SIMロック解除端末が海外で使えるか確認する方法#3

下記の記事2つに渡って、海外に長期滞在する際には、携帯電話はSIMロック解除して持参したほうがよいことや、ロック解除の方法について記載しましたが、残念ながら全ての機種が現地で使用できるわけでないこと、また使用できたとしてもLTEの高速通信接続が可能なわけではありません。今回はその辺りを詳しく書きたいと思います。

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日本の携帯電話・スマホを海外で使うには

日本で使っていた携帯電話・スマホを海外で使えるかどうかは、下記の2つのポイントをクリアしないといけません。

確認ポイント①通信世代が対応しているか

まずは通信世代の問題で、現地で使えないというパターン。これは今や、あまり特に気にしなくても良い問題かもしれませんが、発展途上国などでは、もしかすると日本では一昔前の通信方式だった2G接続のエリアもあるかもしれません。その場合は、日本のスマホ・携帯を持っていっても、そもそも全く使用できないという可能性があります。

確認ポイント②LTE周波数帯と通信方式が対応しているか

通信世代の他に問題になるのが、高速通信の4Gネットワーク(LTE)の周波数と通信方式。

この問題は、LTE接続が出来るかどうかです。LTE接続が出来なくても、上記①をクリアしていれば3G接続は可能なので、携帯そのものが使用できないというわけではないのでご安心を。

LTEというのは、世界各国で利用されているものの、残念ながらその周波数帯は世界共通ではなく、各国、または、各通信キャリア毎にさまざまな周波数帯を利用しています。そのため、iPhoneやアンドロイド端末は、一部の周波数帯にしか対応しなかったり、各国の周波数帯に対応させるために同じバージョンの機種でも、実は複数のモデルが存在していたりします。

iPhoneのLTE接続

例えばiPhone。

LTE接続が可能になったiPhone5以降、各国違うLTE周波数帯に対応させるために、Appleは複数のモデルを投入しています。その為、持っているモデルによっては、LTE接続が可能な国/通信事業者と、そうでない国/通信事業者があるということになります。Apple公式サイトで、iPhoneのモデル別にLTE接続が可能な国とその通信業者について、詳しい記載があるので、ご参考ください。

See a list of carriers that have certified LTE networks on iPhone in the U.S., Canada, Japan, Germany, UK, Australia, Korea, Hong Kong, and Singapore.

日本の通信事業者から発売されているiPhoneについては、iPhone5s/5c以降は対応LTEバンドが拡大し、多くの国でLTE接続が可能になっています。iPhone6に関しては、世界中でLTE接続が可能と言えるくらい。

iPhone5がLTE接続できる国は限られている

上記のように、最近のiPhoneは大抵の国でLTE接続ができるように作られています。

ただ、問題になりやすいのがiPhone5

上記Apple公式サイトの情報からご説明すると、同じiPhone5でもLTEの周波数帯によって下記3種類のモデルがあることが分かります。

▪️AUで購入したモデル(CDMA A1429)
対応LTEバンド:1、3、5、13、25
LTEが使用可能な国:主にアメリカ

▪️SoftBankで購入したモデル(GSM A1429)
対応LTEバンド:1、3、5
LTEが使用可能な国:主にアジア、ヨーロッパ、オーストラリア、ニュージーランド

▪️日本未発売モデル(GSM A1428)
対応LTEバンド:4、17
LTEが使用可能な国:主にアメリカ、カナダ

私がSoftBankで購入したiPhone5は、上記の一覧でいくと、GSM接続方式のA1429モデルとなります。

SIMロック解除さえ出来れば、アジア、ヨーロッパ、オーストラリアなどでは日本と同じようにLTEの高速ネットワーク通信が可能なのですが、残念ながら、利用周波数帯が違うアメリカ・カナダではLTEにはつながらいことになります。ただ、LTE接続が出来なくても、3G接続で使用可能です。

カナダでLTE接続は必須? 個人的に思うこと

ここカナダでは私のiPhone5はLTE接続できていませんが、それでもさほど不満はありません。というのも・・・1️⃣私の住んでいるノバスコシアだと、ネットワーク接続環境があまり良くなくて、少し街から離れるとLTEが入らない場所が多い。ハリファックス中心部でも、同様。

⇒これはノバスコシアに限ったことではなく、割とカナダ全体で言えることのようです。日本のようにどこでも繋がるというわけではないので、要注意です。

2️⃣日本のようにデータ通信が定額使い放題ではなく、カナダの通信キャリアの料金プランは500MBや数GBなどの制限を設けている場合がほとんど。高額なデータ超過料金を考えると、LTEだろうが3Gだろうが、通信キャリアのネットワーク接続時には、データ通信はなるべく控えざるを得ない

⇒個人的には、この問題が3G接続であっても気にならない一番の理由かもしれません。

3️⃣街中に携帯キャリアやフリーのwifiスポットが充実しているため、LTE/3G接続を利用しなくても、割とやっていける

もちろん、感じ方や捉え方は人それぞれです。外出中もネットワーク接続を存分に楽しみたいという方にはLTE接続は必須かもしれません。少しでも判断の参考になればと思います。

お使いの携帯電話が渡航先で使用できるか簡単に確認する方法

通信世代に、周波数に、そして通信方式に・・・。海外で使えるかどうかを知るためには確認しないといけないことが多くてややこしいですよねでも、簡単に調べる方法があるのでご安心を!

最近では、日本の各通信業が海外ローミングで高速通信接続も可能というサービスを出しています。そのサービスの詳細ページには「海外ローミングでLTE接続対応機種と対応エリア」という対応表が出ていると思います。基本的にはですが、ご自身の機種と使いたい国がLTE接続対応になっていれば、SIMロック解除して現地に持っていってもLTE接続が可能、ということになると思います。

各キャリアの対応表ページのリンクを貼っておきますので、ご確認ください。

「LTE国際ローミング」は、海外でLTEによる高速データ通信が利用できるサービスです。
「LTE国際ローミング」で、海外でも高速通信を。NTTドコモのWORLD WING(ワールドウィング)なら、いつものスマホや携帯だけで海外でも電話やSMS、データローミングをあんしんしてご利用いただけます。

Androidの場合はAPN設定が必要かも

最後に一点だけ注意点を。

iPhoneの場合は各国のAPN設定(Access Point Name)といって、世界中の各通信キャリアのネットワーク接続に必要なアクセスポイント情報が予め登録されています。そのため、現地の通信事業者のSIMカードを入れるだけで、すぐにその事業者のネットワークに接続できます。便利!

ただ、Androidの場合はAPN情報が登録されていないので、手動でAPN設定を行う必要があります。

といっても・・・。現地の通信事業者に自前のスマホを持って行って契約する際には、店頭にてSIMカードを入れて問題なく接続できるところまでをスタッフの方が確認してくれるはずなので、おそらくAPN設定もスタッフの方がやってくれるのではないかと思います。

もしSIMカードを入手して自分で設定するというような場合には、APN設定の方法はAndroid携帯のマニュアルや、ネット上にも方法が掲載されているので、確認してみてください。(すみません、Androidは使ったことが無く方法が不明なので、割愛させていただきます。。。)

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