カナダでピアノ。グレード試験「RCM」とは?グレード1の試験内容・レベルはこんな感じ!

息子7歳、カナダの音楽グレード試験である「RCM」の準備を始めました。

RCMは日本でいうヤマハなどのグレード試験のようなものなのですが、より難しくて厄介だという噂・・・。

RCMとは一体どんな試験なのか?!

今回の記事では、RCM試験の概要、そして、今回息子が受ける予定のピアノの「グレード1」の試験内容を詳しくご紹介したいと思います!

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RCMとは?

RCMというのは、The Royal Conservatory of Music(トロント王立音楽院)が実施している統一音楽試験です。

ピアノやバイオリン、フルート、ギター、クラリネットなど、21の楽器毎に試験があり、カナダやアメリカで音楽を習っている人にとっては、最も有名な試験と言えます。

試験は年に3回、春、夏、冬に実施されています。

試験のレベルですが、基本的にGrade1-10(10が最高位)となっています。ピアノの場合は、入門レベルのPreparationA、Bから始まり、Grade1-10、そして、教授法のARCTと続きます。

各レベルを受けるためには年齢は関係なく、3歳でグレード1を受ける子もいれば、50歳で受ける人もいます。

この試験は演奏の実技試験だけでなく、グレード5になると記述式の音楽理論試験、さらにグレードがあがると音楽史、調音などもあり、非常に厄介!単に「ピアノが弾ければOK!」というわけではないので、この試験を受けるかどうか賛否両論があります。

ただ、RCMの大きなメリットが、高いグレードを保持すると、高校でのクレジット(単位)として認定されるという点。これにより大学進学や奨学金申請が優位になるため、高いグレードを目指す学生さんも多いようです。

どのグレード(級)がどの学年のクレジットに認定されるかは、州によって異なりますので、詳しくは公式HPにてご確認ください。

正直、高校のクレジットになるレベルまで楽器を習い続けること自体難しいかもしれませんが、そこまでのレベルに行かなくても、モチベーションアップとして利用できれば良いですよね。

我が家の場合も、息子にはピアノの道へと進んで欲しい!──なんてことはなく、、、単に本人も好きだから習っている「趣味レベル」。音楽教室のリサイタルと同様に、RCMが本人にとっての目標となり、やる気につながれば良いなと思います。

グレード1の試験はこんな感じ

RCMの試験内容ですが、RCM公式サイトに各楽器ごとのシラバスが掲載されており、そこで詳しい内容、課題曲の候補などを知ることができます。

ここでは、息子が現在準備中のピアノのグレード1の試験内容をご紹介したいと思います。

教本

まずは、グレード試験のために購入した教本からご紹介。

3冊で45ドルほど。薄いのに高い。中身は以下で順次ご紹介します。

試験内容

これがグレード1の試験内容です。高配点のレパートリーの演奏、そしてテクニック演奏、イヤーテスト、初見演奏と続きます。

一つづ詳しく見てみると──

レパートリー演奏

レパートリーでは、指定された課題曲リストA、B、Cの中からそれぞれ1曲ずつ弾きます。

まず、リストA「バロック・クラシック」の課題曲の中から1曲。シラバスには課題曲が数十曲ほど掲載されています。例えば、下記のような曲があります。

そして、次にリストB「ロマン派、20世紀、21世紀」から同様に一曲選びます。課題曲候補にあるのは、例えばこんな曲。

そして、リストC「インベンション」からも1曲。

テクニック演奏

Grade1のテクニカルの項目は、スケール、コードを弾く内容になっています。「Techinical Requirements for Piano」の教本を使って練習します。

また、テクニカルの項目では「Etude」からも1曲演奏もあります。「Piano Etudes」の教本か、シラバスに掲載されている課題曲の中から選びます。実際に演奏している動画だと、例えばこんな曲。

聴音テスト

配点は低いですが、リズムとメロディを聞き取る聴音テストもあります。

グレード1のレベルは、例えば上記の違いを聞き取るレベルだったりと、割と簡単。ちなみに、このアプリのような画面は、「Sight Reading and Ear Tests」の教本を購入すると、無料でオンライン練習ができる「digital-learning」から。

初見演奏

そして最後に、リズムとメロディーの初見演奏です。こちらも配点は低め。

その場で与えられたリズム、そして、メロディを演奏します。

Sight Reading and Ear Tests」のテキストに練習用の楽譜が掲載されていますが、イヤーテスト同様、グレード1のレベルだとさほど難しくありません。(一回分は、4小節の一段だけです)

まとめ

以上、カナダの統一音楽試験「RCM」についてのご紹介でした。

グレード1の受験内容やレベルを中心にご紹介しましたが、これから受験される方、受験予定のお子さんをお持ちの方に参考になると嬉しいです。

さて、我が家の息子は「Piano Adventure 2B」 の教本と平行して、RCMの準備を進めていますが、今はテクニカル演奏のスケール、コードの練習中です。たぶん夏の受験には間に合わなそうなので、冬に受けられたらいいなと思います。

でも、Piano Adventureと違って、テキストは何の挿絵もないし、見るからにつまらない感じ。課題曲も、「歌いながら楽しく弾く」というものでもないですし、スケールの練習などは特に単調で・・。

果たしてうちの息子は大丈夫なのか!?そのうち、グレード2、3、4、5・・・と、RCMの試験内容をご紹介していけたらいいなと思うものの、本人のやる気が消滅して、今回の記事が最初で最後になるかもしれません(笑)