 投稿日:2015/04/09(木) 07:51:11 ID:1dd420907 返信

    お返事ありがとうございます!メール頂けること楽しみにしています!今後ともよろしくお願いします!