テフロン加工フライパンは危険!安全なフライパンは?

虫歯対策に良いとされているフッ素ですが、フッ素が体に良くないという研究結果もあります。前回の記事では、フッ素の危険性やカナダの多くの都市で水道水にフッ素が添加されていることを書きましたが、今日はフライパンのお話を。

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フッ素加工されたフライパンの危険性

今や、多くのフライパンが使いやすいように、フッ素樹脂加工がされています。通称、テフロン加工。私も昔はフッ素加工された、こびりつかないフライパンを愛用していました。油をあまり使わなくてもよいし、ヘルシーだわ♪なんて思っていました。

でも、フッ素加工フライパンはいくつか安全性への懸念があげられます。

剥げてしまうフッ素樹脂

フッ素加工フライパンって、長期間使っているうちに徐々にフッ素加工が剥がれてきますよね。こびりつきやすくなったら、「あー、また新しいフライパンの買い時だなぁ」と、買い替えの目安にしていました。

でも、剥がれたフッ素樹脂PTEEは何処へ?!もちろん、料理と共に、体の中に取り込まれているわけです。その多くは体外に排出されるとも言われていますが、有害な化学物質を体に取り込むというのはなるべく避けたいところです。

また、フッ素加工フライパンの多くが、アルミ素材にフッ素樹脂が加工されたものです。そのため、フッ素樹脂が剥がれた個所から、調理の度にアルミニウムが溶け出すことにもなります。アルミニウムの体への吸収率は0.1%とも言われていますが、一旦体に取り込まれたアルミニウムは排出されにくく、腎臓や泌尿器系への影響が懸念されています。

高温で発生する「熱分解」と「有毒ガス」

フッ素樹脂加工フライパンの一番の懸念は、高温で熱した時の熱分解や有毒ガスです。

フッ素樹脂加工は表面温度が260度以上で劣化が始まり、400度前後で熱分解がおこり、有毒ガスが発生し始めると言われています。

フッ素樹脂加工はフッ素樹脂PTFEだけでなく、フッ素樹脂を接着させるために使用される化学物質PFOAにつても発がん性や奇形への影響が指摘されているため、熱分解され、食材に溶け込むのはとても危険です。

また、400度以上で発生する有毒ガスには、とても猛毒なガスも含まれており、近くにいた鳥が死んでしまったという実験もあるくらいです。

しかも、怖いのが発生する有毒ガスは無色無臭であるということ。いつの間にか有毒ガスが発生していても、気づかないことになります。

フライパンの加熱と表面温度

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では、一体何分でフライパンの耐熱温度である260度や、有毒物質が発生する400度という高温に達してしまうのか?

一般的なフッ素加工フライパンは、強火で1分間空焚きしただけで、表面温度は200度に軽く達します。そして、2分以内には350度に。そのまま空焚きを続けると、たった数分で400度という危険な温度にも達してしまいます。

私がたまにやってしまうフライパンの空焚き。気づいたら火をつけたまま、数分経っていた、ということもあって。。。

注意書きにも必ず、『空焚き』はNG事項として書かれていますが、フライパンの劣化を招くからだけでなく、吸気からも危険だったからなんですね。

少量食材の調理や、少量油の揚げ焼き調理も危険

でも、気を付けなければいけないのは、空焚きだけではありません。少量の食材を炒めるときも『空焚き状態』になっているからです。

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出典元:イワタニ・プリムス㈱

例えば、お弁当用にウインナーを数本だけ炒める、なんていうこともあると思いますが、食材が載っていない部分は空炊きと同じ状態に。しかも、食材を炒めている分、5分以上炒め続けているケースも多々あると思います。

その時のフライパンはというと、超高温。フッ素樹脂の劣化、さらには熱分解も始まり、有毒ガスまで発生している可能性が高いです。

また、空焚きだけでなく、少量の油で「揚げ焼き」する調理法というのも危険です。揚げ焼きって、油を少量しか使わないため、お手軽な調理法としてお気に入りなのですが、火加減に気を付けないと、油が高温になって出火する可能性があると言われています。

でも、出火するということは、つまりは油の温度はすでに370度前後!!出火する前から、フライパンは劣化が始まっており、有害物質も発生し始めている可能性があります。

以上がフッ素加工フライパンが危険と言われている理由です。フッ素が体に良くないと知ってからは、このノンスティックのフッ素加工フライパンを使用するのも怖くなって使用を中止しました。

海外ではPTFE・PFOAフリーフライパンが多く販売されている

フッ素加工フライパンは安全だと主張している人も多いですよね。

でも、本当に危険性がないのであれば、昨今、特に海外の調理器具メーカーがごぞってPTFEフリー、PFOAフリーのフライパンを続々と販売しているのは、なぜでしょう?私が住んでいるカナダでは、ウォルマートなどの安売り量販店でさえ、「PTFE・PFOAフリー」を明記したフライパンを販売しています。

下記の通り、元祖テフロン加工とも言えるティファール(T-Fal)でさえ、規制が厳しい海外に向けては「PTFEフリー、PFOAフリー」を売り文句にしたフライパンを販売しています。

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元画像出典:t-falusa.com

日本のティファールではこの商品は販売しておらず、アマゾンを見ても、並行輸入されたものしか取り扱いされていません。

ティファールは日本向けにも「セラミックコントロール」というセラミック加工フライパンを販売していますが、この商品説明ではPTFEやPFOAや安全性については一切触れていません。セラミックとふっ素樹脂のコーティングを、使い勝手や耐久性の点からのみ比較しています。
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出典元:ティファール公式HP

これは個人の勝手な推測ですが、この商品で「PTFE・PFOAフリー」として安全性をうたってしまうと、同社が販売している数多くのフッ素加工フライパンと矛盾が発生してしまうからではないか、とも思います。

安全でおすすめなフライパン

フッ素加工フライパンを危険と捉えるかどうかは、個人の考え方次第ではありますが、フッ素加工のフライパンをやめるとしたら、何を使えば良いのか?

フッ素加工のフライパンに代わる安全なフライパンとして、鉄やステンレス製、セラミック加工のフライパンがいいとされています。これらであれば、上記で説明したPTFEフリー・PFOAフリーの製品となります。

でも、フッ素加工の便利さになれてしまったら、いくら安全と言えど、フッ素加工の無いフライパンを使うのは正直不便なものです・・。

私も今までいくつかの安全性が高いと言われるフライパンを試しましたが、こびりつきが少なく、手入れがしやすい、この2点にこだわったおススメのフライパン2種類をご紹介したいと思います。

おすすめ①:やっぱり鉄!!鉄のフライパン

日本にいる時に利用していたのは、鉄のフライパンです。

鉄フライパンにも色々あれど、私が使っていたのは、鉄フライパン初心者でも使いやすいとされていた、リバーライトの極ROOTSフライパン。普通の鉄フライパンよりも焦げ付きにくくて、お手入れも簡単という点に惹かれて購入しました。

やっぱり昔からの伝統物って素晴らしい!鉄と言えど、少量の油でも、きちんと温めてから使えばくっつくことも無く、オムレツだってすごくきれいに焼けます。

熱伝導も良くて調理も早いし、お手入れも思っていたより全然簡単!!洗剤は使わずに、鉄たわしなどの固い素材のものでガシガシと洗って、お水でじゃーーって流すだけ。「フッ素加工が剥がれないようにしなきゃ」なんて変な気を使わなくて良いのが素晴らしい!

しかもリバーライトの極フライパンだと、鉄の表面を窒化させるという特殊な処理をしているらしく、極めて錆びにくい。だから、極なのか!

そのため、錆び防止塗装もされていないので、使い始めの空焚きも不要だし、日々のお手入れでも、錆び防止のために洗った後はすぐに乾かして、油を塗って・・・なんていう面倒なお手入れも不要で、ただ放置でOKでした。

また、鉄フライパンは寿命が半永久!使い始めたらどんどん劣化していくフッ素加工フライパンとは対照的に、使えば使うほど油が馴染んで使いやすくなっていきます。カナダに来る前まで2年以上はこのフライパンを使っていたけど、もちろんまだまだ現役、油も馴染んでさらに使いやすいフライパンになっていました。

リバーライト極フライパンだと、持ち手(ハンドル)が壊れても、持ち手だけ購入することができるので、本当に長年使うための商品として販売しているんだな、と思います。メーカーさんのHPを見ても、随所に健康へのこだわりをとことん感じます。鉄素材の放射性物質に対する懸念に対してさえも、真摯に対応しています。

大のお気に入りだった極フライパン。カナダへの移住の際に極力荷物を減らしてきたので、なんと不燃物行きにしてしまいました・・・。今思うと、なんて勿体無いことをしたんだ、とすごく後悔です。

※2015/10/03更新:
再び入手したので、下記記事に詳しくレビューしました。良かったらご覧ください。

リバーライト極ROOTSフライパンを入手したので徹底レビュー!こびり付かない夢の鉄フライパンとはいかに?
新たに入手した、極ROOTSの鉄フライパン。久しぶりに使ってみると、やっぱり鉄は最高!鉄フライパンに興味はあっても、使いやすさに不安を感じている方も多いと思うので、リバーライト 極ROOTS フライパンの使い勝手や使い方などをご紹介します。

おすすめ②:高い安全性で世界的に人気!グリーンパン

カナダではいい鉄製フライパンが見つからず悲しんでいたんですが、お気に入りのフライパンに出会えました。それがこれ、グリーンパン♪

グリーンパンって日本でも有名ですよね。体に良い、環境にも良いと、広告されているのを見かけます。私も上記の極フライパンを買う前に、グリーンパンもいいかな?と候補に上がっていました。公式HPを見ても、極フライパン同様、安全へのこだわりを感じます。

また、ここカナダでは先ほども書いた通り、PTFE・PFOAフリーのフライパンが一般的に販売されているため、グリーンパンも大型スーパーやデパートのフライパン売り場でよく見かけます。

このグリーンパンはいわばセラミック加工のフライパンです。フッ素樹脂加工されていないのに、こびりつかないという優れもの。

しかも、耐熱温度は450℃と、フッ素加工のフライパンの2倍近くの耐熱性があるので、有害物質も出ないそう。熱伝導も高いので、調理時間も早い。

でも私、日本にいる時に日本製の白いセラミックフライパンを使ったこともあったのですが、それはすごくこびりつき易くて、チャーハンも作りづらかった・・。決して安いものじゃなかったのに。なので、正直、セラミックというと、その時の悪い印象が強くて、このグリーンパンも半信半疑でした。。

でも、予想に反してグリーンパン、結構いい感じです!!少量の油を使うこと、中火の火加減を守ること、この二つに気を付ければ、さほどこびり付くことなく調理できます。もちろんフッ素加工にくらべると、『くっつかない』のレベルは違います。多少くっつきます。しかも、油なしというのは厳しいです。

かれこれ3か月使用している我が家のグリーンパンがこんな感じ。ちょっと落ちない汚れがついてきてしまっているけど、セラミックコーティングが剥がれることもなく、まだまだ使える状態です。

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まとめ

以上、テフロン加工フライパンの危険性や、安全なフライパンについてご紹介しました。

高温調理にさえ気を付ければ、フッ素加工フライパンも安全に使えるのかもしれませんが、日々の調理の中で、ついうっかり空焚きしてしまう可能性はどうしてもぬぐえません。その危険性や、高熱調理によるフッ素の劣化を考えると、やはり安全性の高いフライパンがおすすめです。

今回紹介した極フライパンとグリーンパン、いずれもメーカーさんの健康への強いこだわりを感じる良い商品です。でももし、両者の選択肢があるならば、私はグリーンパンよりも、極フライパンを選びたいです。使い勝手もよかったし、やっぱり半永久的な寿命というのがコストパフォーマンス的に素晴らしい!安全性も、より鉄フライパンの方が高いと思いますし。

今回の記事がフライパン選びに悩んでいる方の参考になれば幸いです。

※極フライパンがどうしても欲しくて、結局日本から取り寄せました。改めて詳しくレビューしているので、よかったらこちらもご覧ください。

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