新移民には特に厳しいカナダの平均所得事情

気になるカナダでの生活費と物価。3人家族の我が家の場合・・
カナダで生活するには、毎月どれくらいの費用がかかるのか? カナダへの移住を考えた時、生活費のことはとても気がかりでしたが、留学やワーホリなどの一人暮らし用の生活費は割と紹介されているのだけど、家族用となると情報が少なめで・・。 ...

前回の記事では、カナダの生活費や物価事情に書きましたが、今回はその後半記事として、カナダの世帯収入事情について書きたいと思います。悲しいですが、現実として、もともとのカナダ人と、移民としてカナダに来た人の間には、平均収入にも違いがあるようです・・。

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カナダの世帯別平均収入

こちらのページに、カナダ政府発表の世帯別の平均収入が掲載されています。After-Taxなので、課税後の収入ということになります。

family income

参照元データ:Statistics Canada
※表が大きかったので、一部抜粋しています。全データは参照元のページにてご確認ください。

これをみると、共働き世帯の課税後の収入は95,000ドルくらい、妻もしくは夫が専業主婦(主夫)世帯であっても70,000ドルくらいと、カナダの世帯収入は高いように思えます。また、高齢世帯の収入も割と高くて驚きます。日本と違って年金制度が充実していることもあったり、個人で投資している方も多いのかなと思います。

カナダで出生した人と、移民の間に存在する収入格差

上記の通り、平均的に高めと思われるカナダの世帯収入。でも、移民としてカナダに住み始めた人が、もともとカナダで生まれ育ったカナダ人と同じような給与を得られるかというと、そういうわけでもなさそうです。

こちらのサイトに、少しデータが古いですが、とても気になる、もともとカナダで生まれ育った人と移民の平均所得を比較した表が掲載されています。

immigrant_earnings2

参照元データ:Statistics Canada

これを見ると、大卒カナダ人男性の所得が約62,000ドルに対して、大卒移民男性の所得は約30,000ドルと、なんと半分以上の所得格差があることが分かります。しかも、移民に学歴があろうが無かろうが、もともとカナダで生まれ育った人に対して、移民の平均所得が上回ることがありません。これは移民にとって、本当に厳しい現実です。

また、こちらのページの統計は、移民をさらに、長年カナダに住んでいる移民と、新移民に分けて比較しています。(最新データのものが見つけられず、これも少し古いデータですが・・)

immigrant_earnings

参照元データ:Statistics Canada

移民の平均所得は低いですが、さらにその中でも、長年住んでいる移民に比べて、新移民になったばかり人の所得はさらに低いようです。

カナダでの職歴が無いうちは、収入が低くなりがちということが、まさにデータに表れていますね・・・。一旦カナダでの職歴ができて数年経ってくると、収入も増えてはいるようですが・・。

ただ、この移民の中には、難民(Refugees)として移民になった方も含まれています。難民の方は、他のカテゴリーで永住権を獲得した方に比べて、下記グラフの通り所得が低くなっていますので、全体の移民の所得平均を下げているというのもあるかもしれませんが・・

 fig08-engデータ参照元:5. Trends in economic performance of immigrants in Canada

移民がもともとのカナダ人と同等に稼いでいくのは難しいという現実の中、物価も若干高めなここカナダ。日本と同等の暮らしや、お金のゆとりをもとめて移住するのは、正直難しいと改めて感じさせられます。

でも、カナダの職歴を得られまでの最初の数年間をなんとか切り抜けさえすれば、贅沢は出来なくとも、希望を持ってやっていけそうです。

カナダ東部は収入が低め?州別の平均世帯収入

ちなみに、こちらも興味深い、州別の平均世帯収入

アルバータやユーコン、サスカチュワン、オンタリオなどは世帯収入が高いですね。そしてニューブランスウィックや、ノバスコシアなど、カナダ東部の世帯収入は低いようです。この州別の収入格差をみると、収入を重視して住む地域を決めるのも大切だな、と思わされます。

provincial income

データ参照元:Statistics Canada

ちなみに、この記事内で紹介した参照元ページには、カナダ政府が発表している様々な統計が掲載されているので、見てみると面白いです。

カナダに移住して、今のところ、金銭的余裕↓心のゆとり↑

我が家の場合も、カナダでの学歴も職歴もなかったし、さらに語学力のネックもあるので、上記統計の通り、日本以上に高収入を期待するのは現実的に考えて難しいです。

実際、日本で働いていた時に比べて、夫のお給料はがくんと下がりました。日本にいる時より明らかに生活に余裕はないです・・

でも、結局は、何を望むか、ですよね・・・。

我が家は精神的にも身体的にも健康的な生活が送りたくてカナダに移住したわけで、お金を求めてきたわけではありません。もちろん、最低限生活していけるという前提ありきではありますが、当初の目的がかなった毎日を送れているので、今のところ不満はありません。

でもこれから家族も増えるわけで、先行き不安が大きいのは確か。生活費をしっかり管理していかなきゃーーと自分に言い聞かせます。そして、夫の給料UP&私も働く!!がこれからの目標です